 | 「死にたい」という疲労困憊や絶望感等から発せられる気持ちや言葉と、「生きたい」という本能並びに本性の矛盾の対立に気付くこと。 |
 | 次の三つの心の状態を、学問を以て改善していくこと。 ①「有る」への執着心・②「無い」への恐怖心・③「在る」の忘却 |
 | 「死」という決定から、「死への行き方」即ち「有限の生命活動の有様」を、自ら学んでは、悩んで、そして、決行すること。 |
 | 自分が好きで、自分には出来ることを誇り尊んで、社会から不当に強要される、自分には出来ないことを恥じ苦しまず、まだ出来ていない徳行に努めること。 |
 | 考えることと同時に、感じることにも努め、感じると同時に、学ぶことにも努めていくこと。 |
 | 報道等を通じて、病気や災害、事故や事件、戦争等はもちろんのこと、周囲の環境に在る動植物の変化、特に闘争死や衰弱死等も記憶すること。 |
 | 死に関する事実を知るまたは思い出して、生気を高めていくことを習慣化させていくこと。 |
 | 食事で、深謝の念(深い感謝と誠実な良心)を必ず懐くこと。 |
 | 「『死』という、全て生物が到達する存在の最終の瞬間」という平等の存在と、「『生』という、全て生物の有限の活動」の不平等性を学び知ること。 |
 | 時折、意を無にしては、心を虚しくて、情を空しくし、そして、純一無雑な認知で、景色(空間)を観ては、変化(時間)を黙視して、本心(点)に立ち返ること。 |
 | 自分で自分自身を大切に想う気持ちを以て、他者や環境を認識並びに洞察すること。 |
 | 死を招く発言を厳しく戒めては、生を促がす発言を適時に行って、生を冒して死を招く誹謗中傷や暴力には、厳粛な自衛行動あるいは拒絶的な回避行動を成すこと。 |
 | 危険なことは、一人で考えずに、善人や賢人を探し求めて相談し、善良な行為は、大衆や社会には、出来る限り、あるいは善い理由外では極力公言せず、行うこと。 |
 | 次の三つの構造を認識すること。 ①他者の苦痛並びに死に因って自分自身が生存していること。 ②自分自身の喜楽並びに生に因って他者が死亡していること。 ③自分自身の意識並びに気力には、「死」という内容が在ること。 |
 | ストレスから来る肉体的・精神的な疲労困憊や激痛・辛苦等を、真剣に受け止めて、生の継続を何よりも最優先して、死の可能性を限り零に低めていくこと。 |