15. 科学技術
科学技術

第6期科学技術・イノベーション基本計画

ニュース記事

第6期科学技術・イノベーション基本計画 – 科学技術政策 – 内閣府 (cao.go.jp)
 科学技術社会論 (STS) とは何だろうか。科学と技術と社会のインターフェイスに発生する問題について、人文・社会科学の方法論を用いて探求する学問である。たとえば、哲学からは、「科学とよばれているものは何なのか」「真実とは何か」、社会学からは「社会は科学技術研究のプロセスにどのような影響を与えるのか」、歴史学からは「真実とよばれるものは各時代でどのようにとらえられてきたのか」、倫理学からは「科学者の社会的責任、技術者の社会的責任とは何か」、政治学からは「科学と民主主義の関係とは」といった問いが提起される。  科学技術社会論はこれらの問いを探求していくのであるが、それだけではない。探求しながら、同時に「つなぐ」「こえる」「動く」ことを行っている。  
 「つなぐ」とは、科学技術研究の現場と社会とをつなぐ、自然科学や技術の分野と人文・社会科学分野をつなぐ、研究者と市民との間をつなぐ、といったことを指す。実際STSの課題は、分野と分野の間の隙間、各組織の所掌範囲の隙間、いままで交流がなかった集団同士の隙間に発生することが多く、それらをつなぐことが課題となることが多い。たとえば科学技術のELSIは、先端科学技術が社会にうめこまれるときの倫理・法的・社会的含意を考えることであるが、それらを各利害関係者(研究者、市民、政策決定者、産業界、NPOなどの第三セクター)と共に考えるには、科学技術研究の現場と社会とをつなぐと同時に、自然科学や技術の分野と人文・社会科学分野をつなぎ、研究者と市民との間や研究者と産業間の間をつなぐことが必要となる。   
 「こえる」とは、学問分野の境界を越えて課題に対処する、組織の壁をこえて問題に対処することを意味する。たとえば東日本大震災直後の原発事故を考えたとき、東電の担当者を糾弾するだけで問題は解決するだろうか。「Aという組織がXをしたから、けしからん」と組織を攻撃し、組織外の人々が事故や災害を他人事と考えている限り、問題は解決しない。組織や制度をどう変えれば今後問題を防げるのかを共に考えること、どのようにシステムを再編すれば日本が世界のなかで責任を果たしているとみなされるかを考えることが必要だろう。その場合、組織外の人々も他人事ではすまされない。新しい制度化への議論の参加が必須となる。そのとき、次の「動く」が重要となる。  
 「動く」とは、たとえば組織や制度をどう変えれば今後の問題を防ぐことができるのかを共に考える場を設計し運営することである。環境問題に対処するための市民WSを開催する、AIの倫理を考えるための市民WSを運営する、遺伝子組み換え食品やゲノム編集作物の安全性を考えるための市民WSを企画する、なども考えられるだろう。
UTokyo BiblioPlaza – 科学技術社会論とは何か (u-tokyo.ac.jp)

哲学的な解説

国家公共の一般的秩序と、社会に妥当する倫理観念にかなった慣習,道徳秩序とを合せて表現した法的,倫理的規範。公序良俗とも略称され,実定法解釈上の重要な価値基準をなす。
哲学事典』「公の秩序・善良の風俗」(p.187)
人間が他者との相互作用を通じて社会的存在になっていく過程,およびそうした人間の相互作用を通じて社会そのものが生み出されていく過程,この双方向の過程を社会化という.社会的存在としての人間の形成や発達を促し,社会への適応や同化を促す社会化の過程は,人間が他者とともに在る存在である以上,人間社会に固有の不可欠な過程であり,社会学だけでなく,心理学,教育学,人類学などを横断する境界的な問題領域として浮かび上がってくる.
岩波 哲学・思想事典』「社会化」(p.688)

自主管理個人主義による哲学的な学習

財やサービスを利用する際に、購入する動機や理由に、その社会的な背景や影響を自ら学び知っていくこと。
自主的に問題提起をし続けていくことで、自助努力の精神とその実践を積み重ねていくこと。
働き掛けることの重要性を知るために、自分が「誰に」や「何に」働き掛けられているのかを学び知ること。
「切問近思」即ち「『当事者意識』を以て、私生活と社会問題の連繋を学び知って、思慮分別を以て善く生きること。」に努め励むこと。
思弁を積み重ねて得た成果と、経験を積み重ねて得た成果を、科学を以て分析的に理解しては、実践的に連携していくこと。
(ひろ)く」即ち「多く・大きく・広く・深く」学び続けていくこと。
社会問題と私生活を、意識的に連携して、労力や金銭と時間の使い方を、「知識(学習)」に基づいて注意深く考えていくこと。
社会的な退廃や破壊等を慎んで学んでは、個人的な啓発や創造等に楽しく努め励んでいくこと。
技術革新による利益と大自然の摂理の反比例的な関係とその相互作用を学び悟ること。
総合的な知識並びに学習を以て、過去から現在に至るまでの時間の変化を体得し、現在から未来へと至るまでの刻々の瞬間に得る知識を深く学び得ること。
環境の微々たる変化が、潜在的な環境の決定的な変化の要因の具現化であることを学び知ること。
「時間に話し掛けること」即ち「変化による作用や影響等を学び知ること」つまり「自分自身の精神の中の他者を発見すること」に努めていくこと。
自分自身の欲求や苦痛を勇ましく学んで、継続的な学習を以て、徐々にかつ着実に克服かつ洗練していくこと。
社会や国家の利益について深く考え尽しては、それらをも超越して、宇宙(大自然)の美について学び知ること。
自分が誰であるのか?という疑問を、社会的に懐くことで、社会的な圧力や束縛から自己解放し、哲学的に懐くことで、私欲や我執から自己解放していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「科学技術」

