5.信心深い賢者にして学者、思い遣り深い信者にして知者、思慮深い強者にして巧者に、成るのだ。
5:1.全く以て、続きに続いていかなければならず、確かに本当はそうでなければならない訳ではないが、それはもはや、至極当然の自然な道。さればこそ、続きに続く時点ではなく、続きに成れ。
5:2.その者が殺されるのを確実に知りながらもなおそこに送る者は、正に主犯者と共謀する共犯者。天は至徳にして不徳なる真犯者、大自然は元徳を生成する主犯。生殖を賛否して盛徳大業を成せ。
5:3.言語道断なる情操を以て天を畏れては崇拝し、無為自然なる情理を以て生命を畏敬しては尊愛し、稽古して意在言外を知り、革新して意味深長を成し、初志貫徹して名実一体を果たすのだ。
5:4.機会を極力均等にし、格差を最小限まで抑えては最低限に止め、補完性原理を最大限まで上げては最高限を保ち、滅私奉公そして公明正大更には謹厳実直を以て、受納と再配分を遂行し続けよ。
5:5.有徳な人格を以て、信義誠実の原則を体現かつ完遂し続ければ続ける程、善悪正邪と是非曲直、更には貧富貴賤、そして賢愚苦楽に正負禍福、多忙多責に多事多難が襲来し、後に多幸万福が成る。
5:6.何度も病み続けたら、もう潔く辞めよ。本当に已むを得なければ、確りと止めを刺せ。ずっとやる気が無ければ、思い切り去れ。違える上に通じなければ、決別せよ。未練や後悔を残す事勿れ。
5:7.巧妙に扇動すれば、世に入れられる。勢い能く入れ知恵すれば、世に合う。世を知っては、世を忍びつつ世に在り続けて、世と推し移りながらも、道に徹しては、志を貫いて、徳を成し遂げよ。
5:8.ああ、世を捨てても善いが、どうか、本当にお願いする、心の底から誠に頼むから、命だけは捨てないでくれ!世を去るのではなく世から去るという終わりにしようではないか!道は自愛だよ。
5:9.世は元偲び。だが、先哲達や英雄達を誠に偲ぶこと、そして遺徳に遺愛や遺訓に遺教を誠に学ぶことは、滅多に無いこと。実際、無知な上に無心であり続けるのが世の常。孤高に信念を貫け。
5:10.家庭生活は偶然と本能の所産で、蟠りだらけ。学校生活は形骸化と商業化し切った溜まり場で、苛めだらけ。社会生活は偽善と欺瞞で成り立った強制で、理不尽だらけ。背信を克服し続けよ。
5:11.過干渉に成らないように、補完性原理を確りと留意しつつ、善意に誠意、適時に適所、合意に昵懇等を以て、健康護持・心身用心・応激注意・死別配慮等を成功させ、共同体扶助を構築せよ。
5:12.世はいつまで経っても張り物であり続け、そして実に回り持ちである。だからこそ、観察力に洞察力、警戒心に注意力、懐疑心に批判的思考、自制心に克己心、決断力に実行力等を自得せよ。
5:13.言うまでも無く、信用されても、易々と喜ばないようにせよ。熟慮すれば分かるぞ、信頼されても、深い関係がすぐに築かないようにせよ。ああ、たとえ信愛されても、心を全開する事勿れ。
5:14.期待などするな、しかし徳の有る期待に確りと応じよ。希望など無くせ、だが失われた道への希望が無いようにせよ。祈願など止めよ、だが祈願所を大切にし、純情一意専心を以て黙祷せよ。
5:15.信仰は確証ではなく、確信でも無い。だが、道を信じては、徳を仰いで、自助努力を決行しながら尽力して諸事に当たり続け、そして至誠を以て遂行しつつ天の御命令を受容する信仰は道。
5:16.信仰生活は正に、精神生活であり、そして私生活である。そうであるからこそ、霊験灼たかな上知が成り、神神しい情操が成る。それが集団生活や社会生活になってしまえば、害毒が生じる。
5:17.篤信を以て精神生活を豊かにし、忠信を以て私生活を強くし、誠信を以て社会生活を善くし、自助を以て道を創り出し、共助を以て絆を深く築き、公助を以て和を成し、互助を美風良俗にせよ。
5:18.民主的で公平無私な税制を確立しては護持し続け、課税が民生の支柱にし、悪税を阻止や撤廃し、深謝を懐きつつ徴税し、衆知が政府を信頼しつつ納税するようにし、脱税者達を厳しく罰せ。
5:19.道と哲理に徳と理念、気味と性質に実質と数量、憲法と法令に政策と景気、秩序と自由に責任と権利、これらを網羅し、包括し、総合して、熟議し、意思決定し、合意形成して熟慮断行せよ。
5:20.生意気や生物知りであり続けたり、生半可な知識や感情等を、放置したり、駆使したり、肯定したり等すること勿れ。だが、全く以て、真理は至理にして超至理で無因。根拠無く受け容れよ。
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