敬虔新聞

№019)競争原理と市場原理そして信義誠実の原則の抜本的な再認

2025/05/10 15:00

 周知の政治的・経済的・社会的・文化的な事実として、私達の祖国日本の経済体制・経済構造・経済観念等は、総じて資本主義に基づいている。だがその長短の周知徹底が行われているのかと問うと、その答えはほとんど「無い」と言っても過言ではないだろう。

 この答えとそれに対する批判的な考察を行って、資本主義の基本並びに原理である競争原理と市場原理、そして、競争主義と市場主義を、大人であり、社会人であり、労働者であり、成人であり、そして市民及び公民である私達は、道徳意識・社会意識・企業意識・規範意識・当事者意識・政治意識等を研磨しつつ確立していきながら、信義誠実の原則を実践していく中で、自ら改めてかつより一層深く学び知っていくことが、ただ消費するだけではなく、生産に流通や販売、そして革新に開発や創造等にも参画する、つまり「働く」という経済活動も行っている私達の要務の一つである、と結論付けるべきだ。もしこの結論を確定したならば、私達は着実にこの結論を実践躬行していかなければならないのだ。

 今現在、日々ますます、自由競争並びに過当競争、そして自由市場並びにレモン市場と成ってしまいつつある労働市場が進行し続けているという事に対する危機感・警戒心・問題意識等を、「知らぬが仏」や「臭い物にをする」に「長い物には巻かれろ」や「後は野となれ山となれ」等といった、事れ主義や御都合主義等を抜本的かつ徹底的に払拭しつつ、私達は誠に自ら確立していく事が、最も重要な先決問題の一つであろう。

パナソニックホールディングスはグループの構造改革の一環で、全体のおよそ5%に当たる1万人規模の人員削減を行う方針を明らかにしました。[中略]また、収益の改善が見込めない赤字事業の撤退や拠点の統廃合を進める方針です。[中略]経営責任を明確にするとして今年度総報酬のおよそ40%を自主的に返上するとしています。楠見グループCEOは「変化の激しい事業環境でも耐性のあるリーン=効率的な体質に再構築したい。10年後、20年後も顧客や社会への責任を果たし続けるために経営改革を完遂させたい」などと述べました。
パナソニックHD 国内外1万人削減へ グループ構造改革の一環で | NHK 2025年5月9日 21時01分

 さて、労働力は経済の最も必要不可欠にして重要不可欠な一つであることは、自明の理であり、そして周知の事実であるが、労働力人口の減少並びにその実質的な労働力の低下は、正に労働問題の中の労働問題であり、そして最も深刻な社会問題の一つであり、更に極論すれば、国家の存亡に直結するのだ。この問題の抜本的で徹底的な解決、そして、革新的な解決のためには、清廉で公正な政府とその実際的な政策・社会的で持続的に学習する企業とその建設的な改革・学際的で効果的な教育とその民主的な実施、そして、知的な私生活に互助のある地域社会の構築と市民運動並びに市民科学の振興等が、必要にして重要ではないだろうか?

[中略]「減税を訴えるなら、何の財源を削るのか示すべきだ。目の前のことばかり議論しているから政治不信になっている」[中略] [中略]「社会保障費がピークを迎える約20年後を見据え、いま何をやるべきかを国民に示さないといけないのに、参院選以降のことは後で考えればよいというのが見える。与野党ともに情けない」[中略]
「目の前のことばかり議論、政治不信に」各党の消費減税公約を村井嘉浩全国知事会長が批判 – 産経ニュース 2025/5/7 15:52
[中略]たとえ魅力的なスキルセットを持つ人材であっても、その方の人生を考えたときにマザーハウスに入社する意義が見出せなければ、残念ながらお見送りすることになります。[中略]一人ひとりの働きがいを考える際には、達成したい目標や成果の内側にある「やる気の原点」にも目を向けるべきだと思います。
「働きがい」を感じられる組織文化の作り方|社員同士が”言い合える空気”をどうもたらすか?【HR NOTE CONFERENCE 2024 Session2】 |HR NOTE 最終更新日:2025.04.30
[中略]子どもたちが自分で学び方を選ぶようになれば、教員のやるべきことは教科の専門性を高め、子どもたちが自律して学ぶことへの支援です。一方的に「教える」ための準備が少なくなるので、労働時間は大幅に削減されるし、教科の専門性があれば、初任の教員でも問題なく対応できるのではないでしょうか。
工藤勇一×山本崇雄 子どもたちに主体性を取り戻す「学び方改革」 『「教えない」から学びが育つ』特別対談第2弾(前編) Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン) 山本崇雄 2025年5月8日

 「政経不可分の原理」と言われるように、景気循環という必然の現象に対して、政治の実態とその政策の真意・内容・実施等がどのようなものであるかで、景気循環の結果や影響は決定的に変わるものであるのだ。

 その政治に間接的、また長期的に、そして最終的に決定するのが、私達だ。

一、消費者、そして企業家として追求する利用価値…実際は低劣ばかり…
一、労働者、そして技術家として探求する市場価値…実際は激安ばかり…
一、一個人、そして思想家として達観する存在価値…「無」に過ぎない…
二、幼い頃、そして若い頃、教えて貰えず、その上、自ら学ぶもしない。
二、世に出、そして稼ぐ時、分からない事、そして、出来ない事だらけ。
二、老いて、そして知る際、時すでに遅し、更には、取り返せない時間。
三、むしろ、真面目である程、大損し、不真面目である程、得する世情。
三、いっそ、私も不真面目に!と決行する方が、徳である上に、正しい。
三、正しい事を貫き通すという間違いを…それでも、私は犯し続けるよ!
四、臭い物に蓋をする皆…それは腐っても財源だから。だが我は棄てる。
四、「知らぬ仏」、…廃仏釈…我は…八正道を遂行して四諦を究めよう!
四、「後は野となれ山となれ」、そして本当にそうなった…さあ、開拓だ!
五、無知な上に無関心、無理解である上に無情、この方が安全で有利だ。
五、知る上に心を温め、理解する上に情が深い、こうして身も心も病む。
五、大口を叩く図々しい者は通されて、忠勤し続けて呻吟する者は去る。
六、貨幣経済が信用経済に進展しないのは、信義誠実の原則の不足の故。
六、競争原理に競争主義の実態が、成長ではなく生存の為であるのは凶。
六、市場原理と神の見えざる手…原則を信義誠実とし、妙手と徳を成せ!
七、天を崇める宇宙の産物である我は思う、「流れに流されるだけ」、と。
七、地に生きる地球の産物である我は知る、「既定に基づいている」、と。
七、人を志している生命力である我は誓う、「徳を修め積んでいく」、と。
八、働いたら負けだと思いつつも、自ら働く為に刻苦勉励する者は賢者。
八、働いた方が楽だと思いながら、自傷に自殺の如く隷従する者は病人。
八、障者は論、健常者にも配慮し、障害者や犯罪者を知って斥けよ。
九、窓際は引き際であることを悟って、潔く退けば、それもまた続きだ。
九、立身出世主義に富貴利達ではなく、私生活に自身の真価が所在する。
九、正しく進み、潔く退き、実りと望みを以て富み、自敬と利他を成せ!
十、先哲達とその遺徳を深く思慕しては、確りと稽古してこそ、始まる。
十、次世代とその苦難を深く憂慮しては、確りと工夫してこそ、伝わる。
十、己自身とその課題を深く理解しては、確りと集中してこそ、終わる。

 可能を常に不可能にしてしまうのも、不可能を遂に可能するのも、私達だ。


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