紹介文献

科学技術社会論の挑戦1 科学技術社会論とは何か (科学技術社会論の挑戦 1) | 藤垣 裕子, 小林 傳司, 塚原 修一, 平田 光司, 中島 秀人 |本 | 通販 | Amazon
科学技術と社会の間に、「新たな関係」を構築する。原発事故、気候工学、ゲノム編集、…現代に生じるさまざまな課題にどう取り組むか?科学技術社会論(STS)は、日ごろあたりまえと考えられている事柄の見え方を変える力をもつ。イノベーション論や科学技術政策との関係もふくめて問い直す。
科学技術社会論の挑戦2 科学技術と社会: 具体的課題群 | 藤垣 裕子, 小林 傳司, 塚原 修一, 平田 光司, 中島 秀人 |本 | 通販 | Amazon
現代が抱える課題の解決に、新たな考え方を提起。日本に次々と生起する諸問題は、科学技術を抜きに語れないと同時に、社会の諸側面も考慮する必要がある。さまざまな分野と関連するSTS研究を、メディア、教育、法、ジェンダーなど個別具体的な課題ごとに解説し、その広がりを示す。
科学技術社会論の挑戦3 「つなぐ」「こえる」「動く」の方法論 | 藤垣 裕子, 小林 傳司, 塚原 修一, 平田 光司, 中島 秀人 |本 | 通販 | Amazon
さまざまな学問が交差し、STSを作り上げる。科学技術と社会、研究者と市民の間を「つなぎ」、学問分野や組織の壁を「こえ」、課題を解決し、今後の問題を防ぐために、STSはどう「動く」のか。具体例を交え、さまざまな方法論を紹介する。刺激に満ちたシリーズ全3巻完結。
5. 経営
経営

週休3日制、収入減なら「利用したくない」が8割 「休み重視」と「給与重視」は世代で差

ニュース記事

 また、週休3日制が難しい理由として「人手不足」が一定数あがったことから、「導入する際は、業務の効率化や自動化、社員間で不公平感が生じないようにする配慮なども、併せて検討する必要がありそうです」と結んでいる。
週休3日制、収入減なら「利用したくない」が8割 「休み重視」と「給与重視」は世代で差(ENCOUNT) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

(中略)最近の発展は,組織のシステム研究から社会的諸現象の総合的な理解枠組を形成しようとする動向で、組織の構造と機能の研究,これに関連する官僚制的組織現象の解明,さらに拡大して教育システムや階級構造,地域共同体の組織論的研究などが広い視野でされている。
哲学事典』「産業社会学」(p.540)
日本における時間の基本的特質は,超越的領域と現実的世界との間に連続性を考えるところにあった.時間の本質は「動く」ことにあり,それは「変る」こと(変化)ともっとも密接に結びつくが,一般的に動く時間は現実的世界のものと考えられ,それに対し超越的領域には不変の超(無)時間的なものが考えられた.
岩波 哲学・思想事典』「時間 ⒋日本」(p.614)

自主管理個人主義による哲学的な学習

決行に総合的な結論が、深慮に分析的な見解があるようにすること。
深い内省や内観等に努め励み続けることで、「在る」という初歩的で純粋な認知能力を回復並びに向上させて、主体的な自己防衛や健全な保身を成すこと。
他者への働き掛けよりも、自分自身への働き掛けの方が、ほぼ全ての場合において、遥かに重要で有利であることを学び知ること。
「誰かがいる」という他力本願の観念だけではなく、「自分しかいない」という自力本願の観念をも持って、この二つの観念の調和的な融合に努めること。
物質(身)と非物質の事象(心)の不可分の関連性と、完全に分離独立しているその二つの世界とその境界線を再認識して、働き(心)と動き(身)を調えること。
時間と意識の関係性を、思弁を以て考察することで、主に理性を強めていき、経験を以て考察することで、主に感情を高めていくこと。
「時間」を「変わっていく」という事象として、受動的に観点で把握すると同時に、「変えていく」という活動として、能動的な観点で把握していくこと。
「空間の時間化」即ち「内容を洞察して、変化の起点並びに基点を生すこと」と、「時間の空間化」即ち「内容の変化を現実化かつ具現化させること」に努めること。
時間を洞察して、「誰もいない」という、自助努力に基づく主体的な独我論の観念をも懐くこと。
時間の変化を通じて、「知っている」が「知らない」へと変わり、「知らない」が「知っていた」へと変わることを学び知って、知識の内容の変化を洞察すること。
世界の連環を再認識しては、博学の重要性不可欠性とその楽しさを得て、世界の変化と自身の欲求の関連性を究明しては、意志の高度化や深化を実現していくこと。
言葉は時間(意識の変動)に極めて長くかつ深い影響を与え続けることを学び知って、熟思熟考して読書・傾聴・発言・著述等に努め励むこと。
消費者として商品を購入する際に、必ず金銭を支払うことが義務であるように、他人の労力や時間を用いる際に、必ず金銭等の対価を支払う義務を果たすこと。
「なぜ私は私なのか?」という哲学的な疑問を以て時間を把握していくことで、存在に対する主体的かつ創造的な自己認識能力を高め深めていくこと。
自身の心身の所有者を、社会的束縛、並びに物質的・肉体的な欲求から、主体的な学習意志が(つかさど)る意志へと変えていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「経営」

