5. 経営
経営

女性は「手ごろな人材」? 人口減社会、中高年男性に代わる多様なリーダー育成を

ニュース記事

 ――「多様性確保」のメリットを得るには、女性を単なる労働力ではなく、意思決定にかかわるリーダー層にまで押し上げることが必要ですね。
 本田 はい。企業は、経営判断に関与できるようなポジションに、女性をどんどん就けていくことが大切です。将来の人口減少に備えるには、女性、外国人、若手を積極的に採用し、大切に育成して、将来の経営を担える「多様な人材」のプールを、ここ20年くらいで大きくしておくことが必要です。
女性は「手ごろな人材」? 人口減社会、中高年男性に代わる多様なリーダー育成を (msn.com)

哲学的な解説

(中略)「出自に基づく地位」ascribed status と「業績の結果としての地位」achieved status は、地位決定の一つの基準を示したものであり,順位を論ずる際に注目されるものである。競争の原理と伝統ないし威光の原理とが順位決定と順位の構成とを考察する場合に特に意味がある。
哲学事典』「順位」(p.698)
私が視られていると意識したとき,私は他者にとっての対象的存在となり、自由な超越性が奪われている.私の主体性を取り戻すために,私は他者を私の眼差しの対象にする.
岩波 哲学・思想事典』「対他存在」(p.1018)

自主管理個人主義による哲学的な学習

「意識」という脳の活動並びに内界の現象を、「意識」即ち「知の知」を積み重ねていくこと。
自分に対する相手や社会の印象や評価等の予想や解釈に究明に努め励みつつ、それよりも、相手や社会並びに自分自身の実態に対する理解や洞察に努め励むこと。
観念の発展や深化に多様化や相対化を実現していくために、観点の多面化や多角化、そして、精確かつ詳密な分析に努め励んでいくこと。
主体的な挑戦を以て、他者や社会に時代の伝統・常識・通念・風潮等を着実に善く破壊していきつつ、自分自身の成功や業績等の問題点や欠点等を明確にすること。
精確で詳密な分析・広範で深奥な洞察・建設的で挑戦的な詳解等だけではなく、十二分な休養・労力の軽減・娯楽の確保等にも努めて、思考を柔軟にしていくこと。
名辞・形式・伝統・権威等の、表層的な通念や形骸的な時流に受動的な文化等に囚われて本末転倒しないようにして、物事の核心や原点等を追究していくこと。
「多様化」という必然的な現象を常日頃から哲学的かつ科学的に体得していくこと。
思弁と経験を両立や融合させて、現実における時間の一元性とその有限性と、内界における時間の多元性とその多様性等を、実践的に理解と活用していくこと。
内界に潜在する様々な時間「過去」の多様で深遠な内容と、その決定的で絶大な影響力を着実に究明していくこと。
変化に対する勇敢な関心や積極的な興味に主体的な認識とその知識を懐いていくこと。
形式的や受動的に与えられたものを能動的に活用し、主体的で能動的に得られたものの方を、独創性を以て応用していくこと。
通念や時流等によって定義付けられた言葉の内容だけではなく、多様で複雑な歴史や実態等によって誕生や変化した言葉の内容をも学び知っていくこと。
金銭に名誉や地位等を道具や手段等として、自他周囲の体・知・徳の発揮や、科学や文化等の善き発展や振興等への寄与等を志していくこと。
最終的に、他者や社会はもちろんのこと、自分自身をも超越する「知並びに学習」を以て、自己を創造的に認識していくこと。
時間を所有していくことで、金銭欲や物欲、名誉欲や権力欲等を克服しつつも、それらを主体的な自己実現欲へと、創造的・哲学的に改善していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「経営」

紹介文献

多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織 | マシュー・サイド |本 | 通販 | Amazon
 なぜ一部の組織や社会はほかに比べて革新的なのか?  
 経済をさらに大きく繁栄させるには、多様性をどう生かせばいいのか?  
 致命的な失敗を未然に見つけ、生産性を高める組織改革の全てがここにある
Amazon.co.jp – 自己と他者―主観性・共感・恥の探究― | ダン・ザハヴィ, 中村 拓也 |本 | 通販
自己と他者をめぐる哲学と経験科学の豊饒にして生産的な対話。古典的現象学の心の理論論争、共感理論、社会的認知への寄与可能性を余すところなく論じた現象学の現代的展開の到達点。
7. 教育
教育

「モンスター学生」はますます増長 学生を過剰に“お客様扱い”する大学の窮地

ニュース記事

 私大に勤務し、母国の文化産業などについて講義をしている外国人教員のBさん(40代女性)も、学生から過剰な苦情を受けることは少なくないという。  
 「私が勤務する大学は偏差値50を少し下回るくらいの私立大学です。日本で大学教員ができることは母国の両親もとても喜んでいて、私も誇りに感じていました。しかし、いざ働き始めたら、学生たちの実態は想像とは大きく異なっていた……。    
 たとえば、レポートを課すと、外国人以上に日本語が書けない学生も珍しくないのです。先日、ある学生にレポートの再提出を求めたところ、大学の事務に『外国人教員がパワハラをする』と訴えられました。  
 また、何度『ネットのコピペはダメ』と教えても、文章の語尾などを変えてコピペレポートを提出する。そこで注意したところ、今度は学生と保護者から大学にクレームが入ったこともあります。大学事務は、教員よりも学生を優先する傾向があるので、『クレームが来ないように授業をしてください』と私に通達してきました」(Bさん)
「モンスター学生」はますます増長 学生を過剰に“お客様扱い”する大学の窮地(マネーポストWEB) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

(中略)欲するままに行いながらその行為が独特の道徳善を実現するような美しい心情(中略)
哲学事典』「美しき魂」(p.138)
(中略)実際グローバリゼーションの現代的な文明状況においては,比較文明的パースペクティヴのもとに多元的価値観の様相が拡がっている.
岩波 哲学・思想事典』「価値哲学」(p.244)

自主管理個人主義による哲学的な学習

常日頃から、自分自身の言動の動機を、批判的かつ進歩的に見直していくこと。
社会の通念や需給等の外圧を受けつつ、その好影響・悪影響の両方を、学習を以て主体的に分析しては、主体的に理解して、主体的な実践を自ら積み重ねていくこと。
問題や課題等を自ら常に創造的かつ挑戦的に探求し続けることで、外界の変化から受けて生じる自身並びに内界の変化を善きものへと変えていくこと。
学問の喜びや楽しさに幸せを学び知るために、理由や原因等を創造的かつ挑戦的に探求しては、失望や絶望に、喪失感や虚無感等を善く積み重ねていくこと。
回避や逃避、否定や拒絶、快楽や夢中に忘却等でストレスを軽減や緩和するだけではなく、懐疑的かつ批判的な追究や、創造的かつ主体的な学習等も行うこと。
他者や社会に世界の有様や変化等を評価することばかりに偏らないようにして、その有様や変化等をありのままに認知し、そして、自己分析を行っていくこと。
自分自身の間違いや誤りに過失等を定期的に猛省しては、最近起きた間違いや誤りに過失等、そして、懐いているストレスや苦痛に問題等との因果関係を学ぶこと。
享受や謳歌している物や事等を創造的に善く再認識して、自主的で主体的な創造力を身に着けていくこと。
総じて、人間の学習意欲の向上並びに学習能力の発揮は、極めて受動的で消極的であることを学び悟ること。
知識の必要性や重要性等を受動的や消極的に知るだけではなく、知識から喜びや楽しさ、素晴らしさや美しさ、そして、幸せを、孤高を以て見出していくこと。
環境の実態とその影響と、自分自身の性格や本意の関係を学び知り、経済的にも社会的にも、そして心理的にも精神的にも選択肢や可能性を広げ深めていくこと。
言語の大切さを、社会生活だけではなく、個人的かつ積極的な道徳や審美等からも学び知っていくこと。
道徳や倫理に哲学等を以て、利己心を猛烈に批判や否定等しつつも、善く洗練しては、高度化や深化させて、私利私益と公利公益の善き両立に努め励んでいくこと。
誠の自己肯定を実現するには、自他周囲からの様々な批判や否定に拒絶等を学び知ることが必要不可欠にして重要不可欠であることを学び知ること。
受けた批判や否定に拒絶、そして、被った理不尽や被害に悪影響等を、主体的かつ進歩的に善く活用していくことを実践していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「教育」

紹介文献

魂から心へ 心理学の誕生 (講談社学術文庫) | エドワード・S・リード, 村田 純一, 染谷 昌義, 鈴木 貴之, 佐々木 正人 |本 | 通販 – Amazon.co.jp
一九世紀前半、人の心理を探求したのは作家や医者や牧師たちであった。世紀末には実験心理学の成立により、それは心理学者・生理学者たちの領域となる。だがその道筋は単線的ではない。本書では、魂の概念に代わる心の概念の登場、自然化を目論むアンダーグラウンド心理学の水脈など、複雑に入り組んだ流れを整理、心理学史の新しい像を力強く描き出す。
人権の哲学: 基底的価値の探究と現代世界 | 木山 幸輔 |本 | 通販 – Amazon.co.jp
人が人であるがゆえに持つ人権。その正当化の根拠とは何か。本書は、ロールズやベイツ、グリフィンらの議論を整理し、「自然本性的構想」と「政治的構想」との論争を詳細に分析。対立の本質を探り、人権論が向かうべき新たな方向性を示す。膨大な資料を駆使した、気鋭の研究者の先駆的研究。
5. 経営
経営

元従業員「社長は金にうるさかった」 社長経営の宿泊施設 実態語る

ニュース記事

 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船が沈没した事故。  
 運航会社の桂田精一社長が経営する宿泊施設の元従業員が取材に応じ、「社長は金にうるさかった」ことや、ずさんな経営実態を語った。  
 宿泊施設の元従業員「お金にはうるさいです。仕事で壊れたものを接着剤でつけて出してと言う。そんなのお客さまに出せます?」  
 桂田社長が経営する宿泊施設で長く勤めていた男性は、取材にこのように述べたうえで、桂田社長の金にうるさく、パワハラ気質の性格が事故につながったのではと証言した。  
 宿泊施設の元従業員「とにかく自分から(金を)出すのが嫌いだから、事故にあったんじゃないかと思う。(従業員を)人間扱いしていない。自分が偉いから、お前ら言うこと聞けって。そういうところでケチるから、みんな辞めていく」
【独自】元従業員「社長は金にうるさかった」 社長経営の宿泊施設 実態語る (fnn.jp)

哲学的な解説

(中略)人格は,⑴個人と環境の力学的関連を重視する立場から,⑵観察,実験,テストなどにより把握しうる個体の「行動」を手掛かりに,構成され,将来の行動の予測を可能にする「媒介概念」(仲介変数)として,⑶操作的に定義しうるものに,近づくであろう(たとえば,キャッテル研究)。
哲学事典』「人格」(p.733)
働くこと・仕事・職業の意味の追及と,職業や労働という行為に対する心構え・態度・行動基準などを含む社会倫理である.職業人としての仕事のやり甲斐,名誉,信用の基盤となるばかりか,社会全体の信頼関係のもととなるところから早い時期からさまざまな形態のものがみられた.
岩波 哲学・思想事典』「職業倫理」(p.788)

自主管理個人主義による哲学的な学習

発言や行動を制御や調整等をできる行動力、自制心や克己心に公共心等を常日頃から身に着けていくこと。
内界における情報に情動や主観等に対しても、懐疑心や批判的思考等のある主体的な学習意志を以て(つかさど)り、認識や判断に言動等の過ちを減らしていくこと。
自分の観念において、権力や地位に、名誉や利益等を応用的かつ倫理的に道具化させていき、欲求や志向等を独創的かつ哲学的に高度化と深化させていくこと。
周囲の人々の価値観や社会の通念等を、純粋な観察や分析に理解していくことに努め励んでいき、自分の価値観や観念等の確立かつ相対化を実現していくこと。
「解釈に対する解釈」をも出来るように、学問に努め励んでいくこと。つまり、自分自身の価値観や観念等の内容にその仕組み等を自ら深く学び知っていくこと。
物事の結果に対する評価や解釈等だけではなく、物事の原因の探究や追究をも確りと行っていくこと。
定期的に自分自身の価値観や観念等の分析や批判を行っていくこと。
偏りや停滞等もまた、創造力の起点や根源等でもあるということを、分析的かつ実践的に学んでいくこと。
「時間の時間」つまり「ある現象を構成する様々な事象」を究明していくこと。
事実そのものに対する認識を絶対化させて、解釈を多様化かつ相対化させて、数多くの知識を広くかつ深く学び得ていくこと。
環境への適応だけではなく、環境からの脱出に新しい環境への移動や新しい環境作り等をも出来るように、主体性や独創性に、知識や経済力等を蓄積していくこと。
言語を、相手に意思伝達する為の外向的なものとして使用するだけではなく、自分自身が確りと物事の内容を体得する為の内向的なものとしても使用すること。
財に身を投じるのではなく、財を身並びに徳に善く投じていくこと。
「自分は何者でもない」という観念を善く懐くために、楽観的や積極的に哲学的な虚無主義を学んでいくこと。
自分が所有している物事や事物に対して、自分自身の徳義や才能等が十二分に足りているのかを、常に確りと考え直していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「経営」

