6. 労働
労働

日本にいる「外国人」は行動に気をつけるべき? 「人種のボーダレス」モデルが考える移民問題

ニュース記事

 シャラ:労働問題が起きる環境には必ず低賃金で働いている外国人が多くいるっていうのは日本経済の構造的な歪みですよね。  
 鳥井:まさにそういうことです。中小零細企業では賃金も安く保証もない劣悪な労働環境で、労働災害が多発しているんだけど、日本人の労働者の場合には、いわゆる家族的雰囲気で誤魔化してきたんですよ。「怪我したかわりにウチで一生面倒みてやるから、大ごとにはするな」みたいな感じで何とかなってしまっていた。  
 でも外国から働きに来た人にはそんなの通用しないですよね。指が切断されるような事故に遭ったのに補償もなく帰国させられるなんてありえないわけで、当然権利を主張するわけです。オーバーステイだろうと、労災申請の権利はありますからね。  シャラ:日本社会の外側から来た外国人の労働者たちが、日本における労働問題を顕在化してくれたという側面がある。皮肉な感じもしますね……。
日本にいる「外国人」は行動に気をつけるべき? 「人種のボーダレス」モデルが考える移民問題(現代ビジネス) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

(中略)一例を服飾にとれば,衣服は単に防寒や装飾だけではなく,民族の所属を表示したり階級を区別する重要な機能をもつ。
哲学事典』「物質文化」(p.1196)
制度とは,「じじつ、こうしないと通じない」という実践知の形で体得され,継承され,再生産される,行為と行為の連接の規範的枠組みである.
岩波 哲学・思想事典』「制度」(p.919)

自主管理個人主義による哲学的な学習

常識や通念の意味や目的に成り立ち等を問うて調べたり、問うて考えたりする習慣を身に着けていくこと。
依存させたり、執着させたりしてくる他者や集団に組織等、そして親近者達に対して、強い警戒心を懐きつつ、自分自身で不断の自助努力を行うこと。
負の感情や思考が持つ正の側面や改善の起点等を見出しつつ、正の感情や思考が持つ負の側面や停滞の要因等をも見出していくこと。
懐疑心や批判的思考等を以て問題提起の力を得ては、論理性や弁論術等を身に着けて、私生活の家事や体操に学問を以て、理論的かつ実践的な自信を持つこと。
新しい異なる見解を持つことが出来るように、実用や目的等の追求だけではなく、教養や文化等への関心としての学知をも得ていくこと。
想像力を高め続けることで、情報が足りない或いは無いものの、実在する事実を探究する力や起点等を得ていくこと。
「知っていること」「や出来ていること」等だけではなく、逆に、「まだ知っていないこと」「まだ出来ていないこと」等をも考慮して計画していくこと。
最善を尽くことで、「何とかなるだろう。」という言葉を、積極的な意味合いとして使用する。つまり、自ら創造することで、積極的な自己満足を実現すること。
名辞と実態はほとんど不一致であるように、言葉と事実はほとんど不一致する。しかしその不一致を見出しては、一致させようとする奮励努力していくこと。
社会的な通念に規定や秩序、仕組みに体制や制度の理を窮めては、理不尽を引き起こし続ける人欲・人情・人意等の理を窮めていくこと。
良心や理論に関する知と、処世や実践に関する知の不一致が余りにも多くなり過ぎたり、大きくなり過ぎたならば、知的な危機感を懐いて身を退くすること。
事実を知るための言葉と事実を創るための言葉の両方を学び修めては、上手く使い熟して、世界を観察する力と世界に参画する力の両方を学び修めること。
数多くの法令・制度・秩序の理である「生の安全保障と持続可能性の不断の維持並びに向上と、死の絶対回避と発生可能性の不断の減少」を窮めること。
余暇や余力の用途を、内的や主体的にもしていき、自然と生じて来る精神的や心理的な虚無感や絶望感等を、楽観的かつ意欲的な原動力へと改善していくこと。
「貰うこと」と「与えること」の均衡を創造的かつ進歩的な保ち続けていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「労働」

紹介文献

移民政策のフロンティア――日本の歩みと課題を問い直す | 移民政策学会設立10周年記念論集刊行委員会, 井口 泰, 池上 重弘, 榎井 縁, 大曲 由起子, 児玉 晃一, 駒井 洋, 近藤 敦, 鈴木 江理子, 渡戸 一郎 |本 | 通販 | Amazon
外国人居住者数・外国人労働者数が共に過去最高を更新し続けているなかでも、日本には移民に対する包括的な政策理念が存在していない。移民政策学会設立10周年を記念し、第一線の研究者らが日本における移民政策の展開と課題・外国人との共生について多面的、網羅的に問い直した書。
移民政策とは何か: 日本の現実から考える | 高谷 幸, 樋口直人, 稲葉奈々子, 奥貫妃文, 榎井縁, 五十嵐彰, 永吉希久子, 森千香子, 佐藤成基, 小井土彰宏, 高谷 幸 |本 | 通販 | Amazon
移住労働者の定住化を阻止するという政府の方針は、彼らの人権を侵害し、使い捨てにすることを意味する。一方で長期的にみれば、ここには人を育てるという視点がない以上、日本社会の持続可能性をも奪うだろう。移民研究の第一人者が結集し、政策転換に向けて必要な視座を提示する。
6. 労働
労働

強制徴用被害者手記「死地を越え帰郷まで」 第2版発行=韓国

ニュース記事

 矢野氏は、日本政府や一部の学者が「植民地支配や強制連行はなかった」「炭鉱の現場で日本人と朝鮮人の待遇に差はなかった」などと主張している状況だが、李氏の手記が歴史の歪曲(わいきょく)に反論する実証資料であると強調した。  
 矢野氏は、李氏が動員された上山田炭鉱について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」(全23施設)に含まれている端島炭坑(軍艦島、長崎県)と同じく三菱の所有だったと指摘。その上で、手記を通じ炭鉱での朝鮮人労働者の待遇がどのようなものだったのかを知る契機になるとした。
強制徴用被害者手記「死地を越え帰郷まで」 第2版発行=韓国 – ライブドアニュース (livedoor.com)

哲学的な解説

一般に性格,道徳的気風,品位などを意味する。(中略)エトス(習慣)を身につけることにより形成される習性と天性が合した性格を意味し,一時的な感情(パトス)とも冷静な知能(ディアノイア)とも区別される。
哲学事典』「エートス」(p.161)
知的欲求が,主体による適切な解釈格子の案出やプラグマティックな問題解決のみを目指すのではなく,すでに先在している真理・実在の発見であるはずだという要請,さらに,そうした真理・実在こそ現象についての経験的な知を可能にする根拠であるのだから,真理・実在はすでにある意味でわれわれに知られていたものであるはずだ,という要請である.
岩波 哲学・思想事典』「想起」(p.967)

自主管理個人主義による哲学的な学習

他者批判だけではなく、適切な自己批判をも行うことで、自由・責任・達観等からの逃避を着実に無くしていくこと。
類似性や帰属意識、または相違性や敵対関係等に基づくのではなく、博愛的な義理人情に客観的な法則性や公平性等に基づいて、評価や判断等していくこと。
名辞や通念等に基づく主張だけではなく、広範囲に亘る時間と、その過程における事象の変化とその多様性や複雑性等に対する学習をも行うこと。
自分自身をはじめ、自分の親近者達や帰属している共同体(集団・団体・組織・地域・社会・国家)の欠点や弱点に悪弊等を、批判的に学び知っていくこと。
責任の所在を、無責任な他者に組織や社会等から、自分自身の意志のある知的な学習意欲並びに学習能力・学習活動へと移していくこと。
抜本的かつ徹底的に実事求是に努め励んでは、持続的に曲学阿世に対抗し続けて、主体的に学問を楽しみ続けていくこと。
今現在のあらゆる事物や事象の成り立ちを、定期的に深く追究し続けていくこと。
破壊や混沌等から、秩序や規則等を見出しては、遠大な創造力を学び得ていくこと。
「かつて在った」や「もう無い」に「未だに無い」等、区分を行う時間の観念だけではなく、「ずっと在り続ける」という哲学的な時間の観念をも持つこと。
「物体」即ち「固体」や「有形」等に認識を束縛されることが無いようにして、「事象」即ち「流体」、さらには「内容」即ち「気体」や「無形」をも観ること。
万物・万事の連環を確りと学び知っては、その多様性や複雑性に満ち溢れた不道徳で美的な変化に対して、道徳的かつ美学的に適応していくこと。
国名や地名、民族名や人名、思想や主義等、名辞とその概念に執着して、疎外という状態に陥らないように、名辞とその実態を正しく学び知っていくこと。
時間を大切にする習慣を以て、深い学習に伴う多大な激痛や辛苦に対する克服を成功させるための時間を確保していくこと。
先哲達の遺徳を懐疑的・批判的・独創的に学び受け継いでは、生命の無い生命の遺産に生命力を吹き込んで、時空を超越した社会的な孤高を実現していくこと。
善き自己管理の大本は、「自分自身に道徳的をはじめ、科学的や美学的、そして主体的に関心や興味に愛すること。」であるのを学び知ること。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「労働」

紹介文献

調査・朝鮮人強制労働〈1〉炭鉱編 | 竹内 康人 |本 | 通販 | Amazon
調査・朝鮮人強制労働〈2〉財閥・鉱山編 | 竹内 康人 |本 | 通販 | Amazon
調査・朝鮮人強制労働〈3〉発電工事・軍事基地編 | 竹内 康人 |本 | 通販 | Amazon
調査・朝鮮人強制労働〈4〉軍需工場・港湾編 | 竹内 康人 |本 | 通販 | Amazon
竹内/康人
1957年浜松市生まれ。1980年代後半から、静岡県での戦時期の強制連行の調査を始め、1990年代後半から全国調査へ。2005年、強制動員真相究明ネットワーク結成に参加、日本や韓国での資料調査をすすめ、軍人軍属の動員、未払い金の実態などについて研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
6. 労働
労働

1945年に起きた「花岡事件」から77年 大館市で慰霊式 秋田

ニュース記事

 太平洋戦争末期に強制連行された多くの中国人が犠牲になった「花岡事件」の慰霊式が30日秋田県大館市で執り行われ、日中友好と平和への願いを新たにしました。  大館市花岡町(はなおかまち)で行われた慰霊式には、市の関係者や国内に住む3人の中国人遺族らが出席しました。  
 1945年6月30日に起きた「花岡事件」は、いまの大館市花岡町に強制連行された中国人労働者が過酷な労働環境に耐えかねて一斉に暴動を起こした事件です。   
 式では遺族の関係者が「歴史の悲劇は繰り返してはならない」などと中国語で書かれた追悼文を読み上げ亡くなった犠牲者429人の冥福を祈りました。  
 発生から77年が経ち事件の風化が課題となっていますが大館市は悲惨な歴史を後世に語り継いで行く考えです。
1945年に起きた「花岡事件」から77年 大館市で慰霊式 秋田(秋田朝日放送) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

人権は,(中略)すなわち内容的には,具体的生活の向上を実質的に保障する規定がもられ,保証の手段としては,国家が積極的役割を市民のために果たすように定められた。
哲学事典』「人権」(p.740)
共感は人間の自然的情緒であり,人間社会の基礎である近親感情や友好を生み出すものである.人間はその生存において他者に依存せざるを得ぬため,生活のごく初期から他者の動作や表情の意味を解釈することを学ぶ.(中略)これは次第により高度な他者の感情の意識的な評価へと発展し,やがて彼の属する社会集団の道徳的伝統の受容に至るのである。
岩波 哲学・思想事典』「共感」(p.338)

自主管理個人主義による哲学的な学習

歴史を学ぶ知ることで、今現在の社会問題等の起因や実態を理解していくこと。
死に対する恐怖心を克服して、自由の無い時流に対する反骨精神を確りと懐いていくこと。
感情を克服しては、情操教育を通じて感情を洗練して、善く多様化や深化させていくこと。
学徳を以て、集団的や組織的に社会的な圧力に無知や害悪等に決して屈せず、学び問い続けていくこと。
経験的や技術的な知識だけではなく、理論的や美学的な知識をも学び得て、「知識を用いる」だけではなく、「知識に遵う」という知的活動をも実践すること。
社会的な関心や興味に流行等ではなく、自分自身の目的並びにその達成のために決行することに基づいて、知的な関心や興味に探究を行っていくこと。
過去を知的かつ学術的に学び直すことを習慣化させて、苦難や危難の逃避や否定に忘却等、そして社会的な風化に対抗し続けること。
他人の無念に満ち溢れた失敗や挫折に犠牲等を悼んでは、その因果関係を解明して、自分自身の潜在的な能力に選択肢や可能性を見出していくこと。
あらゆる物事は必ず風化されていくことを学び悟っては、温故知新や切問近思等の徳行を積み重ね続けること。
苦楽・難易・損得等ではなく、明確に確立させた自分自身の目的を以て、知識を学び得ていくこと。
環境を表層的・形式的に認識するだけではなく、広範囲の時空を洞察して、その内容や深層を認識していくこと。
理性や論理だけではなく、感情や共感等をも以て、言語化されたものの含蓄を洞察していくこと。
共感能力を哲学を以て、多様かつ高度に鍛練しては、思弁や経験等を通じて、多大な激痛や辛苦等を得ていくことで、哲学的で美学的な共感力を持つこと。
個人的な利他主義と倫理的な個人主義に基づいて、人間関係を取捨選択する智恵と勇気を学び得て、人間関係を主体的に維持・調整・改変・深化等させていくこと。
社会的な時間の通念に束縛されずに、学問を以て、時間を学び知って、認識を多様化かつ深化させていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「労働」

紹介文献

シリーズ・花岡事件の人たち〈第1集〉強制連行―中国人強制連行の記録 | 野添 憲治 |本 | 通販 | Amazon
シリーズ・花岡事件の人たち〈第2集〉蜂起前後―中国人強制連行の記録 | 野添 憲治 |本 | 通販 | Amazon
シリーズ・花岡事件の人たち〈第3集〉花岡鉱山―中国人強制連行の記録 | 野添 憲治 |本 | 通販 | Amazon
シリーズ・花岡事件の人たち〈第4集〉戦争責任―中国人強制連行の記録 | 野添 憲治 |本 | 通販 | Amazon
〈第1集〉取材40年、歴史的証言集。中国人蜂起が問う戦争責任。渾身の聞き書きが掘り起こす1945・花岡事件。  
〈第2集〉尊厳をかけた中国人蜂起。強制連行と地獄の鉱山労働。渾身の聞き書きが掘り起こす1945・花岡事件。  
〈第3集〉軍事工場としての花岡鉱山、総力戦体制下の企業の実態。タブー取材を連載した地元新聞。渾身の聞き書きが掘り起こす1945・花岡事件。  
〈第4集〉放置された戦時下の蛮行。国家・企業・地域の戦後責任。取材過程で入手した文献目録を収録。渾身の聞き書きが掘り起こす1945・花岡事件。
花岡を忘れるな 耿諄の生涯 | 野添 憲治, 耿 碩宇, 山邉 悠喜子, 張 宏波 |本 | 通販 | Amazon
 昭和史でも特筆すべき花岡事件の生き証人だった中国人・耿諄。三十年にわたり事件の記録を掘り起こし続けた著者に語った事件の真相。日本の国、企業、国民の戦後責任を問い、現代に警鐘を鳴らす評伝。敗戦69年、事件後69年にあわせた記念出版。
6. 労働
労働

「大企業に入ってダラダラと働くのが一番おトク」日本経済が活力を失った根本原因

ニュース記事

なぜ日本経済は活力を失ったのか。東京都立大学経済経営学部の宮本弘曉教授は「終身雇用や年功賃金といった日本的雇用慣行が、経済成長の足枷となっている。労働市場の柔軟性をいかに実現していくかがカギとなる」という――。
「大企業に入ってダラダラと働くのが一番おトク」日本経済が活力を失った根本原因(プレジデントオンライン) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

社会集団の目標と成員の行動様式,集団内の役割配分と集団目標の間に矛盾が生じた場合におこる現象であり,各種の社会病理social pathologyをもたらす。(中略)急激な社会変化およびそれによって現出した社会的遅滞がこれらを発生させる背景となる場合が多い。社会的不統合social integration,社会的葛藤social conflictともいわれる。
哲学事典』「社会的解体」(p.635)
(中略)「高度大衆消費」(high-mass-consumption)の段階になると,産業が高度化し,人びとの生活もゆとりになる.そして人びとの関心は生産の問題から消費や福祉の問題へと移行する.だが,度髄に人びとの実質的所得の相対的限界効用が逓減しはじめ,ゆたかさ事態の意味も相対化されるという『岩波 哲学・思想事典』「消費社会」(p.780)
岩波 哲学・思想事典』「消費社会」(p.780)

自主管理個人主義による哲学的な学習

疑問に思うのであれば、努めて追究する習慣を身に着けていくこと。
問い学ぶことを以て、社会の一員として、一公民並びに一個人の人生を主体的に送れるように努め励むこと。
否定や回避に忘却等の、消極的で閉鎖的な自己防衛だけではなく、懐疑や批判に修徳等の、積極的で開放的な自己防衛をも出来るようにしていくこと。
様々なものが有りながらも「何も無い」という哲学的な達観を以て、常に新たな学習に努め励んでいくこと。
外界に対する肉体的・形式的・物質的な感覚(五感等)だけではなく、内界に対する精神的・内容的・形而上的な超感覚的知覚を錬磨していくこと。
物質的な利得と精神的な損失の関係とその相互作用等を、長期的な観点を以て省察して、生命活動並びに人生路線の根本的な確立と安定的な進歩を図ること。
時間の無さを痛感していくこと。つまり、数多くの実現や達成に成功が不可能な事柄を見出しては、その原因や理由を解明して、現実的で進歩的に計画していくこと。
ある別の物や事から働き掛けられ続けることは、やがて自己崩壊へと繋がることを学び悟って、「存在の連環」を常に実践的に学び直し続けること。
本当の安定には、適度の変化が必ず存在するという理を学び窮めていくこと。
学び知ることで、硬直化した安定を打破し、革新的な変化を漸進的に実現していくこと。
長期的な安定に対して、危機感を以て「改新」を追求していき、急激な変化に対して、慎慮を以て「調和」を追求していくこと。
人間関係を善く破壊する「無言」と、人間関係を善く創造していく「善言善行」を学び知っていき、自分自身を成長・進歩させる「無言の善行」を実現していくこと。
相手の利益となるが、相手に忌避や拒絶される「革新」を、長期的な視点と強靭な忍耐力を以て、創意工夫しながら、慎重に実現していくこと。
的確な認識の阻害する、「怠惰」・「激情」・「常識」・「貪欲」等を、「努力」・「休養」・「懐疑」・「利他」等を以て克服していくこと。
旧古を本当に善く大切する大本は、善き革新を実現することであり、善き革新を本当に実現する大本は、善き旧古を省察することである、ということを学ぶこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「労働」

紹介文献

社会病理学の足跡と再構成 | 朝田 佳尚, 田中 智仁, 清水 新二, 進藤 雄三, 藤原 信行, 矢島 正見, 齊藤 知範, 赤羽 由起夫, 中村 正, 中西 真, 中森 弘樹, 竹中 祐二, 日本社会病理学会 |本 | 通販 | Amazon
 社会病理学の展開を見据えながら、その系譜を検討し、社会病理学を再構成する方向性を見定める。  
 未来と過去という時間軸に沿って縦断的に社会病理学を問い直す試み。社会病理学を「問い直す」「足跡をたどる」「再構成する」の3部から構成。社会病理学会の30年の学会の歩みをまとめ、これからの社会病理学の未来を拓く1冊。
 欲しい物が、当たり前にすぐ手に入る―、そんな「豊かさ」の代償とは?私たちの「底なしの欲望」を取り込んで繁栄してきた社会経済システム。  
 しかし、自己の欲求を満たすことを何よりも優先する社会には、もはや破滅への道しか残されていない!  
 圧巻の取材力で、「知られざる現実」を解き明かす問題作。
6. 労働
労働

暴行、あばら骨折でも「見て見ぬふり」 技能実習生を搾取する「現代奴隷制」の仕組み

ニュース記事

監理団体や実習機構が機能していないどころか、むしろ積極的に本人を言いくるめて問題を覆い隠そうとしている実態があるなかで、技能実習生の権利を保障するためには、制度外部での支援が不可欠である。その重要なアクターが市民団体・NPOや労働組合だ。
暴行、あばら骨折でも「見て見ぬふり」 技能実習生を搾取する「現代奴隷制」の仕組み(今野晴貴) – 個人 – Yahoo!ニュース
技能実習の基本理念
 技能実習制度は、我が国で培われた技能、技術又は知識の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的として創設された制度です。
 技能実習法には、技能実習制度が、このような国際協力という制度の趣旨・目的に反して、国内の人手不足を補う安価な労働力の確保等として使われることのないよう、基本理念として、技能実習は、
①技能等の適正な修得、習熟又は熟達のために整備され、かつ、技能実習生が技能実習に専念できるようにその保護を図る体制が確立された環境で行わなければならないこと、
②労働力の需給の調整の手段として行われてはならないこと
が定められています。
暴行、あばら骨折でも「見て見ぬふり」 技能実習生を搾取する「現代奴隷制」の仕組み(今野晴貴) – 個人 – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

ベルクソンは(中略)閉ざされた道徳と開いた道徳とをわけている。前者は,家族や国家の道徳であり,社会的な義務意識であり,抑圧の道徳であるのに対して,開かれた道徳は全人類をつつむ愛の道徳であり,人類を飛躍的に進化させるものである。
哲学事典』「開かれた道徳」(p.1168)
激烈な生命力としての意志,古代叙事詩の英雄のような行動力,自由な人間を作る創造力,自己犠牲の努力,自己規律的な労働のモラル,勇気としての徳などがひとつになっているのが,それがソレルのいうviolenceである.
岩波 哲学・思想事典』「『暴力論』」(p.1483)

自主管理個人主義による哲学的な学習

消費者としての立場にいる時、商品自体の価値やそれに対する効用だけではなく、労働者の健康や生計等についても関心や興味を懐いて、思慮深く学び知ること。
常日頃から心の存在を再認識して、知ったことだけではなく、「知る」ということ自体を忘れないように心掛けること。
社会の有名無実や有言無行等を反面教師として、各個人の陰徳や善行等を、慎み深くかつ積極的に学び知って、自ら学び倣っていくこと。
社会の問題と個人の問題を比較して、自身の問題に直面しては、解決に挑戦して、その失敗や挫折に、成果や福徳等を以て、社会の問題の解決に取り組むこと。
総じて、次の順番で「思考」について問うことで、その改善や向上を図っていくこと。
①なぜ思考するのか?(『原因』という存在の再認識と追究)
②誰が思考するのか?(『理由』という存在の再認識並びに創造)
③どう思考するのか?(内容の究明並びに創造)
(なに)で思考するのか?(『思考』という事象の物体化並びに具体化)
⑤何の為に思考するのか?(価値化や目的化と現実への参入)
⑥なぜ思考は存在するのか?(『意識』自体への認識と驚嘆)
問うことを考え、考えることを学び、行うことを学び、そして、学べない人・学んでいない人・学ぼうとしない人の実態を学ぶこと。
孤独や虚心を以て、初心・理念・誠意等に立ち返る時空とその活動並びに精神を持つこと。
「なんで?」という疑問や、「こうなるべきだろう!」という批判ばかりを懐くだけではなく、創造力を育んで、破壊的な批判に対する創造的な批判を行うこと。
創られる時が在るように、壊される時も必ず在るという自明の理を窮めること。
道徳心や倫理観を研磨した成果を以て、社会問題を学び知る苦痛から、喜楽や幸福等を生み出し、それらを以て、意志の強化かつ良化を図っていくこと。
精神と物質、情報と認識の変化を比較して、両立や調和という至難の業にして最適かつ最善の状態に向けて、不断の探求的で挑戦的な学習を行うこと。
善言や正論、理念や大義等を実践躬行し、それが出来なければ、時機の到来を待ち、生きている間に、それが無ければ、誠意貫徹して、陰徳を行い遺すこと。
自分の苦労や苦痛等を、共感や理解、思い遣りや親切の心等を育む重要な力の一つにしつつ、他者の怠惰・無責任・悪意等に利用されないようにすること。
「誰かがいる」という実存的な認識に由る希望や期待を持ちつつも、「誰もいない」という哲学的な倫理的独我論に拠って実践や挑戦していくこと。
「やれば出来る『出来ないこと』を徹底的に見出して、出来るまでやり尽し、「どうやっても『出来ないこと』」の因果関係を究明して、新しい道を考えること。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「労働」

紹介文献

賃労働の系譜学: フォーディズムからデジタル封建制へ | 今野晴貴 |本 | 通販 | Amazon
能力至上主義社会に抗して。「ブラック企業」「過労死」「労働の質の劣化」。なぜ労働環境は改善されないのか。その系譜と構造を明らかにし、労働の視点から現代資本主義社会とその行く末を読み解く。人々の生存と尊厳を守り自由を獲得するためには何が必要なのか、不本意な労働に立ち向かうための社会学。
暴力論〈上〉 (岩波文庫) | ソレル,ジョルジュ, Sorel,Georges, 今村 仁司, 塚原 史 |本 | 通販 | Amazon
暴力論〈下〉 (岩波文庫) | ジョルジュ ソレル, Georges Sorel, 今村 仁司, 塚原 史 |本 | 通販 | Amazon
“戦争と革命の20世紀”を震撼させた書!フランスの社会思想家ジョルジュ・ソレル(1847‐1922)の代表的著作。独特の思想によって「アナーキストからファシストまで」を魅惑したジョルジュ・ソレル。国家の強制力に対抗し、個人の自由と権利を擁護するための、下からの暴力を主張。革命的サンディカリズムの立場から、生産者の共同体と新しいモラルの再建を唱えた。その影響は左右両翼に幅広い。革命的プロレタリアートの暴力の純粋さを主張し、その崇高さを称揚。人間の情熱をかきたて激しい生命の高揚を伴う暴力は、退廃した社会を刷新する新たな道徳を生む。暴力の叙事詩を生産者のモラルへとつなげる問題の書。
6. 労働
労働

外国人労働者に見放された「貧乏国」になった日本のヤバイ現実

 技能実習制度ができたのは1993年。以降、日本で習得した技能や知識を帰国後に母国の経済発展に生かしてもらう「技術移転による国際貢献」を名目に、アジアの国々から実習生を受け入れてきた。だが実態はどうか。実習生は国内の人手不足を補うための働き手としか見なされていないとの指摘や人権面の批判も少なくない。
(中略)
 技能実習制度を廃止し、外国人を正式な労働者として受け入れるシステムを整備するなど、政策の抜本的な見直しが必要だという声もある。
 「総務省統計局が労働力調査の結果を公表していますが、日本の労働人口は急激に減っています。今後も減少し続けるこの国で、一体、誰が働くのか。日本という国が成り立たなくなる前に、思い切って移民政策を取るべきだと僕は思います」
 しかし日本政府はこれまで、移民の受け入れには慎重な姿勢を取ってきた。「移民という言葉を使いたがらないですよね。移民政策をやりますと言うと票につながりませんから。日本は島国なのでアレルギーも強いはずですし。政府が一番ずるいんじゃないでしょうか」
 外国人労働者に見放された「貧乏国」になった日本のヤバイ現実(FRIDAY) – Yahoo!ニュース
 労働傷病兵社会省は今後の方針として、既存市場に加え、イスラエルなどの新たな市場を開拓する計画を明らかにした。高収入かつ安定した市場に焦点を当てる形で、2022年に9万人の労働者を海外に送り出すことを目指す。
 これに伴い、同省は派遣先国との間で労働協力に関する協定の調印を促進させ、派遣先国のベトナム外交当局や関係機関と緊密に連携し、労働者を管理。問題が発生した場合は迅速に対処し、労働者の正当な権利を保護するよう努めていく。
21年の海外派遣労働者数は4.5万人 22年は9万人を目指す [経済] – VIETJOベトナムニュース (viet-jo.com)

哲学的な解説

現実の有限性,不完全性,無常性,迷妄性,堕落性,業苦性を、悟るにせよ,悲観するにせよ,認識し,現実の邪悪や不正と戦って現実を変革,改善することを断念して,むしろ現実を逃避し,その成り行きを静観することによって自ら安全,永遠な真理の世界に没頭して,そこに安心を求め,あるいは見だす生活態度を諦観という。(中略)諦観は理論の面においてのみならず実践の面においても積極的意義をもちうる。人間はさまざまな仕方で生き,また可能的にあらゆることをなしうるが,一つのことに徹し,固有の成果をあげるためには,固有の生き方を「選択」し,他の可能性を断念して特定のことをなさねばならない。この意味における諦観は「決断」に際して不可避的なものであり,実践的にも積極的な意義をもつ。
哲学事典』「諦観」(p.959)
⑴革新が日常化され,自動化され,組織化され,企業者機能が失われる.
⑵合理化の進展により,資本主義を支えた道徳,規律,慣習が失われる.
⑶資本主義の発展は,資本主義に対して批判的な知識階級を生み出す.
⑷経済的成功を基準とする資本主義価値観が薄れ,平等化,社会保障,政府統制,余暇などが好まれる.(中略)
岩波 哲学・思想事典』「『資本主義・社会主義・民主主義』」(p.681)

自主管理個人主義による哲学的な学習

可能なことと不可能なことを明弁できるよう、自身の怠惰と頑固等の欠点や弱点を克服していき、そのために、小さな実践と思弁等を積み重ねていくこと。
自分自身の弱さや儚さを自覚しつつ、潜在能力を自ら開発すること。
「新しくなるだろう」というような受動的な姿勢だけではなく、「新しくしていこう」という能動的な姿勢をも持つこと。
「努力しない努力」や「挑戦しない挑戦」等をも出来るようになること。
意欲が物事の問題や課題等の起点並びに基点となることを学び知って、徳を以て、意識を深化させては、欲求を洗練して、意志を鍛錬していくこと。
諸行無常という道理を学び尽くして、変化・変異・変移の原因や理由に、その内容や影響を徹底的に究明していき、恣意的な分析や解釈等が無いよう注意すること。
歴史上の連続的や持続的な失敗や挫折等を反省するように、自分自身の数々の失敗や挫折等を確りと持続的に省みること。
「棄てる」・「断つ」・「失う」等を、断続的で刹那な観点からではなく、「転換点」や「連関」等を見極める、つまり、「先見性」や「洞察力」のある観点を持つこと。
時間の有限性と可能性の不可能性を、自ら勇ましく、そして深く学び知ること。
「無駄」という観念並びに概念を、常に問い質し続け、そして、問い質す範囲やを広めては、問い質す内容を深めて、問い質すための実践や体験を積むこと。
問題や課題、疑問や疑念等を、周囲の環境に依らずに、自らの知識の追究並びに獲得とその研磨に拠ること。
未来に向けての改善や改革等について語る時に、過去の過失や罪過等を言及し、過去の反省や悔悟について語る時に、今現在で出来ることを行っていくこと。
徳を学び修めて、自他周囲の生命と、その生存の実態を学び知って、自他周囲の尊重と同時に、他者や周囲・社会に期待せずに、自力に期待すること。
自分自身の変化を学び知って、その問題点や課題点等を見出し、心身を活性化させ続けていくこと。
知識を、思弁・教養・経験等、様々な方法や場面で獲得並びに具現化して、その失敗や挫折、成功や成果等を振り返ること。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「労働」