紹介文献

|新訳|科学的管理法 | フレデリック W.テイラー, 有賀 裕子 |本 | 通販 | Amazon
フレデリックW.テイラーは19世紀末、このように述べた。「マネジメントの目的は、雇用主に限りない繁栄をもたらし、併せて、働き手に最大限の豊かさを届けることであるべきだ」テイラーが実践的な研究をもとに示した、それを具現化するマネジメント手法とは…。
メイヨー=レスリスバーガー: 人間関係論 (経営学史叢書) | 吉原 正彦, 経営学史学会, 吉原 正彦 |本 | 通販 | Amazon
経営学史上、人間性の問題に最初に迫るも、忘れられた人間関係論。その新たな姿を描き出し、混迷の時代を切り拓くべく、“今”光を放つ。
企業の人間的側面―統合と自己統制による経営 | ダグラス・マグレガー, 高橋 達男 |本 | 通販 | Amazon
X理論・Y理論が詳述されているマグレガーの代表作。命令や統制による経営ではなく、統合と自己統制による経営を提唱。そのための人事制度、管理者の育成などにおける具体的方策も提示した名著。
13. 政治
政治

Z世代の6割「日本の未来に期待をしていない」…「自分が投票してもしなくても政治は変わらないと思う」とも回答

ニュース記事

Z世代の6割「日本の未来に期待をしていない」…「自分が投票してもしなくても政治は変わらないと思う」とも回答|まいどなニュース (maidonanews.jp)

哲学的な解説

大衆路線の思想は,学問,科学の大衆化,理論と実践の一致の問題をふくみ,また大衆の生活経験における感性的経験をいかにして理性的認識に高めるかの哲学的方法である。
哲学事典』「大衆路線」(p.890)
啓蒙の知識人の多くは人間の自己完成能力を信頼し,それを科学の進歩に基づけた.理性の進歩は人がなすべき善を教え,道徳的進歩を伴うと考えるのである.(中略)この能力は他の諸能力を発達させて人間を自然状態から文明状態に移行させるが,同時にこの能力こそ,人間の不幸,知識と誤謬,悪徳と美徳の源泉なのである.
岩波 哲学・思想事典』「自己完成能力」(p.624)

自主管理個人主義による哲学的な学習

行動を分析して理由を究明し、思考を決行して結果を獲得し、「理」(論理的な意識)と「道」(経験の理性化)を両立させていくこと。
物事の中心や根本が、不可視にして無形であることを常に学び直しては、洞察していくことで、根本的な自己防衛並びに自己啓発を行っていくこと。
「行動できないこと」・「成果が出ない」=「諦めること」・「意味が無い」という表層的な判断ではなく、「新たに学び問い続ける」という姿勢を保ち続けること。
「努力することに努める」という努力と、「努力しないことに努める」という努力をも出来るようになること。
深い教養を身に着けることは、人格の陶冶と、懐疑心や批判的思考の鍛錬であることを学び知ること。
外界に何かを求めることは、最終的には、自身の内界に何かを求めることになるという道理を会得して、内観に積極的に努め励むこと。
他者や社会からの援助や享受等の利点に依って、時間の浪費をしてしまわないよう、時間の有限性を常に再認識して、自身を厳正かつ寛容に律すること。
自己の完成させる原動力にして根源である「欲」を、道徳や倫理に、秩序や摂理、そして「徳」、さらに、「天理」へと段階的に発展させていくこと。
人心の荒廃や社会の退廃等もまた、天が定めた道「破壊」という変化であるという、人為に対する天理であることを学び悟ること。
強圧や強制等の経験に因る知識や学習への嫌悪感や恐怖心等を、自学自習を以て克服していき、そして小さな実践から、学習の喜楽や幸福を積み重ねていくこと。
環境と自身の連環を認識しつつも、「人生」という生命活動並びに現象の起点にして基点は、他ならぬ自分自身の学習意識であるのを体得していくこと。
社会への、主体的な参画・個性的な適応・調和的な働きかけを、現実的に意識しながら、言語を深く洞察しては、理想的に学び問うていくこと。
「社会」という現在の現実の観点で、個人の非力を痛感しつつも、「時間」という哲学的な観点で、個人の偉力を認識していき、利他心を強め高めていくこと。
大衆の無責任ぶり(文明化の代償)と貪欲ぶり(自然状態から生じる粗暴)を学び知って、これらを戒めとしつつも、自己防衛と自己反省に努め励むこと。
一個人として、社会に依存しないことを心掛け、一社会人として、他の個人を理解並びに扶助できるよう、情報や知識の収集並びに分析に努め励むこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「政治」

紹介文献

資本主義と市民社会 他十四篇 (岩波文庫 白 152-1) | 大塚 久雄, 齋藤 英里 |本 | 通販 | Amazon
戦後日本の社会科学に大きな影響を与えた経済史家・大塚久雄(1907-1996)。その研究は、西欧における資本主義の発生過程とその精神的基盤の解明をめざすとともに、日本社会の近代化の条件を探ろうとするものだった。生産力論、民富論、人間類型論、国民経済論、途上国近代化論のテーマ別に主要論考を精選する。
共同体の基礎理論 他六篇 (岩波文庫 白 152-2) | 大塚 久雄, 小野塚 知二 |本 | 通販 | Amazon
資本主義の発展史の解明に取り組んだ経済史家・大塚久雄(1907-96)は、その前段階にある「共同体」の成立と解体についても考察を進めた。「土地の占取」に注目して、アジア的、古典古代的、ゲルマン的の三形態の共同体を区別し、前近代社会の理論的な見取り図を描いた『共同体の基礎理論』のほか、関連論考を併せて収録する。
6. 労働
労働