紹介文献

完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) | スティーブン・R・コヴィー, フランクリン・コヴィー・ジャパン |本 | 通販 (amazon.co.jp)
 変化の速い時代だからこそ、ブレない「人生の軸」として『7つの習慣』を皆さまの毎日に、そして人生に活かしてほしい。そう私たちは考えています。副題にもある「人格主義」の土台となるのが、時代を通して変わらない軸となる原理原則です。
 コヴィー博士は、今回の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』に収録した「はじめに」の中で、時代が変われば「7つの習慣」も変わるのかという問いに対して、いや、これは原理原則なので、時代が変わるからこそ、逆に変わらない軸となり支えとなっていくと答えられています。
Amazon – 実践・倫理学 (けいそうブックス) | 児玉 聡 |本 | 通販
 判断の難しい現代社会の倫理的な問題を、どう考え、どう判断し、どう行動すればよいのか。倫理学的な考え方を学びたい人に向けた道案内。
Amazon – 苦悩の存在論―ニヒリズムの根本問題 | V. フランクル, 功, 真行寺 |本 | 通販
 『夜と霧』でアウシュヴィツ強制収容所の極限状況を表した著者が、ニヒリズムの根本問題に対峙。時代精神の病理をニヒリズムで解明し、心理学主義・社会学主義を批判し、ヒューマニズムの危機を説く。著作集の未収録論文を訳出。
7. 教育
教育

子どもの「将来のために」が引き起こす教育の盲点 熊本市教育長・遠藤洋路、「今」の幸せ大切な訳

ニュース記事

 「これまで学校では、子どもに我慢や無理をさせることが多かった。『そんなんじゃ、将来苦労するよ』と言いますが、実際はわかりませんよね。もはや今日の延長が明日という社会ではありませんから。でも『今』だったらどうか。子どもの『今』だったら保証できます。子どもの『今』を幸せにする、そして将来幸せになる力を付けることに目を向ければ、学校のあり方が変わると考えています」  
 将来のための教育だと言えば、未来にならないと成果はわからないと言い訳がきく。だが、「今」に視点を移せば、結果は目の前に表れる。責任が問われるし、改善も必要になるから学校教育が目に見えて変わっていく。当然、現在の学校教育が変われば、子どもの将来の姿も変わるということだろう。
子どもの「将来のために」が引き起こす教育の盲点 熊本市教育長・遠藤洋路、「今」の幸せ大切な訳(東洋経済education×ICT) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

(中略)人間が物を知るとき,自己のいだく知識内容の真実性に関し,あるいは自己が真実と思って語り行うことに関し,はたして真実か否かという真理性,誠実性との関係において,自己を反省する(中略)
哲学事典』「自覚」(p.564)
(中略)〈何処にもなく〉〈何でもない〉存在である人間が,自己の地位と本性をその意志と責任において形成していく点に人間の尊厳の根拠を置こう(中略)
岩波 哲学・思想事典』「『人間の尊厳について』」(p.1237)

自主管理個人主義による哲学的な学習

物事を振り返る時間を設けること。そのためには、失敗や挫折の理由や原因を理解することの大切さと、成功や達成の理由や原因の多様性を学び知ること。
過去・現在・未来の関連性の認識を確立させて、理由や原因に影響である過去と、未だに無い結果や進展である未来の架け橋にして主軸である現在に集中すること。
過去から受けた多大な影響と、未来の想像や予見等によって生じる不確実性に満ちた影響を、今現在の状態や状況を確りと認識することで、この二つを(つかさど)ること。
現実の問題や課題等への不断の現実的かつ実践的な認識を積み重ね続けることで、過去や未来への現実逃避的な認識の転換が無いようにすること。
懐疑心や批判的思考を積み重ね続けて、強いストレス耐性を身に着けることで、円熟した独創的かつ主体的な認識を確立させていくこと。
長期的な安定性・確実性・絶対性等のほとんどは存在しないことを学び知り続けて、不安定性・不確実性・相対性に、多様性や流動性等を学び究めていくこと。
「目標を達成するための時間の区別」だけではなく、「物事の変化を知るための時間の認識」をも行っていくこと。
他者や社会からの要望や圧力等から生じる責任や改善だけではなく、善・美・真等の哲学的な愛好や創造的な追求等から生じる責任や改善にも挑戦すること。
変化を生す理由や原因に影響は極めて多様で複雑であることを、常に再認識すること。
知識の問題点の一つである「主観」を、善く排斥して客観的になれるように努め励んだり、多様化に高度化や深化させたりすることに努め励んでいくこと。
外なる環境と、そこに在る各個体の内なる環境の連関を究明していくことで、因果関係を確りと理解していくこと。
時間と言語の関係性を学び知っていくこと。そしてその関係性から、人々のストレスに、時流の変化、認識の不足や誤り等を見出していくこと。
時間を以て、責任や義務の回避に転換や放棄を正当化したり、改善や向上の不可能性を主張したりせず、時間を以て、責任や義務に改善や向上に努めること。
内界における様々な過去とそれによって生じている様々な事象の省察していくことで、内界の主軸と、その現実的な現在性を確立させていくこと。
外界における時間の一元性と、内界における時間の多元性を確りと学び知って、挑戦的な行動力と創造的な思考力を、相俟って高め強めていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「教育」

紹介文献

人間の尊厳について (アウロラ叢書) | ジョヴァンニ・ピコ・デッラ・ミランドラ, 大出 哲 |本 | 通販 | Amazon
人間は何者にでもなり得ると説くイタリアン・ヒューマニズムの記念碑的文書。
断片化する理性―認識論的プラグマティズム (双書現代哲学) | スティーヴン・P. スティッチ, Stich,Stephen P., 尚樹, 薄井 |本 | 通販 – Amazon.co.jp
 認識の目的は真理ではなかった! 
 「認識論的多元主義」を標榜し、分析哲学そのものの転換を決定づけた画期的な名著、待望の邦訳。  
 認識論では伝統的に真理や合理性を重視し、知識とは「真なる正当化された信念」であると位置づけてきた。本書はこの定義を根本から否定し、認識の目標は多様であり、そうした多様な目標にどれだけ役立っているかを評価軸とするプラグマティックな認識論を提唱する。分析哲学の古典的テーゼに無効を宣告した、現代哲学の最重要文献。
1. 知識
知識

政府はイラン暦新年から、生産性の向上、知識ベース経済への転換、雇用創出に注力(イラン)

ニュース記事

ハーメネイー最高指導者は、国民に向けた新年の祝辞の中で、過去3~4年間のスローガンでも、生産性の向上を通じた経済発展の必要性について触れてきたことを強調した。その上で、国の経済成長と経済問題の改革のためには、高度な知識と技術を生産に活用する「知識ベース経済」への移行が重要と述べた。
政府はイラン暦新年から、生産性の向上、知識ベース経済への転換、雇用創出に注力(イラン) | ビジネス短信 – ジェトロ (jetro.go.jp)

哲学的な解説

(中略)感性に与えられた素材を自発的に処理する,より高度な認識能力,つまり思考力を知性とよぶことが多い。この場合は,比較,抽象,概念形成,判断,推理といった精神機能の総体をさすわけで,広義の理性とほぼ同時に解される。
哲学事典』「知性」(p.928)
事実と本質(理念)とは現象そのものの二つの側面であり,理念も現象を超えたところにあるものでもない。事実が経験的直観によって捉えられるのに対し,理念は本質的直観によって捉えられるとされている。
岩波 哲学・思想事典』「理念」(p.1683)

自主管理個人主義による哲学的な学習

幅広く知識を獲得し、獲得した数多くの知識を分析的に比較する習慣を身に付けること。
社会通念と自己の観念を懐疑的かつ批判的に比較していくことで、社会の欠陥や病理等を洞察していき、それと同時に、自身の欠点や弱点を洞察していくこと。
経験によって得られる技能の獲得や認識の広がりと同時に、認知の偏りや観念の固定化等を懸念することで、懐疑心や批判的思考の停滞に気を付けること。
次の三つの事に漸進的に挑戦していくこと。
①「意識の体現」即ち「意志のある実践」
②「意識の高度化」即ち「実践並びに実践の意志の創造的な強化」
③「意識の深化」即ち「経験並びに現象への懐疑的な認識」
形式の認識と内容の認識が、偏らないようにして、この二つの認識が均衡的に並立するようにしていくこと。
理性の動力の一つでありつつも、理性の破壊者の一つでもある「感情」の理由や動機等を、理性を以て認識していき、理性を以て制御や洗練していくこと。
様々な物事の内容の変化を模範にしていくことで、自分自身を適切に変化させていくこと。
形式や現象に意識を偏重させ過ぎて、短絡的な浅慮や目先の利益に囚われること等が無いようにし、内容や本質にも意識を向けて、物事の変化の起因を理解すること。
決して事象や物質等をありのままに精確かつ本当に認知することは不可能であるということを学び知りつつ、ありのままに認知できるように努め励むこと。
経験によって、得られるばかりだけではなく、失うものもあるということを学び知り、また、思考を、必要な時や場合だけではなく、楽しむことをも学び知ること。
経験を分析や省察していくことで、内面的な直感を積み重ねていき、物事の最適な状態を見出していくこと。
使用した言語を省みて、自分の内界の状態を客観的に再認識していくこと。
自分自身の感情や理性を深く追究しては、その深遠な実体並びに抽象的な内容を徐々に把握して、理念の創造的に見出していくこと。
自分自身の精神の多様性を見出しては、主体的に比較して、創造的に対立させていくことで、「己を知る」即ち「知識の生命化と存在意義の創造」に努め励むこと。
理解のある沈黙や賢明な回避に倫理的な保身等を成功させつつも、好機や縁を逃さないよう、意欲や積極性等を積み重ね続けていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「知識」

紹介文献

LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる | ケイト・マーフィ, 篠田 真貴子(監訳), 松丸 さとみ |本 | 通販 | Amazon
本当に優秀な人は聞く能力が異様に高い  
 「自分の話をしっかり聞いてもらえた」体験を思い出してみてください。それはいつでしたか? 聞いてくれた人は誰だったでしょうか? 意外に少ないのではないかと思います。  
 他人の話は、「面倒で退屈なもの」です。どうでもいい話をする人や、たくさんしゃべる人などいますよね。考えただけでも面倒です。その点、スマホで見られるSNSや情報は、どれだけ時間をかけるか自分で決められるし、面白くないものや嫌なものは、無視や削除ができます。しかし、それがどれほど大事でしょうか。  
 話を聞くということは、自分では考えつかない新しい知識を連れてきます。また、他人の考え方や見方を、丸ごと定着させもします。話をじっくり聞ける人間はもちろん信頼され、友情や愛情など、特別な関係を育みます。「自分の話をしっかり聞いてくれた」ら、自分の中でも思いもよらなかった考えが出てくるかもしれません。どんな会話も、我慢という技術は必要です。しかし、それを知っておくだけで、人生は驚くほど実り豊かになります。
実践知 — エキスパートの知性 | 金井 壽宏, 楠見 孝 |本 | 通販 | Amazon
仕事の熟達に,終わりはないが,方法はある どんな分野にも,よい経験を豊かに積み,同輩や後進の範となる熟達者がいる。誰もがそうなれる可能性をもっているのなら,誰にとっても有益な形で,そこへの道を示せないだろうか?心理学・組織論が蓄積してきた調査・研究が,働く人の普遍的な課題に挑む。
2. 文化
文化

訪日客にも大人気! 男根をまつる栃尾の奇祭「ほだれ祭」レポート

ニュース記事

 「男性のシンボルをかたどったご神体ですから、子宝や安産、縁結びにもご利益がありますよ。長年子供に恵まれなかった女性が、ほだれ祭に参加したことで急に授かったという嬉しい報告も届いています」  
 それにしてもなぜ男根型のご神体なのかと不思議ですが、実はヒトの生殖器型のご神体を崇める民俗信仰は全国各地にあります。神奈川県「かなまら祭り」、愛知県「豊年祭」など、いずれも生命を司る神秘的シンボルとして、願いが込められているのです。  
 また、日本最古の歴史書『古事記』には性的な表現がたびたび登場することから、かつての日本人にとって性は恥ずかしいものでなく、もっとオープンで大らかなものだったことが分かります。  
 つまり、ほだれ祭は性に対する好奇心ではなく、純粋な崇拝と感謝の気持ちが込められた、日本古来の風習を感じられるお祭りなんです。これが理解できたら、きっとほだれ様へ感謝の気持ちがこみ上げてくることでしょう。
訪日客にも大人気! 男根をまつる栃尾の奇祭「ほだれ祭」レポート | な!ナガオカ (na-nagaoka.jp)

哲学的な解説

(中略)美意識が一般に美的事象の根底に予想される精神的態度であるとするならば,それは単に創造と観照における精神作用のみに限定されることはできない。むしろ美的体験の成立する場所として,芸術批評や,また批判的立場から由来する。さまざまな美学的思想をも根底的にささえる精神的態度であるといえる。
哲学事典』「美意識」(p.1134)
特定の行為を惹き起こした理由と見なされる特定の要因(意図,信念,目的意識,習慣,無意識の欲望など)の総称.また,そうした要因を惹き起こすような他者の行為や世界内諸条件は〈動機づけ〉(motivation)と呼ばれる.
岩波 哲学・思想事典』「動機」(p.1156)

自主管理個人主義による哲学的な学習

運動と思考に、社交に慎独等と、血気を盛んにしては、多様的かつ調和的に活性化させて、エネルギーを獲得かつ消費していくこと。
根気や解釈等にばかり依らずに、心身の苦痛はもちろんのこと、その快楽からの束縛や駆り立て等を克服するために、学問を修めて、知識を体得していくこと。
大自然と意識の架け橋となっているのが「心身」であり、この架け橋の「修繕」即ち「改善」を続けることに努め励んでいくこと。
知識並びに学問を以て、本能並びに本性を発展的に鍛錬かつ進歩的に洗練していくこと。
昂る(たかぶ)感情」と「深まる理性」を両立かつ融和させるために、知識を漸進的に増加させつつ、確りとその内容を分析的に連係させて、実践的に統合していくこと。
物の性質と事の本質を知っていくことで、様々な物体(生命体をも含めた)や現象を、現実的かつ本質的に認識して、分析的な理想を持つようになること。
思考によるストレスの蓄積と運動によるそれらの発散と、運動による思考停止と思考による深い意識活動の再開を、交互に適切に実施していくこと。
己の才知や学識等を洞察して、「何も無い」という省察と、世界の万物と万事を洞察して、「確かに在る」という単純明快だが深奥な認識を行うこと。
万物の創造と破壊の起点並びに基点を学び窮めていくことで、。
統一・安定・多様・調和等を、人為によって生み出されたものだけではなく、自然によって生み出されたものにも、意識を向けて、学んでいくこと。
相違・矛盾・対立等を学び窮めていくことで、時間の内容と空間並びに現象の変化を洞察していくこと。
言語を以て、本能を体現しては、本能を否定しつつも、本能を肯定的に鍛練して、本能を美学的に洗練していくこと。
理性を以て感情を抑圧や制御するだけではなく、理性を以て感情を徳化したり、感情を以て理性を躍動させることにも楽しく努め励むこと。
認識を高め深めていくために、感情を抑圧するストレスと発揮させるエネルギーを蓄積していって、抑圧と発揮を交互に行い、両者の相互作用を強めていくこと。
無為に自然と楽しく触れ合う時間・場所・状況をも、決して忘れないようにすること。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「文化」

紹介文献

愛 (愛・性・家族の哲学 第1巻) | 藤田尚志, 宮野真生子 |本 | 通販 | Amazon
「愛」の一語が秘めた深遠な思想史の扉を開く。よりアクチュアルに、より哲学的に、なにより身近なテーマを問う。シリーズ第1巻。
性 (愛・性・家族の哲学 第2巻) | 藤田尚志, 宮野真生子 |本 | 通販 | Amazon
想い渦巻く「性」の議論を、透徹した知で解きほぐす。よりアクチュアルに、より哲学的に、なにより身近なテーマを問う。シリーズ第2巻。
家族 (愛・性・家族の哲学 第3巻) | 藤田尚志, 宮野真生子 |本 | 通販 | Amazon
今こそ「家族」を考える、現実に追いつくために。よりアクチュアルに、より哲学的に、なにより身近なテーマを問う。
13. 政治
政治

「米国程度の民主主義なら要らない」と語る中国人

ニュース記事

 ある中国人男性だけは「(さまざまな面で先進的だった)アメリカなど外国からいろいろなことを学ぼう、といった謙虚な気持ちすらも薄れて、中国人は傲慢になっている」と危機感を口にした。  
 おそらく、口に出さないまでも、冷静で鋭い感性を持った中国人には、この人と同じように、今の風潮を好ましくない、危ない方向に向かっている、と思っている人もいるだろう。
「米国程度の民主主義なら要らない」と語る中国人:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

哲学的な解説

集団内,集団間,さらには社会体系social systemの諸局面において,社会過程が究極的には,不均衡を克服し,安定を指向する(中略)
哲学事典』「社会的均衡」(p.636)
(中略)経済問題の解決を国家に委ねるに従って,(中略)自律性を失い,公的空間を失う.かくして能動的に論議する「公衆」は消滅し,あとには受動的な文化を消費する「大衆(mass)」が残った(中略)マスコミによる世論の抽出に期待をかけたし,そうした方向はその後の世論研究にも受け継がれている.しかし情報を一方的に伝えるだけのマスコミの代替機能には限界があり,世論を実質的なものにするためには,様々な場で公共空間を作り出す努力が必要であろう.
岩波 哲学・思想事典』「世論」(p.949)

自主管理個人主義による哲学的な学習

無益な時や孤独な時こそに、社会問題並びに自分自身の問題を、独りで真摯に学び問うていくこと。
「本当の安定」に必要不可欠にして重要不可欠である「主体的な変化」を起こし続けるために、利害損得を超えた好学と不断の向学を修めていくこと。
「情報並びに知識」の享受から、「知識並びに意志の創造」へと、意識の方向性とその活動を変えていくこと。
道義・教養・審美眼等を以て、特異的な社交に努め励んで、数多くの他者からの自分に対する誤解や嫌悪に、疎遠や無関心等を経験して、学び問うていくこと。
社会・歴史・文化等を(ひろ)く学んで、自分自身の精神・心理・意識の深層の内容を究明していくこと。
忘却しがちである「自然の摂理」並びに「人類もまた生物であり、そして物質である。」という事実を再認識し続けること。
社会問題への関心や熟慮等を行う時間と場所を設けること。
「知識を得る」という受動的な認識や社会的な学習だけではなく、「知識を創る」という能動的な認識や本質的な学習にも努めること。
大衆の疎外性・匿名性・被暗示性・無関心等を深く理解しつつ、孤独に勇ましく向き合うこと。
一つのことを知ると、複数のことを知れるように、幅広い分野での知識と洞察力のある認識を持つことに努め励んでいくこと。
自分自身の抱えている問題やストレス等を、外界の情報や刺激等を以て、自ら感情を昂らせたり、認識を外へと向けるようにしないように努め励むこと。
言語の内容を、「発信者の真意並びにその実情」と「現実の実態」とに識別して、言語の表層的・形式的もしくは虚偽や欺瞞的な表現に惑わされないようにすること。
自分自身が抱えている問題と社会問題の繋がりを見出しては、その中から、問題の核心をついて、解決方法を発見して実践していくこと。
個人の中に存在する多種多様な無意識なる知識・感情・理性等の時空を、「学習意志」という意識を以て、「公共」へと変えていくこと。
貧・病・死・孤への恐怖心を克服していくために、他者の無責任や無関心ぶりに、不健康や不義等を反面教師として、孤高に成長や進歩していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「政治」

紹介文献

流動化する民主主義: 先進8カ国におけるソーシャル・キャピタル | ロバート・D. パットナム, Putnam,Robert D., 孝, 猪口 |本 | 通販 | Amazon
過去五〇年間に市民社会の性格はどのように変化したのか、またその要因は何か。本書では、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、オーストラリア、日本という八カ国を取り上げ、現代の脱工業化社会において社会関係資本がどう変化しつつあるのかを論じる。第二次世界大戦終結後から二〇世紀末までの期間にわたる、初の定量的・定性的な検証の成果。
リーディングス ネットワーク論―家族・コミュニティ・社会関係資本 | 慎司, 野沢 |本 | 通販 | Amazon
ネットワーク現象としての社会。「小さな世界」「弱い紐帯」から社会関係資本論までの必読論文を1冊に収録。
7. 教育
教育

「モンスター学生」はますます増長 学生を過剰に“お客様扱い”する大学の窮地

ニュース記事

 定員割れする大学が相次ぐなか、コロナ禍が拍車をかけ、苦境に立たされる大学が後を絶たない。受験者数の減少は大学経営の大きな痛手であり、ある程度「お客様」を満足させる必要もあるのかもしれないが、それが過剰になることで、学問の場としての大学の意義が揺らぐことも懸念される。大学全入時代に向けて、大学のあり方があらためて問われている。
「モンスター学生」はますます増長 学生を過剰に“お客様扱い”する大学の窮地(マネーポストWEB) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

(中略)民族の生活には,⑴諸個人の活動による社会的機能と,⑵社会の形成により生ずる慣習,習慣,制度の活動による文化機能とが区別されるが,文化機能の主要な役割は個別的に観察すれば,「適切な神経反応」をひきおこす点にある。換言すれば「心理的均衡」を保持,喚起,回復する点にある。「エトノス」(p.161)
哲学事典』「エトノス」(p.161)
(中略)動詞(語根)が意味する行為に対して,どのような関係にあるかを表すものである.それは,①行為者,②行為の対象,③手段,④目的となるもの,⑤出発点,⑥拠り所,という6種類に分類される.
岩波 哲学・思想事典』「カーラカ」(p.265)

自主管理個人主義による哲学的な学習

「反応しない」即ち「極力、感情的にならないようにして、理性的でいるようにする努力。」と、「反応する」即ち「強い豊かな感受性と素早い行動力」を持つこと。
「社会の一員・文化の一因」という観念を以て、自分自身の自発的や主体的な実践等が、「脱社会的な社会化・文化の体現化」であることを学び知ること。
目的・出発点・拠り所を確りと(つかさど)って、行為者と行為の対象が本末転倒にならないようにすること。
深い洞察を以て目的の相対化していくことが、逆に意識の高度化や深化を実現することになるのを学び知っては、これを実践して、行為の内容を多様化や深化させること。
適切な自己批判を以て、自己承認を適切なものにしていき、他者や社会の無関心や利己心、閉鎖性や疎外性等を学び究めて、他者承認を適度なものにしていくこと。
「現実の形式」だけではなく、「現実並びに内界の内容」を学び究めて、「自分の他者」即ち「自分自身に絶大や決定的な影響を与え続けている存在」を知ること。
他者に依る善き対価である「自信」を漸進的かつ実践的に増やしていき、他者に依る代償である「自棄」を最小限に抑えつつ、着実に脱却していくこと。
肉体的並びに脳神経等の反応が創造の起点の一つであり、意識的並びに心理的や精神的等の反応が創造の基点の一つであることを実践的に学び知ること。
「有る」即ち「本来自分自身に在る本性や才知が、外界からの物や事を有する。」が故に、「無い」即ち「本性や才知が埋没や喪失する」を学び悟ること。
他の人々や生命の死を知ることと、あらゆる小さな実践を積み重ね続ける習慣を以て、時間の有限性を再認識し続けること。
環境の所為と自分自身の所為の密接かつ複雑な因果関係を理解しつつ、明確に区別することで、的確な認識と適切な行動を持てるようにすること。
「話す・書く」等の「他者承認」を目的にした言語の使用行為だけではなく、「聞く・読む」等の「他者理解」を目的にした言語の使用行為にも努め励むこと。
学習者として、教育者としての威厳や美徳等を仰ぎ、教育者として、学習者に対する謙虚さや対等ぶり等を学んでいくこと。
「時間の長さ」即ち「現前の事物や物事が存在するまでに至るまでの過程」と、「時間の深さ」即ち「事物や物事の内容に在る数多くの時空とその複雑性」を学び知ること。
利便・余剰・自由等を善く活用していくために、小さな実践・さらなる探究・漸進的な内観等を積み重ねていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「教育」

紹介文献

「大学改革」という病――学問の自由・財政基盤・競争主義から検証する | 山口 裕之 |本 | 通販 | Amazon
「役に立つ学問」という幻想、「純粋な学問」という神話。大学改革における論点を整理し、改革を推進する側と批判する側の根拠や正当性を再考する。「大学とは何か・今後どうあるべきか」を考えるために知っておくべき手がかりがここに。
大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学 | ブライアン・カプラン, 月谷 真紀 |本 | 通販 | Amazon
なぜ学生は楽勝授業を探し、試験が終われば学んだことを平気で忘れてしまうのか?なぜ過去数十年で教育が普及したのに、平均的な労働者が良い仕事に就けず、学歴インフレが起きているのか?なぜ企業は、ほとんど使うあてのない学校教育を受けた労働者に給料を支払うのか?なぜ社会では、学校を卒業することが最大の協調性のシグナルになるのか?人気ブロガー経済学者が、経済学の概念「シグナリング」をキーワードに、現在の教育システムが抱える問題点を実証データで分析する。
それは私がしたことなのか: 行為の哲学入門 | 古田徹也 |本 | 通販 | Amazon
自然法則に支配され、運に翻弄されているかに見える人間。意のままにならないこの世界で、我々はどこまで自由なのか。「私」という不完全な行為者の意志、責任、倫理を問う。
12. 軍事
軍事

ロシア侵攻にウクライナ抵抗 首都キエフ陥落阻止の防戦

ニュース記事

 ロシア軍がウクライナの首都・キエフに侵攻しているとみられるが、アメリカの国防総省は、当初予想していた以上の抵抗に遭い、首都陥落に向けた勢いが鈍っているとの分析を示した。  
 ウクライナメディアは、首都・キエフのマンションの間をロシアの軍用車両が走っている様子を報じている。  
 一方で、ウクライナ軍も武器を持ち、キエフ市内を移動している様子がみられるほか、ウクライナ国防省はロシア軍の大規模な侵攻を防ぐため、橋を壊すなどして抵抗していると明らかにしている。  
 アメリカの国防総省によると、当初予想していた以上のウクライナ軍の抵抗に遭い、首都陥落に向けたロシア軍の勢いが鈍っているとの分析を示した。  
 また、国境周辺に集結したロシア軍の3分の1が、ウクライナでの戦闘に参加しているとしたほか、これまでに200発以上のミサイルを発射し、いくつかは住宅地に落ち、被害が出ているという。
 首都キエフをめぐる両国の軍の動きは、激しさを増している。
ロシア侵攻にウクライナ抵抗 首都キエフ陥落阻止の防戦 – YouTube
わが国の安全保障  
平和と安全は、国民が安心して生活し、国が発展と繁栄を続けていく上で不可欠です。また、一国の独立は、国が政治、経済、社会のあり方を自ら決定し、その文化、伝統や価値観を保つため、守らねばならないものです。平和、安全および独立は、願望するだけでは確保できません。ますます相互依存関係を深めている国際社会の現状を踏まえ、自らの防衛力とともに、外交努力、同盟国や国際社会との協力などのさまざまな施策を総合的に講じることで、初めて確保できるものです。
防衛省・自衛隊:防衛省の取組|防衛省の政策 (mod.go.jp)
【参考】国防の基本方針
国防の目的は、直接および間接の侵略を未然に防止し、万一侵略が行われるときはこれを排除し、もって民主主義を基調とするわが国の独立と平和を守ることにある。この目的を達成するための基本方針を次のとおり定める。  
⒈ 国際連合の活動を支持し、国際間の協調をはかり、世界平和の実現を期する。
⒉ 民生を安定し、愛国心を高揚し、国家の安全を保障するに必要な基盤を確立する。
⒊ 国力国情に応じ自衛のため必要な限度において、効率的な防衛力を漸進的に整備する。
⒋ 外部からの侵略に対しては、将来国際連合が有効にこれを阻止する機能を果たし得るに至るまでは、米国との安全保障体制を基調としてこれに対処する。
防衛省・自衛隊:防衛省の取組|防衛省の政策 (mod.go.jp)

哲学的な解説

一般に思想,イデオロギー,社会意識の真実性,虚偽性は,それがよって立つ現実の物質的,経済的,社会的土台を正しく反映しているか否か,現実からいかに遊離しているかによってきまる。したがって虚偽意識とは,それの基盤であり対象である現実の社会的存在から遊離し,真実を表明していない思想,イデオロギー,社会意識をいい,社会的現実の様態や矛盾を正しく反映し,歴史の必然的な方向をとらえる真実の意識とは区別される。(中略)ただし,現代の大衆社会においては官僚制化された巨大機構による管理と操縦,福祉国家化の進展や平準化の進行による受益感の浸透,マス・コミュニケーションの発達による情動的,現状埋没的大衆心理の醸成などによって,真実の意識は疎外され,虚偽意識が助長される傾向がつよく,イデオロギーの終末を論じる者ができているほどである。
哲学事典』「虚偽意識」(p.340)
【消極的平和と積極的平和】もっとも狭義の平和は,戦争がないこと,すなわち〈戦争の不在〉である.しかし,〈戦争の不在〉として定義された平和は,〈平和は何でない〉と否定的・消極的(negative)に定義された平和であるため,消極的平和と呼ばれることが多く,〈平和は何である〉と肯定的・積極的(positive)に定義される広義の平和概念である積極的平和とは区別される.消極的平和という概念は固定的かつ静的であり,積極的平和という概念は発展的かつ動的である.しかし,戦争のない状態を消極的平和と呼ぶからといって,戦争のない状態が否定的・消極的に評価されるということではない.戦争がないこと自体を積極的な価値として評価するのは,戦争のない世界の構築を人類の理想として追求することが普遍的な願望とされてきたことと照応する.他方,積極的平和という概念は時代や状況の推移とともに変化するが,積極的平和の構成要素は消極的平和を前提とするから,前者は後者を包摂する概念だということができる.すなわち,積極的平和の基本的要素は,豊かさ,秩序,安全,正義,公平,自由,平等,民主主義,人権尊重などだが,これに加えて健康,福祉の充実,文化的生活,生き甲斐,環境保全を含めるなど,要素の加除が時代や状況の推移と連動して行われる.
岩波 哲学・思想事典』「平和」(p.1436)

自主管理個人主義による哲学的な学習

社会からの享受を改めて学び知って、社会への還元並びに自己への投資を徐々に増やしていくこと。
様々な立場や価値観を学び知っていくことで、観念の硬直化を防ぎつつ、観念の多様的な発展や深化等を実現していくこと。
物事を全体として把握し、そこから得られる利益等を考えるだけではなく、その全体を構成する要素を分析して、情報や知識の獲得等についても考えていくこと。
社会の諸活動の虚偽や欺瞞を見極めていきながら、個人の諸活動の問題点や改善点等を自ら見出して、実践していくこと。
安全や享受等に注意して、学ぶことを知らなくなってしまわないようにし、利便化や共有化等に注意して、知ろうとしなくなってしまわないようにすること。
「破壊的な探究」即ち「常識や権威に利益、そして自我の抜本的かつ徹底的な打破のある探究」に拠って、内界の自由を徐々に確立させていくこと。
常に最悪な状況や出来事の発生を予想して、それに備えて最善の方法や工夫を予め確立しておくこと。
ある物事を否定するのであれば、それと同時にある物事を肯定しては、さらにこの肯定を否定して、その否定を肯定することで、物事を創造的に理解していくこと。
決定的な変化には、何かしらの甚大な破壊が必然的に発生する、あるいはそれ自体が決定的な変化そのものであることを、学び悟ること。
情報経済から知識経済へと発展的に移行する動力となる一個人として、情報の多方面からの収集と多角的・多面的な分析に努め励んで、知識を深化させていくこと。
急激な変化に動揺しないよう、常日頃から、数多くの小さな変化を見詰めては、それらが急激な変化の要因であることを再認識し続けていくこと。
現実との一致を果たすために、私欲を社会化させていきつつ、現実との創造的かつ個性的な一致を果たすために、内界にて、私欲を明確に言語化させていくこと。
死の存在を確りと理解していくために、様々な社会問題や事故・事件等を常日頃から学び知って、適度にストレスや疲労感に、危機感や警戒心を蓄積していくこと。
本来の自分は、他ならぬ孤独であることを学び悟って、本当の自分は、社会生活を経て到達する最終的な自己完結であることをも学び悟ること。
生命活動の「内容」に、闘争は絶対に必要不可欠であり、また必然的であり、そして不可分一体であることを学び悟って、生命力を自ら強めていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「軍事」

