⒈道理を窮めて実直に成り、道義に忠実であり、真善美に対する充実かつ円熟した人格を完成しては研磨と護持し続け、実践を伴う知・実行を伴う技・実力を伴う意を兼備し、実用な実用・実利・実績を完遂することを志すのだ。実に至難で高邁な道だ!実に、求道しては現実を是認しつつも是正するのが、学徳の道だ。実には、知らない事や出来ない事だらけだ。そして実に残念ながら…実際は不可能である可能性は甚だ多い。実にも可能性とその実現は、自身の私生活と内界のみに有り、外界のほとんどにおいては、理に潜在かつ埋没し続ける可能性は、実際は不可能であり続けるのだ。実にや、虚しくて空しい…さればこそ、実に実にしく自身の生命力の実体な実体を創造するのだ。
⒉事物を実際に究明しては、物事を実際に把握して、事無きを得るのを甘受し続けたり、事合うに依存し続けたり、事在りながらも事勿れにして逃避し続けたりすること勿れ。事誤りに誠実に直面するのだ。人々に事新しく公言せずに、事新しい想起を以て自身に苦言し、修道を以て本能を洗練しつつ求知心を育み、修徳を以て欲求を改変しつつ向上心を育み、真理の追究と知識への純愛を以て向学心を育むのだ。他の誰でもならぬ正に自分の自身の是認こそが、本物の結実であり、そして正真正銘の成果である。自力で自身を是正して、才知・善美・学徳等を自ら修養と実践するのだ。
⒊真に向かいながら、実に即しつつ、誠に徹し、そして信を貫くのだ。哲学者そして思想家として哲理と理念を追求と創造する志向、この道とその徳こそが、偉大な独創力に壮大な行動原理と行動指針を完成する。理想家そして実践家として道理と徳性を思索と体現する遂行、それが成す数多くの理論と経験こそが、有意義な失敗に有能な失望や有識な絶望を齎す。道徳家そして教育家として善美と学徳を体現と貫徹する挑戦、この孤独とその徒労こそが、稀有の済美に万福を生す悲壮と虚無である。疑い無く、確証の中の確証は自身の思考の存在で、確信はそれを実在させる思考だ。
⒋まず何よりも、自力で自身を知る自分とその知が有ることが、道の創出であり、徳の誕生である。この「自分」こそが主体であり、その主体の知性こそが主体性を成し、その主体の主体的な働きに動きそして学びこそが、知的・道徳的・倫理的な動機に、社会的・技術的・科学的な創意工夫、そして哲学的・利他的・審美的な博学篤志を成す。その「知る」こそが、起点にして基点であり、要点にして重点であり、焦点にして頂点である。故に、徳を以て決起しては学を開基し、諸事を要約しては哲理を重用して、良識から焦心し、情理を尽くしつつ骨張せよ。あの「知」こそが「我」。
⒌戦績は治績に遥か及ばないように、強力は実力に、苦行は実行に、競技は実技に、器用は実用に、功利は実利に、権益は実益に、事績は実績に、遥か及ばないものである。何はともあれ、実際は正に他ならぬ「現実」こそが、最終的そして根本的な基準であり、規準はそれに基づきつつ自律に由って完成し、自律は規範に基づきつつ、理想の追求と現実の把握の兼備に由って完成する。有徳な人格に由って自律が生り、厚徳な適格に依って自律が為り、高徳な合格に拠って自律が成り、自律から、動機が確かに生り、行為が善く為り、自我が美しく成る。闘魂と士魂を以て実際家に成れ。
⒍現象とその実態、現状とその実状、現場とその実情、現行とその実情、現実とその実際、現在とその実在、これらの物事とその事物を精査しては、審問して、詳解し、そして理論的に把握しつつ実際的に把握せよ。感覚及び知覚並びに直覚を修錬し、忠勇及び義勇並びに知勇を修養し、忠信及び誠信並びに確信を体現し、傾聴及び説明並びに理解を遂行し、承知及び熟知並びに理知を蓄積し、直観及び達観並びに諦観を創造せよ。これらを誠に確りと護持すれば、精明強幹な働き者に成っては、熱誠かつ確実に精査することが出来、知徳俊英の学ぶ人に成っては、根本的かつ徹底的に審問することが出来、転迷開悟した徳の権化に成っては、哲学的かつ科学的に詳解することが出来る。
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