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経済

新しい資本主義の実現に向けて

ニュース記事

特集-新しい資本主義の実現に向けて | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)
 市場に依存し過ぎたことで、公平な分配が行われず生じた、格差や貧困の拡大。市場や競争の効率性を重視し過ぎたことによる、中長期的投資の不足、そして持続可能性の喪失。行き過ぎた集中によって生じた、都市と地方の格差。自然に負荷をかけ過ぎたことによって深刻化した、気候変動問題。分厚い中間層の衰退がもたらした、健全な民主主義の危機。  
 世界でこうした問題への危機感が高まっていることを背景に、市場に任せれば全てが上手くいくという、新自由主義的な考え方が生んだ、様々な弊害を乗り越え、持続可能な経済社会の実現に向けた、歴史的スケールでの「経済社会変革」の動きが始まっています。  
 成長と分配の好循環による「新しい資本主義」によって、官と民が全体像を共有し、協働することで、国民一人ひとりが豊かで、生き生きと暮らせる社会を作っていきます。  
 様々な弊害を是正する仕組みを、「成長戦略」と「分配戦略」の両面から、資本主義の中に埋め込み、資本主義がもたらす便益を最大化していきます。
特集-新しい資本主義の実現に向けて | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)

哲学的な解説

賃労働の生産する商品の価値量は賃金をはるかに越える。こおn労働生産物の価値と労働それ自身の価値と差額が剰余価値である。剰余価値は本来労働の生産物でありながら,資本家によって搾取され,地代などのいわゆる所得形態が派生するのである。
哲学事典』「剰余価値」(p.721)
資本とは,一般には生産手段などの資本財(機械や原材料)か,あるいはそれらに投じられる資金を指すと理解されているが,経済学史においては議論がわかれている.資本の本質に関する議論は,利潤あるいは利子の源泉をめぐる議論として資本主義の動態的発展論,経済成長論に繋がっている.
岩波 哲学・思想事典』「資本」(p.680)

自主管理個人主義による哲学的な学習

行動を分析や省察することを習慣化していって、利欲による認識力の低下や肉体的に感覚的や主観的な認識による恣意的な暴走を無くしていくこと。
外界の他者に事物や事象だけではなく、内観にも努め励んでいくことで、外物ではなく、自己に求めることを学び行っていくこと。
貯蓄だけではなく、投資、取り分け自己投資に努め励んでいき、そして、他者や団体等に投資する場合も、その成果や好影響等を確りと吟味にしていくこと。
人間社会における、形式的で実用生を追求し過ぎてしまった「時間」の通念だけではなく、自然界における、多様で神秘性に満ち溢れた『時間』を学んでいくこと。
「時間の時間」、つまり、言動並びに意識の活動を生す心理や精神並びに知の活動並びに事象を確りと主っていくために、学習する思考を成していくこと。
「問題点の問題点」、つまり、有形や名辞に、現象や表象等から見出される問題点だけではなく、内容や本質に自然法則からも見出される問題点をも見出していくこと。
自己と他者に集団や組織、社会や国家、そして自然との相互作用とその影響を確りと自主的かつ積極的に学び知っていくこと。
事象の中心や事物の中核等と、自分自身の精神を一体化するかのような高度な認識に挑んでいくことで、通念を創造的に打破して、独創性を身に着けていくこと。
欲求は、脳のある生命の特有の原動力にして創造力でありながらも、甚大な破壊力にして暴力的な創造力でもあることをも学び悟ること。
あらゆる所有は一時的であり、そして本質的には幻想であることを学び悟り、そして、徳並びに時間を実践的・哲学的に所有することに挑んでいくこと。
「環境を利用する」という観念並びに活動だけではなく、「環境の中で創造的かつ調和的に生きていくこと」という観念並びに活動をも行っていくこと。
承認欲求や他者依存のある言語の解釈を無くしていき、自己実現や自主独立のある、さらには、共感や理解等のある言語の解釈を学び行っていくこと。
政治学・経済学・実力主義等に生物学から、生命の儚さと軽さを学び悟り、哲学・倫理学・幸福主義等に物理学から、生命の神秘と貴さを学び知っていくこと。
欲求と認識、どちらを先後にするべきかを熟慮して、適当に決行していくこと。
肉体的や感覚的な効用だけではなく、理念のある精神的や論理的な効用をも以て、財やサービス等を消費していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「経済」

紹介文献

監視資本主義: 人類の未来を賭けた闘い | ショシャナ・ズボフ, 野中 香方子 |本 | 通販 (amazon.co.jp)
 本書の目的は、誰も知らないこの領域の、最初の地図を描くことだ。多くの開拓者が後に続くことを願っている。監視資本主義とその結果を理解するには、さまざまな学問分野と時代を縦横に行き来しなければならない。目指すのは、これまでなじみのなかった概念、現象、レトリックおよび慣行の中にパターンを見つけるのに役立つ概念と枠組みを構築することだ。そうやって未踏の地を地図に記していけば、やがて人形遣いの、骨と肉を持つ実体が見えてくるだろう。
 この地図の多くの地点は、荒れ狂う時代の急速な流れから自然に浮かび上がってきたものだ。わたしは現代の状況を理解するために、テクノロジーの詳細と企業のレトリックとの複雑な交差の深部にパターンを読み取るという手法をとった。わたしの挑戦が成功すれば、この地図と概念は、前例のないものの全容を明らかにするとともに、監視資本主義が経済的・全社会的支配を追い求めるにつれてわたしたちの周囲で起きてきた激しく急速な変化を、より賢明かつ包括的に理解する助けになるだろう。
宇沢弘文 傑作論文全ファイル | 弘文, 宇沢 |本 | 通販 (amazon.co.jp)
 経済・社会のあらゆる問題に取り組んだ哲人経済学者が、生涯をかけて伝えたかったこと。ノーベル経済学賞受賞者J・E・スティグリッツ教授と恩師・宇沢教授との交流が明かされる追悼講演も収録。