零.能量が能う量、万有引力が能う性、相転移が能う質、能う力が徳。本能から本源への道を創れ。
一.真善美。知覚は外界の模写の如く、認識は外界の複製の如く、言語は外界の翻刻の如く、概念は内界の百科事典の如く。現実への適応は知識と学習の極意、事実の認容は知識と学習の奥義、真理の追究は知識と学習の神髄。善を創造と破壊を兼備しており、分化と一体化、一様と多様、均整に均衡、融和に調和は存在し、美は、生命の情操の極みと直感の至り。実事求是と尽善尽美を成せ。
二.徳愛学。理を窮めては、気を付けて、性を活かし、そして天の御命令を知っては、能量を能力に変えて、能力を思弁と経験で発揮し続ければ、能量が有機的な変質を有して、「能質」即ち「徳」が生じる。その性質は微弱へと流れては自強する。そして本能を道徳的に抑制と否定しつつも知的に肯定と注力し、倫理的に克服しつつも審美的に洗練して、「愛」を生して育み、それを学へ注げ。
三.知情意。正真正銘の知は、合目的的な無目的で、そして合理的な不合理である。故に、真理の追求する知が、正に知の中の知であり、そして本物の知は確定しつつもそれ自体もまた仮定か措定に過ぎないことを誠に知る。情は、一定化されて上に保存された熱運動であり、また定式化された流動的な化学反応であり、そして、合目的性と合理性を含有した本能の能量の有機的な流れである。意は、知性に理性、感性に悟性、志向性に計画性、合目的性と合理性を総合した、狭隘且遠大な道。
四.衣食住。非常に計算高く成っては、大変勢い込んで利益を追求して、極めて高い競争意識を有した実力者として活躍してこそ、経済の成長に発展が成し遂げ続けられ、技術革新や人材育成等も進歩的に続く。だが、経済開発そして人間開発こそが経済の極意と奥義であり、そしてどうであれ、基本的そして最終的には、衣食住の確保とその倫理的及び哲学的な護持こそが、経済の神髄である。
五.心技体。正に他ならぬ心こそが、原点にして極点であり、また始点にして終点であり、そして基点にして重点である。技と体、その可不可と適不適は、天の御命令に因る既定・本人の精神の傾向と頭脳の指向に由る仮定・環境と教学の影響力に依る指定・本人自身の嗜好と自主的な奮励努力に拠る確定で、決定される。何かの所為にする事勿れ、そして何が所為なのかを主体的に窮めよ。
六.主体性。これは正に、大自然における、有機体の特性、そして生命体の徳性である。ああ、天に至誠なる絶賛あれ!これは正に、作用反作用の法則から生じた極端な偏倚と調和的な創発とその分化の所産だ!これは正に、合目的性を有した不合理であり、「独立」と名付けられる。その極みは合理性を有した無目的であり、「自由」と名付けられる。その至りは、合理的な無目的、そして合目的的な情理であり、「幸福」と名付けられる。独立と自由を尊んでは、成して、伝え続け、そして幸福を追求すること無く、それでいて、それを発生させては自得して、創発が成るようにせよ。
七.多様性の中の統一。大自然における統一の中の多様性を静観しては、観照して、観想せよ。全く以て、生態は多様性を成していき、本能は専有そして均一化と同一化を成す傾向と性質を有する。本能を抑止しつつも高揚して、自我並びに自然に即し、意欲を高揚しつつも棄却して、自然並びに自我に対し、自覚を以て矛盾を認識して一を成し、克己を以て矛盾を超克して統一を遂げ、自敬を以て矛盾を護持して多様性を築け。止揚且揚棄が矛盾を包容した進歩の道、即自且対自が整合性を有した矛盾を確立する進歩の道。統一の中の多様性は進歩の節目、多様性の中の統一は進歩の極致。
八.健在福徳。善くそして美しく在り、健やかにそして自ら続け、誠にそして共に有し、苦しくそして幸せに有する、人格者とその人生の実情。これが正に、徳の偉業「福」、そして道への道「絆」。
九.生涯学習。道の体現者は天、天の示現は定律。定律への主体的な順応、天の独創的な模倣、天と定律に対して自ら善美なる反作用を、成せ。道は「学んでは、更に学んで、常しえに学ぶ。」。
十.帰一。誕生も生存も死亡も、気の流動、無から無への道、原点回帰に過ぎない。天に絶賛あれ。
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