ニュース記事
矢野氏は、日本政府や一部の学者が「植民地支配や強制連行はなかった」「炭鉱の現場で日本人と朝鮮人の待遇に差はなかった」などと主張している状況だが、李氏の手記が歴史の歪曲(わいきょく)に反論する実証資料であると強調した。 矢野氏は、李氏が動員された上山田炭鉱について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」(全23施設)に含まれている端島炭坑(軍艦島、長崎県)と同じく三菱の所有だったと指摘。その上で、手記を通じ炭鉱での朝鮮人労働者の待遇がどのようなものだったのかを知る契機になるとした。 |
哲学的な解説
一般に性格,道徳的気風,品位などを意味する。(中略)エトス(習慣)を身につけることにより形成される習性と天性が合した性格を意味し,一時的な感情(パトス)とも冷静な知能(ディアノイア)とも区別される。 |
知的欲求が,主体による適切な解釈格子の案出やプラグマティックな問題解決のみを目指すのではなく,すでに先在している真理・実在の発見であるはずだという要請,さらに,そうした真理・実在こそ現象についての経験的な知を可能にする根拠であるのだから,真理・実在はすでにある意味でわれわれに知られていたものであるはずだ,という要請である. |
自主管理個人主義による哲学的な学習
![]() | 他者批判だけではなく、適切な自己批判をも行うことで、自由・責任・達観等からの逃避を着実に無くしていくこと。 |
![]() | 類似性や帰属意識、または相違性や敵対関係等に基づくのではなく、博愛的な義理人情に客観的な法則性や公平性等に基づいて、評価や判断等していくこと。 |
![]() | 名辞や通念等に基づく主張だけではなく、広範囲に亘る時間と、その過程における事象の変化とその多様性や複雑性等に対する学習をも行うこと。 |
![]() | 自分自身をはじめ、自分の親近者達や帰属している共同体(集団・団体・組織・地域・社会・国家)の欠点や弱点に悪弊等を、批判的に学び知っていくこと。 |
![]() | 責任の所在を、無責任な他者に組織や社会等から、自分自身の意志のある知的な学習意欲並びに学習能力・学習活動へと移していくこと。 |
![]() | 抜本的かつ徹底的に実事求是に努め励んでは、持続的に曲学阿世に対抗し続けて、主体的に学問を楽しみ続けていくこと。 |
![]() | 今現在のあらゆる事物や事象の成り立ちを、定期的に深く追究し続けていくこと。 |
![]() | 破壊や混沌等から、秩序や規則等を見出しては、遠大な創造力を学び得ていくこと。 |
![]() | 「かつて在った」や「もう無い」に「未だに無い」等、区分を行う時間の観念だけではなく、「ずっと在り続ける」という哲学的な時間の観念をも持つこと。 |
![]() | 「物体」即ち「固体」や「有形」等に認識を束縛されることが無いようにして、「事象」即ち「流体」、さらには「内容」即ち「気体」や「無形」をも観ること。 |
![]() | 万物・万事の連環を確りと学び知っては、その多様性や複雑性に満ち溢れた不道徳で美的な変化に対して、道徳的かつ美学的に適応していくこと。 |
![]() | 国名や地名、民族名や人名、思想や主義等、名辞とその概念に執着して、疎外という状態に陥らないように、名辞とその実態を正しく学び知っていくこと。 |
![]() | 時間を大切にする習慣を以て、深い学習に伴う多大な激痛や辛苦に対する克服を成功させるための時間を確保していくこと。 |
![]() | 先哲達の遺徳を懐疑的・批判的・独創的に学び受け継いでは、生命の無い生命の遺産に生命力を吹き込んで、時空を超越した社会的な孤高を実現していくこと。 |
![]() | 善き自己管理の大本は、「自分自身に道徳的をはじめ、科学的や美学的、そして主体的に関心や興味に愛すること。」であるのを学び知ること。 |
紹介文献
竹内/康人 1957年浜松市生まれ。1980年代後半から、静岡県での戦時期の強制連行の調査を始め、1990年代後半から全国調査へ。2005年、強制動員真相究明ネットワーク結成に参加、日本や韓国での資料調査をすすめ、軍人軍属の動員、未払い金の実態などについて研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |