9. 環境
環境

目標は人口増加ではない、テレワーク2.0で地方創生の再定義を

ニュース記事

(中略)人口減少という危機をバネにし、人口だけに注目しすぎた地方創生1.0は、いわば「消極的地方創生」でした。この方法では人口の増加にも地方創生にもつながりません。
(中略)地方創生もバージョンアップし、「地方創生2.0」とでも呼ぶべき「積極的地方創生」に舵を切りなおすべきだと思うのです。(中略)  
 現実を見れば、リアルな人口を増やすことを目標にすることは多くの地方では現実的ではありません。これからはむしろ、その地域に住民登録をしているリアルな人数の増加を目指すのではなく、その地域で豊かに暮らしている人を増やすことを第一に考えるべきだと思うのです。最近の流行で言うと「ウェルビーイング」、少し前の言葉なら「クオリティ・オブ・ライフ」(QOL)の質を上げ、その地域の一人ひとりの暮らしを豊かにし、満足度を上げていくことを目標にするのです。  
 仮に地域の人口が多少増えたとしても、孤立した人が点在しているようでは、暮らしの質の向上、という点では意味は小さいと思われます。人と人とが出会い、つながって、ネットワークになっていけば、1+1が2ではなく2.5や3になっていきます。その数字を大きくしていくことを第一に考えるのです。  
 そこで重視してほしいのが「関係人口」の概念です。その地域に元から住んでいる人や移住してきた人の数を「定住人口」、その地域に観光やビジネスなどで一時的に来た人の数を「交流人口」と呼びますが、「関係人口」はその地域と関わりながら出入りする人の数です。
(中略)テレワークやワーケーションという形でありながらも滞在先の地域に溶け込み、隣近所と収穫した作物を交換したりしながら生活を楽しみ、QOLを上げつつ、より付加価値の高い発想・仕事をしていくといった働き方を推奨していくべきです。最終的にはそのほうが資本主義的にもよい効果を生むはずです。
目標は人口増加ではない、テレワーク2.0で地方創生の再定義を (msn.com)

哲学的な解説

動因が,ある物事ないし出来事をひきおこす原因一般をさすとするならば,動機は個人的行為あるいは社会的行動へと駆り立てる内的動因である。そこで動機の内容も行為(行動)の種類によって異なる。無意識的行為の動機は衝動ないし傾向性,任意の行為の動機は恣意,意図的行為の動機は目的志向である。が,意図的行為を決定するのは目的合理性のみではない。そこには同時にその行為をなす人間の価値観,義務意識,責任感,道徳的宗教的エートスなどが働く。要するに,価値志向も同期の一つになる。
哲学事典』「動機」(p.1001)
人間をして人間たらしめる性格規定.その性格規定が,人間はいかにあるべきかという志向を含意するかぎり,ただちに価値指標の意味を帯びる.(中略)たんなる個体の集合に解消されない具体的な〈類〉の概念把握への端緒をつかむ.と同時に,その同類,〈似たもの〉とのかかわり合い方について,あるべき把握への方向を学んでゆく.この把握が歴史の具体的展開のなかで自覚化されたものが〈人間性〉の概念にほかならない.
岩波 哲学・思想事典』「人間性」(p.1233)

