敬虔新聞

№006)内幕の刷新及び内政の充実化そして内入りと内生活の深化

2024/10/17 1:37

 「観光立国」、これは国内外の観光客の誘致しては、自国内での消費を促進して、その利潤を経済基盤にすることを、国家の発展に繁栄の基本的な方針である。私達の祖国日本には、「御もて成し」と言う、客人達や旅人達等への心技体を尽くした慇懃饗応や歓待に礼遇とその文化があるが、これもまた、日本の「観光立国」を美しく実現しては持続的に展開させ続ける基本の一つであろう。

 さて、私達の祖国日本の観光に関する国是と、それに基づく国策に、「観光立国推進基本法」と「観光立国推進基本計画」があるが、では国是の内容の一部を味読して、当事者意識を以て批判的・建設的・生産的に考えていこう。

前文
観光は、国際平和と国民生活の安定を象徴するものであって、その持続的な発展は、恒久の平和と国際社会の相互理解の増進を念願し、健康で文化的な生活を享受しようとする我らの理想とするところである。また、観光は、地域経済の活性化、雇用の機会の増大等国民経済のあらゆる領域にわたりその発展に寄与するとともに、健康の増進、潤いのある豊かな生活環境の創造等を通じて国民生活の安定向上に貢献するものであることに加え、国際相互理解を増進するものである。[中略]
(施策の基本理念) 
第二条 観光立国の実現に関する施策は、地域における創意工夫を生かした主体的な取組を尊重しつつ、地域の住民が誇りと愛着を持つことのできる活力に満ちた地域社会の持続可能な発展を通じて国内外からの観光旅行を促進することが、将来にわたる豊かな国民生活の実現のため特に重要であるという認識の下に講ぜられなければならない。
(住民の役割)
第五条 住民は、観光立国の意義に対する理解を深め、魅力ある観光地の形成に積極的な役割を果たすよう努めるものとする。
観光立国推進基本法 | e-Gov 法令検索(平成十八年法律第百十七号)

 まず、観光が国際平和と国民生活の安定の象徴するものであることは、確かに一定の正しさがある。平和であるからこそ、観光業を始めたり、興したり、続けたりすることが出来、そして「国外」(或いは国内の別の地方)から観光客が来訪して観光業が成立に存続する。そしてそれと同時に、「国内」(並びに地元)での「国民生活の安定」即ち「国民が健康で文化的な生活を享受している」があるからこそ、観光業が存続そして発展する。そして観光業の成立に存続そして発展が、地域経済並びに国民経済の成長に発展、更には、人民の健康で文化的な生活の成立とその更なる向上、そして、余財並びに情味に満ち溢れた、持続性と多様性の豊かな私生活と社会生活に地域社会という環境の完成と護持に繋がる。これこそが「御もて成し」という基本を有する観光業の根本義そして醍醐味のある偉業であろう。

 が、しかし、果たして私達の祖国日本の現実、そして私達自身が過ごしている実社会と各自の私生活は、実際はどうであろうか?

 最も近い歴史的な国事の実例を振り返ってみよう。その実例は、3年前の「2020年東京オリンピック」(実際に開催した年は2021年)である。以下はその問題について報じたものの一部である。

五輪開会式で余った弁当約4千食廃棄 国会でも問題視 – 東京オリンピック:朝日新聞デジタル (asahi.com) 2021年7月29日 6時00分

五輪・パラのスタッフ用食事、1か月で13万食廃棄…注文の25% : 読売新聞 (yomiuri.co.jp) 2021/08/27 18:33

五輪で未使用のマスクなど廃棄 9会場で500万円相当:朝日新聞デジタル (asahi.com) 2021年8月31日 17時50分

帰国強要されたベラルーシ陸上選手、ポーランドがビザ発給 – Bloomberg 2021年8月2日 13:32 JST 更新日時 2021年8月3日 12:05 JST

東京五輪・パラ 3491億円の恒久施設は“レガシー”となるか | NHK 2022年7月22日

角川歴彦被告が無罪を主張 6900万円贈賄の罪 五輪汚職初公判 | 毎日新聞 (mainichi.jp) 2024/10/8 13:47(最終更新 10/8 15:09)

