10. 犯罪
犯罪

家族が犯罪者になってしまったら? “加害者家族”への支援を考える

ニュース記事

 「仮釈放になる人は、家族などに引受人のいる人です。引受人のいない人は、どんなにまじめにつとめても仮釈放にならず、満期釈放になります。満期釈放になった場合には、突然社会に放り出されますが、仮釈放になれば保護観察がつきます。保護観察はたんに監視するだけではなく、本人の社会復帰を支援する役割も担っています。家族共々サポートを受けながら立ち直りをしていくので、再犯率がこれだけ大きく違ってきます」(浜井さん)
 再犯が減るということは新たな被害者を生まないことにつながります。被害者支援はもちろん大切で、さらに進めていく必要があります。同時に、加害者の家族にも目を向けて、双方を支援していくことが大切です。
家族が犯罪者になってしまったら? “加害者家族”への支援を考える – 記事 | NHK ハートネット

哲学的な解説

(中略)社会の解体によって人間の行為を規制する共通の価値や道徳的規準がすたれ,また人々に分相応に安定した社会的地位を与えていた社会秩序が乱れた結果,人間自体も不安定な状態におかれるか,欲望が無制限に肥大化して,調和ある物的,心的生活がいとなめずに欲求不満や不満に悩み,パーソナリティーの分裂をきたして,犯罪,非行,遺棄,離婚,売春,流浪,神経症,自殺などの反社会的,非社会的な逸脱行動に走る事態をいう。
哲学事典』「アノミー」(p.25)
(中略)成功があおられる競争社会における不安と挫折,現代産業社会の物的豊かさと欲求造出作用が引き起こす人間疎外などに関わっており,今日なお社会学的関心を呼んでいる.
岩波 哲学・思想事典』「アノミー」(p.27)

自主管理個人主義による哲学的な学習

失敗・休養・孤独、社会的に軽視や否定されがちなこの三事の重要性を、体験と行動的な分析を以て理解していくこと。
欲求を知的に抑制に発展や深化等をさせていくと同時に、社会性と個性の両立や融和を実現して、「社会人としてと」と「個人として」の我を成していくこと。
社会的な保障や享受等に依存せずに、それらを確りと活用して自己を啓発し、常識や通念等を公平に評価並びに取捨選択して、自己の実現を行っていくこと。
記憶並びに経験の振り返りと建設的な学習を行い続け、それによって、自分自身の潜在的な能力に可能性や選択肢を自ら自力で生み出し続けていくこと。
物質的な余裕による、心理的や精神的な怠慢・停滞・退廃等の危難を知的に理解し、知的なストレスの活用・深化・克服等の善さを実践的に理解すること。
社会的な圧力と個人的な不安等によって誤解に無理解や無関心に満ち溢れた思考回路や精神状態に観念等を改善して、認識を進歩的に高め深めていくこと。
学的な奮励努力を以て、時間の変化の中で自分自身も成長や進歩等していけるようにすること。
困難・苦難・危難等を無視したり、否定したり、逃避したり、隠蔽したり、忘却したりするのではなく、それらを直視・克服・解決等していくこと。
「時間」という変化は至極当然だが、「歴史」という変化は教学にも拠るという人為的な事実を、常日頃から、思弁的かつ実践的に体得していくこと。
知識の蓄積並びに深化によるストレスへの耐性とその克服や応用等の実践や創意工夫等を継続すること。
人物→出来事→環境というように、認識を段階的に広めては、高めて、深めていくこと。
否定的や暴力的な言語の存在を確りと認識し続け、それらに対する対応並びに善用に挑戦し続けること。
不正や悪に暴力や犯罪等に対する非難・対抗・排斥等と共に、それらの理解をも確りと行い続けていくこと。
自分自身の奥深くに潜在する不正や悪に暴力性等をも確りと認識しては、着実に、根本的かつ徹底的に克服や改善していくこと。
自分自身の欠点や弱点に汚点等に対する深い理解と、漸進的な克服や改善のある長期的で知的な自己管理を行い続けること。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「経営」

紹介文献

加害者家族支援の理論と実践[第2版]:家族の回復と加害者の更生に向けて | 阿部 恭子, 阿部 恭子 |本 | 通販 | Amazon
 加害者家族支援の基本書である『加害者家族支援の理論と実践――家族の回復と加害者の更生に向けて』の第2版。
 加害者家族支援の基本書として多くの方々に手にとっていただいた第1版の発刊から約7年が経過した。その間、加害者家族支援の輪は全国に広がっている。2015年に、大阪でNPO法人スキマサポートセンターが立ち上がり、2018年には山形県弁護士会が犯罪加害者家族支援センターを設立、2020年には鹿児島大学司法政策教育研究センターで加害者家族研究会が立ち上がっていおり、年々、加害者家族に対する社会的関心も高まりつつある。編著者である阿部恭子が理事を務める加害者家族支援団体であるWorld Open Heart(WOH)が受理した相談件数は2000件を超え、47都道府県すべての地域の加害者家族の支援を経験した。
 第2版では、第1版発刊からの約7年間で起きた変化や新たに蓄積された経験を踏まえて、加筆修正を施した。