7. 教育
教育

子どもの「将来のために」が引き起こす教育の盲点 熊本市教育長・遠藤洋路、「今」の幸せ大切な訳

ニュース記事

 「これまで学校では、子どもに我慢や無理をさせることが多かった。『そんなんじゃ、将来苦労するよ』と言いますが、実際はわかりませんよね。もはや今日の延長が明日という社会ではありませんから。でも『今』だったらどうか。子どもの『今』だったら保証できます。子どもの『今』を幸せにする、そして将来幸せになる力を付けることに目を向ければ、学校のあり方が変わると考えています」  
 将来のための教育だと言えば、未来にならないと成果はわからないと言い訳がきく。だが、「今」に視点を移せば、結果は目の前に表れる。責任が問われるし、改善も必要になるから学校教育が目に見えて変わっていく。当然、現在の学校教育が変われば、子どもの将来の姿も変わるということだろう。
子どもの「将来のために」が引き起こす教育の盲点 熊本市教育長・遠藤洋路、「今」の幸せ大切な訳(東洋経済education×ICT) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

(中略)人間が物を知るとき,自己のいだく知識内容の真実性に関し,あるいは自己が真実と思って語り行うことに関し,はたして真実か否かという真理性,誠実性との関係において,自己を反省する(中略)
哲学事典』「自覚」(p.564)
(中略)〈何処にもなく〉〈何でもない〉存在である人間が,自己の地位と本性をその意志と責任において形成していく点に人間の尊厳の根拠を置こう(中略)
岩波 哲学・思想事典』「『人間の尊厳について』」(p.1237)

自主管理個人主義による哲学的な学習

物事を振り返る時間を設けること。そのためには、失敗や挫折の理由や原因を理解することの大切さと、成功や達成の理由や原因の多様性を学び知ること。
過去・現在・未来の関連性の認識を確立させて、理由や原因に影響である過去と、未だに無い結果や進展である未来の架け橋にして主軸である現在に集中すること。
過去から受けた多大な影響と、未来の想像や予見等によって生じる不確実性に満ちた影響を、今現在の状態や状況を確りと認識することで、この二つを(つかさど)ること。
現実の問題や課題等への不断の現実的かつ実践的な認識を積み重ね続けることで、過去や未来への現実逃避的な認識の転換が無いようにすること。
懐疑心や批判的思考を積み重ね続けて、強いストレス耐性を身に着けることで、円熟した独創的かつ主体的な認識を確立させていくこと。
長期的な安定性・確実性・絶対性等のほとんどは存在しないことを学び知り続けて、不安定性・不確実性・相対性に、多様性や流動性等を学び究めていくこと。
「目標を達成するための時間の区別」だけではなく、「物事の変化を知るための時間の認識」をも行っていくこと。
他者や社会からの要望や圧力等から生じる責任や改善だけではなく、善・美・真等の哲学的な愛好や創造的な追求等から生じる責任や改善にも挑戦すること。
変化を生す理由や原因に影響は極めて多様で複雑であることを、常に再認識すること。
知識の問題点の一つである「主観」を、善く排斥して客観的になれるように努め励んだり、多様化に高度化や深化させたりすることに努め励んでいくこと。
外なる環境と、そこに在る各個体の内なる環境の連関を究明していくことで、因果関係を確りと理解していくこと。
時間と言語の関係性を学び知っていくこと。そしてその関係性から、人々のストレスに、時流の変化、認識の不足や誤り等を見出していくこと。
時間を以て、責任や義務の回避に転換や放棄を正当化したり、改善や向上の不可能性を主張したりせず、時間を以て、責任や義務に改善や向上に努めること。
内界における様々な過去とそれによって生じている様々な事象の省察していくことで、内界の主軸と、その現実的な現在性を確立させていくこと。
外界における時間の一元性と、内界における時間の多元性を確りと学び知って、挑戦的な行動力と創造的な思考力を、相俟って高め強めていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「教育」

紹介文献

人間の尊厳について (アウロラ叢書) | ジョヴァンニ・ピコ・デッラ・ミランドラ, 大出 哲 |本 | 通販 | Amazon
人間は何者にでもなり得ると説くイタリアン・ヒューマニズムの記念碑的文書。
断片化する理性―認識論的プラグマティズム (双書現代哲学) | スティーヴン・P. スティッチ, Stich,Stephen P., 尚樹, 薄井 |本 | 通販 – Amazon.co.jp
 認識の目的は真理ではなかった! 
 「認識論的多元主義」を標榜し、分析哲学そのものの転換を決定づけた画期的な名著、待望の邦訳。  
 認識論では伝統的に真理や合理性を重視し、知識とは「真なる正当化された信念」であると位置づけてきた。本書はこの定義を根本から否定し、認識の目標は多様であり、そうした多様な目標にどれだけ役立っているかを評価軸とするプラグマティックな認識論を提唱する。分析哲学の古典的テーゼに無効を宣告した、現代哲学の最重要文献。
7. 教育
教育