「大企業に入ってダラダラと働くのが一番おトク」日本経済が活力を失った根本原因

ニュース記事

なぜ日本経済は活力を失ったのか。東京都立大学経済経営学部の宮本弘曉教授は「終身雇用や年功賃金といった日本的雇用慣行が、経済成長の足枷となっている。労働市場の柔軟性をいかに実現していくかがカギとなる」という――。
「大企業に入ってダラダラと働くのが一番おトク」日本経済が活力を失った根本原因(プレジデントオンライン) – Yahoo!ニュース

哲学的な解説

社会集団の目標と成員の行動様式,集団内の役割配分と集団目標の間に矛盾が生じた場合におこる現象であり,各種の社会病理social pathologyをもたらす。(中略)急激な社会変化およびそれによって現出した社会的遅滞がこれらを発生させる背景となる場合が多い。社会的不統合social integration,社会的葛藤social conflictともいわれる。
哲学事典』「社会的解体」(p.635)
(中略)「高度大衆消費」(high-mass-consumption)の段階になると,産業が高度化し,人びとの生活もゆとりになる.そして人びとの関心は生産の問題から消費や福祉の問題へと移行する.だが,度髄に人びとの実質的所得の相対的限界効用が逓減しはじめ,ゆたかさ事態の意味も相対化されるという『岩波 哲学・思想事典』「消費社会」(p.780)
岩波 哲学・思想事典』「消費社会」(p.780)

自主管理個人主義による哲学的な学習

疑問に思うのであれば、努めて追究する習慣を身に着けていくこと。
問い学ぶことを以て、社会の一員として、一公民並びに一個人の人生を主体的に送れるように努め励むこと。
否定や回避に忘却等の、消極的で閉鎖的な自己防衛だけではなく、懐疑や批判に修徳等の、積極的で開放的な自己防衛をも出来るようにしていくこと。
様々なものが有りながらも「何も無い」という哲学的な達観を以て、常に新たな学習に努め励んでいくこと。
外界に対する肉体的・形式的・物質的な感覚(五感等)だけではなく、内界に対する精神的・内容的・形而上的な超感覚的知覚を錬磨していくこと。
物質的な利得と精神的な損失の関係とその相互作用等を、長期的な観点を以て省察して、生命活動並びに人生路線の根本的な確立と安定的な進歩を図ること。
時間の無さを痛感していくこと。つまり、数多くの実現や達成に成功が不可能な事柄を見出しては、その原因や理由を解明して、現実的で進歩的に計画していくこと。
ある別の物や事から働き掛けられ続けることは、やがて自己崩壊へと繋がることを学び悟って、「存在の連環」を常に実践的に学び直し続けること。
本当の安定には、適度の変化が必ず存在するという理を学び窮めていくこと。
学び知ることで、硬直化した安定を打破し、革新的な変化を漸進的に実現していくこと。
長期的な安定に対して、危機感を以て「改新」を追求していき、急激な変化に対して、慎慮を以て「調和」を追求していくこと。
人間関係を善く破壊する「無言」と、人間関係を善く創造していく「善言善行」を学び知っていき、自分自身を成長・進歩させる「無言の善行」を実現していくこと。
相手の利益となるが、相手に忌避や拒絶される「革新」を、長期的な視点と強靭な忍耐力を以て、創意工夫しながら、慎重に実現していくこと。
的確な認識の阻害する、「怠惰」・「激情」・「常識」・「貪欲」等を、「努力」・「休養」・「懐疑」・「利他」等を以て克服していくこと。
旧古を本当に善く大切する大本は、善き革新を実現することであり、善き革新を本当に実現する大本は、善き旧古を省察することである、ということを学ぶこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「労働」

紹介文献

社会病理学の足跡と再構成 | 朝田 佳尚, 田中 智仁, 清水 新二, 進藤 雄三, 藤原 信行, 矢島 正見, 齊藤 知範, 赤羽 由起夫, 中村 正, 中西 真, 中森 弘樹, 竹中 祐二, 日本社会病理学会 |本 | 通販 | Amazon
 社会病理学の展開を見据えながら、その系譜を検討し、社会病理学を再構成する方向性を見定める。  
 未来と過去という時間軸に沿って縦断的に社会病理学を問い直す試み。社会病理学を「問い直す」「足跡をたどる」「再構成する」の3部から構成。社会病理学会の30年の学会の歩みをまとめ、これからの社会病理学の未来を拓く1冊。
 欲しい物が、当たり前にすぐ手に入る―、そんな「豊かさ」の代償とは?私たちの「底なしの欲望」を取り込んで繁栄してきた社会経済システム。  
 しかし、自己の欲求を満たすことを何よりも優先する社会には、もはや破滅への道しか残されていない!  
 圧巻の取材力で、「知られざる現実」を解き明かす問題作。
9. 環境
環境

目標は人口増加ではない、テレワーク2.0で地方創生の再定義を

ニュース記事

(中略)人口減少という危機をバネにし、人口だけに注目しすぎた地方創生1.0は、いわば「消極的地方創生」でした。この方法では人口の増加にも地方創生にもつながりません。
(中略)地方創生もバージョンアップし、「地方創生2.0」とでも呼ぶべき「積極的地方創生」に舵を切りなおすべきだと思うのです。(中略)  
 現実を見れば、リアルな人口を増やすことを目標にすることは多くの地方では現実的ではありません。これからはむしろ、その地域に住民登録をしているリアルな人数の増加を目指すのではなく、その地域で豊かに暮らしている人を増やすことを第一に考えるべきだと思うのです。最近の流行で言うと「ウェルビーイング」、少し前の言葉なら「クオリティ・オブ・ライフ」(QOL)の質を上げ、その地域の一人ひとりの暮らしを豊かにし、満足度を上げていくことを目標にするのです。  
 仮に地域の人口が多少増えたとしても、孤立した人が点在しているようでは、暮らしの質の向上、という点では意味は小さいと思われます。人と人とが出会い、つながって、ネットワークになっていけば、1+1が2ではなく2.5や3になっていきます。その数字を大きくしていくことを第一に考えるのです。  
 そこで重視してほしいのが「関係人口」の概念です。その地域に元から住んでいる人や移住してきた人の数を「定住人口」、その地域に観光やビジネスなどで一時的に来た人の数を「交流人口」と呼びますが、「関係人口」はその地域と関わりながら出入りする人の数です。
(中略)テレワークやワーケーションという形でありながらも滞在先の地域に溶け込み、隣近所と収穫した作物を交換したりしながら生活を楽しみ、QOLを上げつつ、より付加価値の高い発想・仕事をしていくといった働き方を推奨していくべきです。最終的にはそのほうが資本主義的にもよい効果を生むはずです。
目標は人口増加ではない、テレワーク2.0で地方創生の再定義を (msn.com)