 膨大な数の動植物の惨死と数多くの労働者の苦労が無駄になってしまったこと・膨大な資源と数多くの労働者の努力が無駄になってしまったこと・「平和の祭典」というオリンピックの本来の理念も意義も目的の形骸化してまっていることと継戦という事実・大勢の人民が辛勤して得た収入からの徴税が無駄遣いや浪費されてしまったこと・多額の汚職の数多くの被告者達、そしてそれから3年以上が経過した、今現在2024年10月の国外外の実態…私達の日本の歴史的な国事「2020年東京オリンピック」の本当の成果は、一体何だったのだろうか?今から私達が確保でき始める本当の成果の一つは「熟議民主主義の大切を身近から実践的に学び知ること」なのではないだろうか?

いろいろな観点でしっかり議論を積み重ねていって、その上で判断をしていく。[中略]『何のためにやるか』というみんなの議論を重ねていって、そこから出発してほしいというのが、私は東京からの学びなんじゃないかなと思います」
東京五輪“レガシー” 為末大が語る教訓「ビジョン」と「責任」 | NHK

 熟議は、内幕の刷新及び内政の充実化の起点にして基点の一つであるのだ。

 そしてこの事に基づいて、徳を以て内入りして内生活の深めていくことだ。

一、政経の善美は、民徳の推戴で成る政徳と、民福の実現が果たす持続。
一、教学の善美は、エンパワーメントの遂行、及びオートノミーの完成。
一、知命の善美は、死の美と生の儚さを知って世・人・己の為に生きる。
二、その影の向こうに在るあの光、そしてこの識…無知の知を知ったよ。
二、その人の向こうに在るあの事、そしてこの念…克己復礼を遂げたよ。
二、その運の向こうに在るある道、そしてこの意…志学して修徳するよ。
三、外政に偏しては、内政を疎かにして、先住民に押し付ける…衰亡ね。
三、営業に無理強いしては、開発を止め、人事は数合わせだけ…崩壊ね。
三、身は多忙に激務あるいは刺激に逸脱に居続け、心は無学に…自壊ね。
四、政治の利害に功罪そして正誤に善悪…前者は寡少で後者は甚だ多い。
四、経済の虚実に質量そして進退に美醜…実るも退化し、多いけど醜い。
四、私生活よ、家事に自己管理に努め励もう!内生活よ、徳を修めよう!
五、経済に政治・経営に組織・宗教に信仰、非営利に親交…厳戒しよう!
五、参政に内省・消費に効用・理想に現実、克己心に向学…鍛錬しよう!
五、ああ、醜悪…ああ、愚鈍…ああ、発狂、ああ、偽善者…改過自新を!
六、適度な太陽光・適量の清潔な水・栄養分が豊富な土壌・澄んだ空気。
六、適度な厳に難・適量の崇高な知・慈悲心が豊富な教育・自由な博学。
六、完熟した野菜や果物は地徳の果、円熟した者は人徳の果、因は天徳。
七、社交・技能・頭脳・人格、左ではなく右から、厳選に精選するのだ。
七、規程・制度・体制・評定、左ではなく右から、善導に淘汰するのだ。
七、有徳な人格・有能な批判・有効な適正・有望な大損、これらが有力。
八、真理の内容証明は未熟で未達の知、神の存在証明は未熟で未達の情。
八、徳を以て諸事を熟すのだ、自力で現実でね。そして道に達するのだ。
八、達したらすぐに未達だったことを悟っては続ける。それこそが上達。
九、話すこと、そして聞くこともね。読むこと、そして書くことをもね。
九、出し、そして無を知ろう。入れては容れて、そして出して有してね。
九、言語も概念も意識も自我も超越し、道に達する…そして現実に帰還。
十、「神は無く唯真理が在る」。死を誠に覚えて、無知の知を確りと得る。
十、「全ては無で唯我が在る」。暴れるな、静めよ。棄てるな、臨むのだ。
十、「全ては無意味で無駄だ」。知ったら、決めよ。得たら、鍛えるのだ。

 成長は、内入りしてから本番であり、進歩は、内生活の深化に基づくのだ。


開物成務をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメントを残す