1.内奥へと誠に深入りしては、深掘りして、深意を立て、現実を誠に再認識して、確りと生きよ。
1:1.外界から内界への善き働き掛けが仁術の、寛厳の宜しさの確保が仁学の、自尊心と向上心の有る自主管理が仁政の、挑戦と忍苦に克己が仁徳の、施行に辛勤や苦学が仁道の、基本と成っていく。
1:2.外界においては「動かす」ではあるが、実はそれは内界においては「強いられている」である事は甚だ多い。外界にて「自ら動く個体」に成り、内界にて「自ら働く主体」に成り、異界へ進め。
1:3.「貧乏神」とは即ち「苦学力行の神髄」、「疫病神」とは即ち「周知徹底の神髄」、「死神」とは即ち「真実一路の神髄」、「悪神」とは即ち「綱紀粛正の神髄」、「善神」とは即ち「創造性の神髄」。
1:4.深い慈しみという、気宇壮大な起点にして極点を生し、深い愛という、盛大な進取果敢にして上昇志向を為し、仁という、極みにして至りに達し、そして、調和を成しつつ、徳業を遂げ続けよ。
1:5.医学・理学・工学・仁学、この四者を確実に独立させつつも密接に連携させよ。傷や病気に障碍や障害等の本質は自然、大自然を正しく理解しては、臨機応変に開発して、主体的に互助せよ。
1:6.過去に在ったがもう無いあの深い傷みに痛みや苦しみ、そして激しい怒りや深い悲しみに未完の愛を探求しては措定し、その貪婪・至愚・暴発・悪辣を無視して、この心機を学道へと一転せよ。
1:7.暴利を拒絶しては、虚名を排斥して、富貴を固辞し、そして不適当から速やかに潔く勇退せよ。天の御命令を受容しては、諸徳を深造自得して、清純を堅持し、そして徳操を以て道へ勇進せよ。
1:8.道は並立で、対立は万物の厳父の如く、包容は万物の慈母の如く。夫にして父なる顕現は御主人様で、妻にして母なる隠微は奥様。徳と共に善戦しては、秘奥を窮めて、調和を成す孝子に成れ。
1:9.修徳しては脱俗し、修道しては超俗し、還俗して積徳し、俗化しつつも純化し、新たな俗縁を創り出しては善美なる良縁へと変え、機微に深く触れては理解を深め、心物の両方に誠に通暁せよ。
1:10.古来の寸言に「至誠如神」とある。正に他ならぬ徳性こそが神性であり、理性は良性であり、知性は属性であり、感性は可能性であり、本性は惰性であり、心性は毒性である。習性を改善せよ。
1:11.無益の秘宝である修道を、確りと秘蔵と護持しつつも、誠に確認と体現せよ。無意義な有意義である修徳を、誠に自得と貫徹しつつも、上手に保身と処世せよ。そして先哲達を誠に顕彰せよ。
1:12.確かに、あの世界こそが美しいが、この世界は醜く、その世界もまた醜くなる運命を辿る事と成る。しかしだからこそ、実は無意味でも意味付け続け、本当に絶望してもやはり初志貫徹せよ。
1:13.生命力の本然は気であり、生命力の本性は自動化された集中力と物化した熱量であり、生命力の本質は一定化と規則化されては保存と遺伝された熱運動であり、生命力の本末は自由と適応。
1:14.地核からの重力で地球が成立し、太陽からの光と熱で生命が産まれては育ち続ける。中核からの引力で自我が成立し、遺徳からの教学の隠微な影響力と信実な政経の遺産で進歩は断続する。
1:15.貪欲に熱中すること勿れ。意欲の中で熱中し続けてはならない。熱狂しても良いが速やかに正気付くように。熱の温度の流れと同様に、徳が熱中するのは短期間で、後に道へと再び適帰する。
1:16.流され続ける、これは、大自然の道で、無知であれば道に盲従し、浅知であれば道に服従し、意図的に無知であれば道に屈従する。誠に知って忍従し、誠に学んで適従し、誠に天に臣従せよ。
1:17.天の勅令は無極に在り、その詔勅は太極に在り、その勅使は陰陽、違勅もまた勅令で、勅語は、適時の到来と適所の出現、そして適材の徳業とその適言。使命は密勅。至誠を以て奉勅せよ。
1:18.潜在意識を究明して、自己意識を補完し、道徳意識や規範意識を確立して、美意識を創造し、集団意識や社会意識を浄化して、孤高に、危機意識を強め、目的意識を高め、問題意識を深めよ。
1:19.相手意識の向上よりも、まずは相手そのものを洞察しては、確りと取捨選択して、誠に自敬を確立せよ。自ら、無意識を究明しては、前意識を明確にし、自己意識を明確にする事こそが、道。
1:20.帰属意識が弱くて愚かで惨めな群居本能の所産ではないようにし、職業意識が盲従する向上心に病的な自己否定や破滅的な自己犠牲の開始ではないようにせよ。そもそも、意識自体が偏依だ。
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