内田良さん「学校依存社会」では働き方改革進まない 答えなき時代、子どもの考える力を信じて

ニュース記事

-教育現場には課題が山積している。  
人の痛みに関心がある。家庭には子どもの痛み、学校に目を向けると教員の苦しみがあり、それを起点に児童虐待、スポーツ事故、教員のブラック残業、校則問題などを研究してきた。苦しい人がものを言えないまま苦しんでいるのは絶対よくない。当事者が思っていることを言えて、それをみんなが受け止められる社会にしていかなければならない。
内田良さん「学校依存社会」では働き方改革進まない 答えなき時代、子どもの考える力を信じて (msn.com)

哲学的な解説

現在の社会で通用している価値評価の原理を根本的くつがえし,新しい原理によって価値を改価すること。
哲学事典』「一切価値の改価」(p.81)
(中略)知行する実践主体(心)を,この一瞬の「今」に実存する現在存在=「現在」と把握して,その営為を,仮に習慣に習って〈知〉あるいは〈行〉と表現するにせよ,もはや分割できない〈今〉という時間相に実存する我々の生の営為を先後に,ましてや軽重に分けられないという.
岩波 哲学・思想事典』「知行合一論」(p.1059)

自主管理個人主義による哲学的な学習

極力、行動の際に自己認識を、思考の際に実践躬行を、伴わせていき、相手が経験に束縛されたり、相手が思考に耽溺したりしていることを反面教師とすること。
様々な思考や行動の要因を内在化かつ私有化していき、外在化や社会化していく思考や行動の要因にも、主体的に認識かつ把握すること。
経験に因って、思考、特に新しい観点や発想等の排斥に繋がったり、思考に因って、実践、特に社交や柔軟性等の断絶に繋がらないように謙虚に省察すること。
相手や社会から不公平や理不尽等を被っても、自分自身は、道に遵って公平を追求し続け、徳を修めて理を尽くしていくこと。
想像や理想等に歴史を以て、自分の経験や実績を批判的に再評価し、現実や実情等に社会を以て、自分の思考や判断を批判的に再評価し、知行を共に改善していくこと。
次の三つのことを学び問い成し続けていくこと。
①意識の根源「熱量」・②社会の原動力「欲求」・③存在の原理
刻々と過ぎ去っていくと同時に、刻々と遣って来る「時間」即ち「変化」を、深く認識していくことで、自身の意識の高度化と、獲得する知識の深化を図ること。
外界並びに形式の時空の一元性と、内界並びに内容の時空の多元生を学び悟って、心を鍛錬して、創造力を高めていくこと。
世界は自分を中心に動いているように誤解や錯覚等していく危険性が、常に潜在的に内在していることを自覚し続けること。
価値の起点である欲求を発展的に統制し、価値の基点である意志を懐疑的に強化していくために、学問を攻究していくこと。
教育を完全に利潤追求の道具化にしたり、学習を身勝手に嫌悪や軽蔑したりする時流になったら、速やかに名利や富貴等から距離を置き、自学自習をさらに行うこと。
雄弁及び自分の決行を以て、相手を説得することと、沈黙及び傾聴並びに相手の信頼を以て、相手を自立させること、この二事に努め励んでいくこと。
己の感情を豊富にしては、多様化や深化させて、鋭敏な感性を持ち、そして同時に、己の理性を働かせては、高度化や深化させて、機械的な認識能力を持つこと。
あらゆる全ての物質と事象は、絶対に別の物質や事象からの作用が存在しているという自明の理を常に再認識して、自分自身のあらゆる結果の原因を究明すること。
獲得した知識を、行動の評価に活用し、行動した経験を、知識の知識に転化させること。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「経営」

紹介文献

現場で使える教育社会学:教職のための「教育格差」入門 | 中村高康, 松岡亮二 |本 | 通販 | Amazon
子どもが自立できる教育 (小学館文庫) | 岡田 尊司 |本 | 通販 | Amazon
専門家が確信した自立へ最適な教育法 教育の真の目的は、子どもを自立させることにある。現代の子どもに起こっているいじめ、家庭内暴力、引きこもりなど様々な問題は、彼らが自立できないことに起因している。その解決法を確信した専門家の渾身の一冊。 子どもの脳のタイプ別に、それぞれ教育の仕方の違いを提案し、それを踏まえれば、子ども達が大きく道を踏み外すことなく自立できると、著者は語る。 また「なぜ日本の若者は自立できないのか」という問題提起のもと、先進国の教育事情を調べ、そのメリット、デメリットを研究して、初めてわかった日本人にもっとも適した教育法を、本書であますことなく公開する。