2.天は、不変の道の常住なる不生の道、不知の玄妙なる原理、不能の巧緻なる根源。義は即ち知。
2:1.生者である事を認識しては、自覚して、生産せよ。知者である事を省察しては、自重して、温習せよ。能者である事を確立しては、自任しては、敬譲せよ。道は自律、原理は自省、根源は自決。
2:2.心肺について熟考しては、情理について熟考して、内外について熟慮し、不断の精勤と有意義な苦労を決行しては、不利な英断と忍耐強い意を確保して、決定的な境界と二つの環境を自覚せよ。
2:3.皆無が皆無、創造が無かった破壊も、誕生が無かった死去も存在せず、生産が無かった消費も、失敗が無かった成功も、ほぼ存在しない。大自然が原産者で、心技体が生産者で、知情意が加工者。
2:4.教理の内容を「絶対不変にして唯一無二の道の解釈」と仮想し、教義の意義を「原理の神秘的かつ実際的な認識」と仮定して、「根源に帰着して生涯学習する有徳な人格者」という師範に成れ。
2:5.道義は志操堅固を以て道への道を大成する学業、徳義は下学上達を以て原理へと到達する虚業、意義は根源から自己実現を完遂する実業。実業は功業へ、虚業は偉業へ、学業は遺業へと進展する。
2:6.「生知安行」という特級、「困知勉行」という初級、「学知利行」という中級、「疑知検行」という上級、「不知遂行」という最上級。進級の様は、「学んでは、更に学んで、常しえに学ぶ。」だ。
2:7.長年に亘る厖大な万言と談話・傾聴・読解・著述・黙想等で、遂に名言・名案・名文・名著・名人が完成する。関心に心服が上援下推を為し、深謝に尊敬が合縁奇縁を成し、仁に義が道を生す。
2:8.文明に文化、制度に体制、構成に構造、系統に系列、熱能量に意識。起点を探り、要点を知り、拠点を創り、疑点を懐き、欠点・弱点・争点・盲点・難点の解決に挑み、原点回帰して、己を知れ。
2:9.太一は至道至徳、無極は至微至妙、太極は玄妙にして絶妙、太陰は神妙にして霊妙、太陽は精妙にして巧妙。誠意に開悟・虚心に平気・空観に帰一を実践躬行し、自ずと無為自然へと転化せよ。
2:10.喜が共感や理解である事も、怒が適切や正当である事も、哀が悟道や達観である事も、楽が教育や学習である事も、滅多に無い。自ら情操教育を自身に施しては、己自身の心の知能を高めよ。
2:11.感覚器官に神経と頭脳そして意識とその暗黙知、言語学に情報科学と認知科学そしてコミュニケーションとその形式知。暗黙知を不知不識の学道にし、形式知を実効のある学徳の所産にせよ。
2:12.知識は、正に脳の在る生命体の生命活動の極めて一般的にして日常的な所産。その所産が本能の畜産であり続けること勿れ。そして利欲に依る大量生産か減産を打破して、徳の産物に変えよ。
2:13.気に因って、万事が一事を為し、万物が一物を生し、気に由って、宿命が一時を為し、活性が一所を為し、気に依って、極点が一環を成し、終点が一理を成す。流れに全体と部分を学ぶのだ。
2:14.「知る必要が無い」という判断・「知りたくない」という情動・「知る事が出来ない」という見解・「もう知った」という結論。忠勇・義勇・知勇を以てこれらを根治して、才知を成すのだ。
2:15.極悪は、善を全く以て知らない上に、悪用する事は出来ても、本当に知る事は不可能である。至善を誠に崇拝しては拝命した次善は、悪も極悪も誠に知る上に、巧みに融和しても、共同しない。
2:16.生への渇望と死への渇望、我利我利とその貪欲と大義名分とその知勇、暴力とその自然と智恵とその徳性、我とその内向と慈とその円熟。両者を再生しては、兼学して、承前啓後を善く成せ。
2:17.天を誠に崇拝して自我を浄化・純化・美化し、礼義を尽くして内界を組織化・体系化・秩序化し、仁知を遂げて人格を強化・分化・徳化し、自我を道と一体化させ、徳を以て開化に参画せよ。
2:18.義民を生しては、義兵を為して、義軍を成し、そして義戦を遂げ、後に、和解を成就しては、平和を確立し、兼愛を実現し、尽善尽美を以て政徳に政経と政教を成せ、至忠で義烈なる志学よ!
2:19.日に日に同化し、週に週に硬化し、月に月に退化し、年に年に悪化し、欲は強大化し、病は深刻化し、争奪が多発しては激化し続けて止まない。退歩という悲運の中に進歩という悲壮美あれ。
2:20.義を以て遁世へと勇退せよ、明哲保身を続行する為に。義を以て沈勇を成せ、人情世態に同行する為に。義を以て超世へと勇進せよ、磨揉遷革を遂行する為に。そして、地味に守節死義せよ。
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