哲学的な解説

動因が,ある物事ないし出来事をひきおこす原因一般をさすとするならば,動機は個人的行為あるいは社会的行動へと駆り立てる内的動因である。そこで動機の内容も行為(行動)の種類によって異なる。無意識的行為の動機は衝動ないし傾向性,任意の行為の動機は恣意,意図的行為の動機は目的志向である。が,意図的行為を決定するのは目的合理性のみではない。そこには同時にその行為をなす人間の価値観,義務意識,責任感,道徳的宗教的エートスなどが働く。要するに,価値志向も同期の一つになる。
哲学事典』「動機」(p.1001)
人間をして人間たらしめる性格規定.その性格規定が,人間はいかにあるべきかという志向を含意するかぎり,ただちに価値指標の意味を帯びる.(中略)たんなる個体の集合に解消されない具体的な〈類〉の概念把握への端緒をつかむ.と同時に,その同類,〈似たもの〉とのかかわり合い方について,あるべき把握への方向を学んでゆく.この把握が歴史の具体的展開のなかで自覚化されたものが〈人間性〉の概念にほかならない.
岩波 哲学・思想事典』「人間性」(p.1233)

自主管理個人主義による哲学的な学習

感情や理性に、発想や個性等を発揮できる行動を増やしていき、逆に、これらを著しく抑制あるいは全否定する行動を、必要最低限以外は、極力避けること。
自分の原動力(欲)に基点(意)を立てては、その基点の原理(徳)を成立させていくこと。
享受している公共サービスの仕組みやその実態を学び知って、自分が提供しているもしくはこれから提供する財品やサービス等の価値を利他的に省察すること。
本当の人間観察を行うこと。例えば、店で人々の交流の様子や店員等の働きぶり等を、徳を以て、敬意のある観察を行って、創意を凝らす分析を行うこと。
社会的な義務を、私利私益(私利私益が、道徳心や倫理観等をはじめ、良好な人間関係や適正な労働環境や個人事業の確保等)へと変えていくこと。
「価値を見出すこと」の起点にして基点は、他ならぬ自分自身の内界の未知を探求並びに開拓していくことであるのを自覚すること。
認識の限界を理解して、適時に学習や分析等に行っていくこと。
内界の物(脳や神経の働き)と事(心理や精神の変化)を創る(意志による無生命の生命化)ことで、創造力(主体的な生命力)を向上させていくこと。
先天性を学び知って、諦め悟る心と、後天性を学び知って、自発的かつ継続的な学習に努め励むこと。
「社会的な役割」や「身体」という物体ではなく、「精神の多様性」や「心理の複雑性」から、「自分は誰なのか?」という疑問を懐いていくこと。
「人が環境を形成する」という能動的な観点と同時に、「環境が人を形成する」という分析的な観点を持って、洞察力と認識の深化を実現していくこと。
人との出会いの回数の増加だけではなく、人との交流の内容についても再考し、そして自分の交流の意図を広範化させていくこと。
財が心を使役しているという社会的な運命を学び悟りつつ、個人的な修徳を以て、心が財を活用するという学習成果を収めていくこと。
「なす」という自発的な働き掛けだけではなく、「なる」という受動的な分析をも持つことで、ストレスの増加とストレス耐性の増強の均衡を保つこと。
自分自身の弱さや劣りにある、正しさや良さ等を見出しては、そこから自己管理を通じて、意力や人徳へと変えていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「環境」

紹介文献

農山村の荒廃と空間管理―計画学の立場から地域再生を考える | 齋藤 雪彦 |本 | 通販 | Amazon
農業の衰退や高齢化、耕作放棄地の増加という現代の状況に対し、本書では、従来の空間を「利用」する観点ではなく、空間を実際に成立させる「メンテナンス」(=作業)の側面からとらえ、荒廃の実態と再生への道筋を住民の生活から展望する。
持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン | 筧裕介 |本 | 通販 | Amazon
土(コミュニティ)、陽(ビジョン)、風(チャレンジ)、水(教育)。地域の生態系をしなやかに再生する。
一過性のイベントやハコモノ頼みの施策ではなく、 長期的かつ住民主体の地域づくりはどうすれば可能なのか? SDGs(持続可能な開発目標)の考え方をベースに、 行政・企業・住民一体で地域を着実に変えていく方法を ソーシャルデザインの第一人者がわかりやすく解説。
科学的かつ実践的、みんなで取り組む地域づくりの決定版ハンドブック。
持続可能な地域には、4つの豊かな生態環境がある。
・土……つながり協働し高め合う「地域コミュニティ」
・陽……道を照らしみんなを導く「未来ビジョン」
・風……一人ひとりの生きがいを創る「チャレンジ」
・水……未来を切り拓く力を育む「次世代教育」
 これらを備えた「持続可能な地域」を実現するための、 具体的・実践的な方法論を示すこと。それが本書の目的です。
人を伸ばす力―内発と自律のすすめ | エドワード・L. デシ, リチャード フラスト, 桜井 茂男 |本 | 通販 | Amazon
◆アメとムチはもう利かない!
◆人の意欲と能力を伸ばす力は何か?アメとムチというのが従来の常識ですが、近年の心理学の研究はこの常識を否定し、課題に自発的にとりくむ「内発的動機づけ」と、自分が自分の行動の主人公となる「自律性」の重要性を実証しています。では内発的動機づけと自律性はどうしたら伸びるか、その成長をたすける方法は何か。説得的な事例に富み、研究成果への柔軟で深い洞察、現代社会の鋭敏な観察から書かれた本書は、自己の成長を願う人々はもとより、成長をたすける立場にある親や教師、カウンセラー、管理者にとって、人間観がひっくりかえされるような読書経験となるでしょう。
9. 環境
環境