紹介文献

永遠平和のために (岩波文庫) | カント, Kant,Immanuel, 芳明, 宇都宮 |本 | 通販 | Amazon
世界の恒久的平和はいかにしてもたらされるべきか。カント(1724‐1804)は、常備軍の全廃、諸国家の民主化、国際連合の創設などの具体的提起を行ない、さらに人類の最高善=永遠平和の実現が決して空論にとどまらぬ根拠を明らかにして、人間ひとりひとりに平和への努力を厳粛に義務づける。あらためて熟読されるべき平和論の古典。
富国と強兵 | 剛志, 中野 |本 | 通販 | Amazon
 経済が地政学的環境にどのような影響を与えるのか、またその逆についても考察を及ばさなければならない。そうしなければ国際政治経済のダイナミズムを理解できず、戦略を立案することもできない。そこで、地政学と経済学を総合した「地政経済学」とも呼ぶべき新たな思考様式が必要となる。
 本書では、「地政経済学」とは、「富国」と「強兵」、すなわち経済力と政治力・軍事力との間の密接不可分な関係を解明しようとする社会科学であることを示し、地政学なくして経済を理解することはできず、経済なくして地政学を理解することはできないことを明らかにする。
7. 教育
教育

虐待の連鎖を断ち切るには「公的支援と教育が必要」 虐待から生き抜いた女性が説く

ニュース記事

 親からの壮絶な虐待を生き抜いた「虐待サバイバー」で、『わたし、虐待サバイバー』(ブックマン社)の著書がある札幌市に住む羽馬(はば)千恵さん(38)さんは、(1)経済的援助など公的支援の充実、(2)教育──この2点が必要だと説く。(中略)羽馬さんは、虐待を受けている人、大人になって虐待の後遺症に苦しんでいる人に、「あきらめないで」と呼びかける。「あなたを理解し、味方になって助けてくれる人は必ずいます。あきらめないで、助けを求めてください」
虐待の連鎖を断ち切るには「公的支援と教育が必要」 虐待から生き抜いた女性が説く (msn.com)

哲学的な解説

一つまたは多数の実在の客体にあたらしい状態があらわれるには,かならずそれに先立って他の状態がなければならず,あたらしい状態は先の状態につづいて規則正しく起こってくる。このように、つづいて起こることを連続といい,先の状態を原因といい,後の状態を結果という。
哲学事典』「生の充足理由の原理」(p.819)
学問すなわちロゴン・デドナイとは,現象にロゴスを与えることであり,「現象を救済すること」である。
岩波 哲学・思想事典』「現象」(p.459)

自主管理個人主義による哲学的な学習

自身の問題点や課題を継続的に学び問い続けていくことで、内圧とそこから生じる行動の原動力を生じさせていくこと。
社会の悪弊や冷酷無情等を個人的に突破するために、最初の共感者が他ならぬ「学習する自己形成」であり、それを通じて、社会の善人や公序良俗を得ること。
社会からの善き働き掛けを受けるために、まずは自分が自分自身に善い働き掛けを行い、そしてその次に他人に善い働き掛けを行っていくこと。
内観を通じて、自己形成を行っていく、内省を通じて、自己啓発を行っていくこと。
新しく学び続けることを行って、従来の思考回路や習慣等を改めて見詰め直し、徐々に新しい思考回路や習慣等を形成していくこと。
苦痛の要因やその仕組みを深く学び続けることこそが、その苦痛を本当に理解し、そして自己治癒力の基礎を形成していくこと。
「解決が不可能である」という主観的な事実から、「全く異なる新しい選択肢や可能性は数多く存在する」という客観的な事実を見出していくこと。
「問題ある所に課題があり、課題ある所に創造あり。」という観念を学び懐いていくこと。
社会の無関心や無責任に無力等に流されて、自分自身に対する関心や責任に有力等を全面的に放棄してしまわないよう、「善く」社会から逃避すること。
「他者に依る情報」だけではなく、「学習する自分に拠る情報並びに知識」をも獲得していくこと。
「環境の環境」即ち「『現象』を成す物体を為す物質を生す『事象』」を究明していくこと。
言葉を、一個人の「意思」だけではなく、社会現象の「一部」としても観ることで、相手や自身の複雑で多様な背景とその数々の理由を学び知っていくこと。
生きることの激痛や辛苦から、生きることの喜楽や幸福を見出していくために、主体的な修身と虚無的な社交を積極的に行っていくこと。
他人への意思表示としてだけではなく、自己認識としての言語能力をも持つこと。
求めて得た数々の物や事を、反省や顧慮等を以て確りと管理していき、蓄積された知識をさらに多様化や高度化、深化や新化させていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「教育」

紹介文献

わたし、虐待サバイバー | 羽馬 千恵(はば ちえ), 岡藤真依(カバーイラスト), 特別対談 和田秀樹 |本 | 通販 | Amazon
この国のすべての、殺されなかった「栗原心愛さん」へ。この本を読むのが辛い人も多くいると思います。そして、大人になっても、虐待された親への思いは人それぞれだと思います。本書の羽馬千恵さんの言葉に、共感する人も、反感を持つ人もいるでしょう。どんな感想を持っていただいてもかまいません。でも、あなたが決して孤独な存在ではないことを、誰からも愛されなかったわけではないことを、感じてもらえたらと思っております。
弱者の居場所がない社会――貧困・格差と社会的包摂 (講談社現代新書) | 阿部 彩 |本 | 通販 | Amazon
これらの「小さな社会」は、人が他者とつながり、お互いの存在価値を認め、そこにいるのが当然であると認められた場所である。これが「包摂されること」であり、社会に包摂されることは、衣食住やその他もろもろの生活水準の保障のためだけに大切なのではなく、包摂されること自体が人間にとって非常に重要となる。「つながり」「役割」「居場所」から考える貧困問題の新しい入門書。