自主管理個人主義による哲学的な学習

感情や理性に、発想や個性等を発揮できる行動を増やしていき、逆に、これらを著しく抑制あるいは全否定する行動を、必要最低限以外は、極力避けること。
自分の原動力(欲)に基点(意)を立てては、その基点の原理(徳)を成立させていくこと。
享受している公共サービスの仕組みやその実態を学び知って、自分が提供しているもしくはこれから提供する財品やサービス等の価値を利他的に省察すること。
本当の人間観察を行うこと。例えば、店で人々の交流の様子や店員等の働きぶり等を、徳を以て、敬意のある観察を行って、創意を凝らす分析を行うこと。
社会的な義務を、私利私益(私利私益が、道徳心や倫理観等をはじめ、良好な人間関係や適正な労働環境や個人事業の確保等)へと変えていくこと。
「価値を見出すこと」の起点にして基点は、他ならぬ自分自身の内界の未知を探求並びに開拓していくことであるのを自覚すること。
認識の限界を理解して、適時に学習や分析等に行っていくこと。
内界の物(脳や神経の働き)と事(心理や精神の変化)を創る(意志による無生命の生命化)ことで、創造力(主体的な生命力)を向上させていくこと。
先天性を学び知って、諦め悟る心と、後天性を学び知って、自発的かつ継続的な学習に努め励むこと。
「社会的な役割」や「身体」という物体ではなく、「精神の多様性」や「心理の複雑性」から、「自分は誰なのか?」という疑問を懐いていくこと。
「人が環境を形成する」という能動的な観点と同時に、「環境が人を形成する」という分析的な観点を持って、洞察力と認識の深化を実現していくこと。
人との出会いの回数の増加だけではなく、人との交流の内容についても再考し、そして自分の交流の意図を広範化させていくこと。
財が心を使役しているという社会的な運命を学び悟りつつ、個人的な修徳を以て、心が財を活用するという学習成果を収めていくこと。
「なす」という自発的な働き掛けだけではなく、「なる」という受動的な分析をも持つことで、ストレスの増加とストレス耐性の増強の均衡を保つこと。
自分自身の弱さや劣りにある、正しさや良さ等を見出しては、そこから自己管理を通じて、意力や人徳へと変えていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「環境」

紹介文献

農山村の荒廃と空間管理―計画学の立場から地域再生を考える | 齋藤 雪彦 |本 | 通販 | Amazon
農業の衰退や高齢化、耕作放棄地の増加という現代の状況に対し、本書では、従来の空間を「利用」する観点ではなく、空間を実際に成立させる「メンテナンス」(=作業)の側面からとらえ、荒廃の実態と再生への道筋を住民の生活から展望する。
持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン | 筧裕介 |本 | 通販 | Amazon
土(コミュニティ)、陽(ビジョン)、風(チャレンジ)、水(教育)。地域の生態系をしなやかに再生する。
一過性のイベントやハコモノ頼みの施策ではなく、 長期的かつ住民主体の地域づくりはどうすれば可能なのか? SDGs(持続可能な開発目標)の考え方をベースに、 行政・企業・住民一体で地域を着実に変えていく方法を ソーシャルデザインの第一人者がわかりやすく解説。
科学的かつ実践的、みんなで取り組む地域づくりの決定版ハンドブック。
持続可能な地域には、4つの豊かな生態環境がある。
・土……つながり協働し高め合う「地域コミュニティ」
・陽……道を照らしみんなを導く「未来ビジョン」
・風……一人ひとりの生きがいを創る「チャレンジ」
・水……未来を切り拓く力を育む「次世代教育」
 これらを備えた「持続可能な地域」を実現するための、 具体的・実践的な方法論を示すこと。それが本書の目的です。
人を伸ばす力―内発と自律のすすめ | エドワード・L. デシ, リチャード フラスト, 桜井 茂男 |本 | 通販 | Amazon
◆アメとムチはもう利かない!
◆人の意欲と能力を伸ばす力は何か?アメとムチというのが従来の常識ですが、近年の心理学の研究はこの常識を否定し、課題に自発的にとりくむ「内発的動機づけ」と、自分が自分の行動の主人公となる「自律性」の重要性を実証しています。では内発的動機づけと自律性はどうしたら伸びるか、その成長をたすける方法は何か。説得的な事例に富み、研究成果への柔軟で深い洞察、現代社会の鋭敏な観察から書かれた本書は、自己の成長を願う人々はもとより、成長をたすける立場にある親や教師、カウンセラー、管理者にとって、人間観がひっくりかえされるような読書経験となるでしょう。

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