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想⑤ デジタル基盤の確立と共助のビジネスモデル

ニュース記事

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想』「デジタル基盤の確立と共助のビジネスモデル」(p.7)

哲学的な解説

(中略)美は可能性にとどまる感受性ではなくて,人間の精神によって規制せられ有形化せられた人間理性の理念的形成であり,それによってはじめて人間を浄化し純化する芸術が生まれる(中略)
哲学事典』「アラン」(p.35)
(中略)真実の善は,徳(arete())と徳による行為のみである.主要な徳は,①敬虔つまり神への絶対的信頼,したがって運命を和やかな心で受容すること,②正義つまり各人にその価値に相応するものを配分する性向,したがってまた,すべての人間(理性的存在)への好意,などである。
岩波 哲学・思想事典』「『自省録』」(p.636)

自主管理個人主義による哲学的な学習

学び直すことを継続し続けて、振り返り続けていくこと。
環境の所為やその影響に、他者の無責任やその正当化等を学び知って、確りと自力と自己判断に拠る自己責任を取れるように勉め励んでいくこと。
最終的には、自己解決や自己完結できるよう、不断の内省や内観に、自力本願に努め励み続けること。
「自力更生」即ち「自らの奮励努力に拠って、改善や向上を図って、失敗を償い、非を認めて、自分で、よりよい状態に立ち返ること。」に努め励むこと。
「問題視」即ち「批判・論争・研究等の対象となる事柄や、解決するべき事柄に、取り組むべき課題。」を広げ深めていくこと。
物事の中心や原因に、それを発生あるいは形成している作用や影響等を探究すること。
社会や時代の変化に対する情報収集と、その分析による知識の量の増加と質の高度化を両立させていくこと。
時流の変化を確りと学んでいき、世界の変化と独創性を融和させていくことで、自己の啓発と創造力の向上を図っていくこと。
美の意味に、その内容や本質等について、深思すること。
形式の美は環境に因り、内容の美は私徳に拠るという観念を以て、博学篤志になるように努め励むこと。
感性を以て意志を強め高めていき、強固で高度な意志を以て、自身の理知と環境の変化を為している自然の摂理を窮めていくこと。
言語を、その記号(形式)や意味(解釈)だけではなく、その含蓄(指している存在の内容)についても、深く学び知っていくこと。
徳行を積み重ねては、沈思黙考を以て猛省や改進を行っていき、無私・無名・無位の重要性と善さを体得していくこと。
「自力本願」という自己中心の観念と同時に、「我は世界の一物・一事・一時に過ぎない」という達観を成し遂げること。
整理整頓や清掃に、衛生管理を通じて、心身の健康並びに精神の美化を実現していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「環境」

紹介文献

ビジネスモデル2.0図鑑 | 近藤 哲朗 |本 | 通販 | Amazon
100のすごい仕組みが見るだけでわかる!世界最先端スタートアップから大企業まで、完全網羅した決定版。自分でビジネスモデルが作れる「ツールキット」付き!
ソーシャル・キャピタルからみた人間関係—社会関係資本の光と影 (生存科学叢書) | 稲葉陽二 |本 | 通販 | Amazon
 本書のテーマは社会関係資本の光と影、つまり二面性であった。 社会関係資本の重要な構成要素であるネットワークには、二面性があり、同じネットワークが光を発するときもあるが、影を形成することもある。光と影の切り替えは、社会関係資本の残りの二つの要素、規範と信頼が影響している。両者は長期的には教育により形成され、格差によって歪められる。コロナ禍で行動変容が求められるが、規範と信頼があればより容易に達成されるが、そうならないのは政治家が信頼と規範を壊しているからだ。  
 本書のテーマ、社会関係資本の二面性の理解が、「生きづらさ」の軽減に役立つという視点は、本書の共著者の体験に基づいている。われわれはさまざまな社会関係資本の中に身をおいている。社会関係資本は常に光と影の両面があり、なかなか自分の思い通りにいかない。しかし、だからといってそれを全部個人で背負い込むことは本来おかしい。なぜなら、責任のかなりの部分は、社会の理不尽、現場の理不尽に起因することは、社会関係資本を分析してみれば明らかだ。
 「生きづらさ」が社会の理不尽と現場の理不尽によるのはコロナ禍で一層明らかになっており、われわれはその理不尽を取り除くように制度を変えなければならない。本書では紙幅の関係で、詳述していないが、具体的には高等教育の無料化を含むユニヴァーサルエジュケーションと格差是正のための所得再分配策を提唱している。
幸福論 (岩波文庫) | アラン, Alain, 幹夫, 神谷 |本 | 通販 | Amazon
ルーアンの新聞に「日曜語録」として連載されたのを皮切りに,総計5000に上るアランのプロポ(哲学断章).「哲学を文学に,文学を哲学に」変えようとするこの独特の文章は,「フランス散文の傑作」と評価されている.幸福に関する93のプロポを収めた本書は,日本でも早くから親しまれてきたもの.折にふれゆっくりと味わいたい.
マルクス・アウレリウス「自省録」 (講談社学術文庫) | アウレリウス,M., 鈴木 照雄 |本 | 通販 | Amazon
二世紀後半ローマ皇帝となったマルクス・アウレリウスはまたストア派の哲学者でもあった。万有は神的理性に統率されるという合理的存在論に与する精神構造を持つ一方で、文章全体に漂う硬質の無常観はどこから来るのか。自身の心に向かって思念し、心内の軋み・分裂・矛盾をごまかすことなく真摯に生きた哲人皇帝の魂の声。碩学による待望の新訳。
9. 環境
環境