紹介文献

資本主義・社会主義・民主主義 | J.A. シュムペーター, Schumpeter,Joseph Alois, 伊知郎, 中山, 精一, 東畑 |本 | 通販 | Amazon
日経BPクラシックス 資本主義、社会主義、民主主義 1 | ヨーゼフ・シュンペーター, 大野一 |本 | 通販 | Amazon
日経BPクラシックス 資本主義、社会主義、民主主義 2 | ヨーゼフ・シュンペーター, 大野一 |本 | 通販 | Amazon
資本主義はこれまで編み出された経済制度の中で抜群の生産性を誇りますが、その物質的な果実は社会的なコストに見合うものなのでしょうか。強欲、拝金主義、環境破壊、資産・所得格差は、あまりに重すぎる代償なのでしょうか。
6. 労働
労働

パナソニック工場の男性自殺 持ち帰り残業認め、遺族と和解

ニュース記事

男性は19年4月に課長代理に昇格し、業務が増えて自宅に仕事を持ち帰ることが常態化した。同年9月にうつ病を発症し、翌月に自宅で亡くなった。
パナソニック工場の男性自殺 持ち帰り残業認め、遺族と和解(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

一定の目的を達成するために合理的に手段の考量をする目的合理的行為にある程度まで対応するもので,目的によって手段を神聖化するようなことをしない,(中略)
哲学事典』「責任」(p.830)
人間は幸福追求の願望をもって生まれるが,自然的・合理的〈真理〉と人為的・非合理的〈誤謬〉とを区別する能力をもたない.この原理にしたがって教育されるならば,真理を認識し,他人の幸福を増進する行為によってのみ自分の幸福がえられることが理解できる博愛的な「合理的人間」が形成されるという.
岩波 哲学・思想事典』「『新社会観』」(p.820)

自主管理個人主義による哲学的な学習

次の四つの自習を習慣化させること。
①一分程の省察を行うこと・②一文程の短文を書くこと
③一言程の格言を読むこと・④一回程の沈思を行うこと
自分自身の「死にたい」という自殺願望もしくは現実逃避等に本気で直面し、自分自身の「生きたい」という本能に立ち返って、命の価値を再考すること。
自分自身を、他者の需要や社会の評価等から、自力で解放すること。
次の四つの力を鍛錬すること。
①懐疑心・②批判思考・③反骨精神・④自己決定
社会が利己的な目的で次の四つのことを仕掛けて来ることを学び知って、その逆の行為を積み重ねていくこと。
①本当のことを知らせないこと・②おかしいと思わせないこと
③新しく考えさせないこと・④自ら多く深く問わせないこと
自分の感覚や認知を健全に取り戻したり、新しく広げ深めたりするために、情報の収集や分析に、知識の発展や深化に努め励むこと。
人間関係の構築を慎重にして、確りと深く考えて取捨選択や創造破壊し、人間関係等よりも、利他的かつ自己中心的に、自分自身の人生を大切にすること。
有限な時間の中で、時間を命と同等に大切にし、他者・物資・出来事等が、時間並びに人生に付随して来るものとしての観点を持つこと。
「自然淘汰」という自然の摂理を、常に意識しては、「勧善懲悪」という人間の概念を、一つの願望に過ぎないという事実を認識すること。
本気で自分の人生を自分自身のためのものにするために、「学習」と言う自力を鍛錬していくこと。
他者や社会の無責任や無学・無知ぶりを知っては、熟思黙想して自分自身の本音と向き合って、博学で熟知のある責任を持つこと。
孤独を極度に恐れたり、他者に全面的に依存したり、社会的な評価や経済的な不安に全面的に左右される人間関係を完全に断ち切って、自分自身と対話すること。
自分自身の解釈を多様化かつ広範化させて、良心や共感に、義務感や責任感等が、他者や社会が自分自身を束縛や洗脳する欠点や弱点にならないようにすること。
自分の中に蓄積されたストレス並びに言葉や概念と、押し殺して来たストレスや本心と向き合って、正しく自他周囲を認識すること。
唯一、決して取り戻せず、そして有限で一方的に減少し続ける財である「時間」を大切にすること。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「労働」

紹介文献

過労死は何を告発しているか――現代日本の企業と労働 (岩波現代文庫) | 森岡 孝二 |本 | 通販 | Amazon
理論と調査を往還し、独自の認識論を打ち立てた社会学者の足どりを丹念に追う。ハビトウス、界、資本という基礎概念はいかに形成されたのか。膨大な未邦訳文献と一次史料からその葛藤を浮き彫りにする。