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想④ 様々なアプローチ

ニュース記事

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想』「様々なアプローチ」(p.6)

哲学的な解説

(中略)言葉の意味は日常茶飯事の個人的行為から社会的行為に至るすべての場面に即して自己の心性を練り磨くことで、知識の獲得(中略)
哲学事典』「事上磨錬」(p.580)
(中略)自己/他者関係の議論は,心の哲学と社会科学の共通の基礎理論を提供するとともに,異文化の他者との不断の接触を不可避とする現代社会のアクチュアルな実践的課題と直結している.
岩波 哲学・思想事典』「自己/他者」(p.621)

自主管理個人主義による哲学的な学習

出来ることを知ったら、小さいことから、直ちに行動へと移すことで、行動力を身に着けていくこと。
物事の中心を見出して、そこに自身が立つか、もしくは、そこを理解かつ働き掛けるかに努め励むこと。
社会の問題点を見出したならば、自分自身の問題点を洗い出して、己自身が変化するように働き掛けること。
全く違う新しい様々な情報や知識を、興味津々に学び知っていけるよう、知る訓練・習慣・努力とその喜楽を身に着けていくこと。
「思う」や「考える」という内界の事象に対して、『思う』や『考える』という学習活動を行うこと。
相異性・相違性という自明の理を学び知ることを以て、心の成長と進歩に繋げていけるよう、獲得した様々な知識の連係を成していくこと。
周囲の変化を観察並びに観察し続けること。
「心を広くする」即ち「存在の有様に対する真摯な認識」を以て、学び活かす力を付けていき、創造力を高めていくこと。
「違う」のは「変化」があるからであり、「変化」があるが故に「異なる」という摂理を学び悟ること。
その実体は知らないのにも拘わらず、その存在を知っている存在である「心」を学び知っていくこと。
「人が環境を形成する」という形式的な観点だけではなく、「環境が人を形成する」という内容を洞察する観点をも持つこと。
言葉の意味を、思考や理論だけではなく、経験や実践をも以て体得していくこと。
他者や社会から被った苦痛や損失に暴力等を確りと学んで、道義や義理を修めていき、他者や社会に喜楽や利益に利徳を齎して仁愛や慈愛を成していくこと。
不断の奮励努力を以て、自我の破壊(征己克己)と自我の確立(自尊自愛)を成していくこと。
博学博識を以て、主観を客観化させ続けていくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「環境」

紹介文献

都市計画学: 変化に対応するプランニング | 中島 直人, 村山 顕人, 髙見 淳史, 樋野 公宏, 寺田 徹, 廣井 悠, 瀬田 史彦 |本 | 通販 | Amazon
 高度成長期に築かれた制度と技術を理解・継承しつつ、人口減少・少子高齢化時代の都市づくりに必要な考え方と手法を再構築した、次世代都市計画教科書。
 土地利用・施設配置、都市交通、住環境、都市デザイン、都市緑地、防災、広域計画とオーソドックスな構成に、計画策定技法(市民参加)、職能論、ブックガイドが加わった
社会科学の哲学入門 | 吉田 敬 |本 | 通販 | Amazon
 社会科学はいかなる「科学」か? 科学哲学の観点からその営みの根本へとガイドする。哲学と社会科学を学ぶ全ての人のための入門書。
 社会現象をどう捉える? 社会科学は普遍的といえるか? 研究者の価値観をどう取り除く? 社会科学は自然科学に還元されるのか? 社会科学の哲学とは、こうした社会科学に関する様々な問題を哲学的に問う科学哲学の一分野である。

 6つの問いを出発点に、基本用語と対立軸を丁寧に解説する、初学者のための待望のガイドブック。
新釈漢文大系〈13〉伝習録 | 近藤 康信 |本 | 通販 | Amazon
陽明学の入門書『伝習録』は、王陽明の語録の全部と、弟子及び時人に答えた書簡の選録であって、陽明学の本質を知る基本書である。
9. 環境
環境

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想③ デジタル田園都市国家構想の取組イメージ (デジタルからのアプローチ)

ニュース記事

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想』「デジタル田園都市国家構想の取組イメージ (デジタルからのアプローチ)」(p.5)

哲学的な解説

(中略)社会秩序とは,社会の成員がしたがわなければならぬ諸規則,あるいは各成員がその諸規則に服している安定した状態のことをいう。
(中略)道徳の秩序とは,とくに自然の秩序と区別された場合,規範法則の総体をいう。
哲学事典』「秩序」(p.927)
(中略)「人間の知と力とは同じ1つのものである」
(中略)「成果が真理の保証人であるような知識」
(中略)「人間は自然の奉仕者であり解釈者である」
(中略)「現在われわれは臆見においては自然を支配しているつもりになっているが,実際の必要に際しては自然の奴隷である。」
岩波 哲学・思想事典』「「知は力なり」」(p.1068)

自主管理個人主義による哲学的な学習

余力や暇があれば、自ら手足と頭を使う家事を絶やさないように努め励んでいき、なおかつ、楽しむこと。
「在る」ということによって存在する必要性を見抜いていくことで、自己判断と新規の可能性や選択肢等を得ること。
知識を以て意識を欲求から解放し、なおかつ、意識が欲求を制御するようにしていくこと。
「奉仕精神」即ち「礼譲の精神」と、「解釈」即ち「思弁と経験並びに分析と実践のある意識」を以て、慎ましくかつ勇ましく学び生きていくこと。
演繹法と帰納法を兼ね揃えて、存在の多様性とその連関性を認識していくこと。
「『知っている』という状態」(意識)を知っては、「知る方法」(認知と思考回路)を知って、「『知った』という経験」(記憶)を知ることで、人為と自然を密接にすること。
黙想や瞑想等、精神を自然に還す時間や、自然観察や散歩等、身体を自然に還す時間をも設けること。
創造活動を行う者もまた、自然の操作による操り人形の動きのようなものであることを学び悟って、創造活動するに当たって、自然を学び知っていくこと。
現実で存在し得ない理想と、その理想が意識の中で存在し得るという不思議さを再認識すること。
言語や概念に、社会活動や機械等で、「自然」と言う存在を忘却しないように、常に注意すること。
変化を学び知るために、次の三つのことを学び知ること。
①二元の相対に因って世界は常に変化しており、周期が存在していること。
②決して具現化や有形化されない存在が存在しているおり、これが不動にして変化を為していること。
③具現化や有形化された存在は、全て一時的なものに過ぎず、そして多様な性質の複雑な具現化された形態であること。
言葉を慎むと同時に、言葉の意味を体得しては、多様化や深化を図って、言葉に含蓄があるように努め励むこと。
沈思黙考を以て、心の修養と徳の修錬を図って、敏速を以て、決行と沈勇を積み重ねていくこと。
自分を見詰め直すために、まずその必要性を設けては、次にその成果を積み重ねて、そしてその失敗を省察し、そのために、目的の掲げること。
時間を管理するために、私情や私欲を制御し、そのために、感傷や浅知等を経てそれらを克服していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「環境」

紹介文献

創造する都市を探る (フィールド科学の入口) | 佐々木 雅幸, 赤坂 憲雄 |本 | 通販 | Amazon
政治や経済のフィールドに近く、人類学や社会学のフィールドワークほど理論化も洗練もされていない、都市の研究。7人の研究者が、実践を経て手探りでおこなってきた記録をまとめ、みずからの経験を「創造都市」というあたらしい概念のもとに語る。国内外のさまざまな都市における、観光、食文化、演劇などの題材をあつかう。
ノヴム・オルガヌム―新機関 (岩波文庫 青 617-2) | ベーコン, 桂 寿一 |本 | 通販 | Amazon
ベーコンがその大計画「諸学の大革新」の要の部分として大いに力を注いだ書.旧来のアリストテレス論理学関係の諸研究(オルガノン)を批判し,新しい論理学の方法を提唱して諸学問近代化への途を開いた.ノヴム・オルガヌムの名のゆえんである.論理学は本書により,近代社会の入口に立った人々の学問建設への力強い道具となった.
9. 環境
環境

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想② 実現に向けた取り組み

ニュース記事

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想』「実現に向けた取り組み」(p.3)
デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想』「実現に向けた取り組み」(p.4)

哲学的な解説

(中略)一つのプロジェクト達成行為のもつ現代的特徴の一つは,人間と機会とが,一つの操作上の機能を分担し,その協同作業が,目的達成に向かって働く,(中略)そうしたプロジェクトに参与するシステムのなかに人間がある機能を果たすためには,人間の神経生理学的能力,適性,運動,処理能力,疲労度などの徹底的な追究が必要であり,その追究を通じて,系を最も有効に目的達成へ導くことが求められた。
哲学事典』「人間・機械系」(p.1068)
(中略)被害者の憤慨とそれに対する観察者の共感のうちに正義の基礎を認め,正義の法ないし規則を自覚的に遵守する根拠を共感の原理により基礎づけることによって,市民社会を構成する個人のモラルを確立しようと(中略)
岩波 哲学・思想事典』「『道徳感情論』」(p.1165)

自主管理個人主義による哲学的な学習

積極的に学び知ることで、「自ら取っては、自ら得て、自ら錬る。」ということを実際に経験すること。
内観を通じて、内観の創造的かつ調和的な調整を行っていくことで、主体性を強め高めていくこと。
何かに働き掛ける際に、何かが自分自身に働き掛けているのかを学び知ることで、自律を実現していくこと。
自分自身を学び知っていくために、失敗や挫折に過失等を積み重ねていき、勇ましく省みて直していくこと。
考え知ることを以て、自分自身を学び知っていき、その自分自身を構成して来た/している様々な物質や事象をも学び知ること。
即時の実用性や実利実益への執着から脱して、存在の性質や有様等についてから学び知っていくこと。
積み重ねた知識を振り返り、そして、どれだけ実践や応用に、発展や深化させることが出来たのかを把握すること。
物に依存したり、物に使役されたりしないよう、不断の自省や自制を行って、物を利用したり、物を創造したりしていくこと。
物事の相互作用の有様を忘却しないよう、集団や組織に社会の中での観察と、孤独とその内界での洞察を両立させていくこと。
知識の知識を得るために、「利用」(外界での活動)と「観察」(内界での活動)を両立させていき、やがて、この二つが併合した「理解」を成し遂げていくこと。
物質の性質と事象の動因を究明していくこと。
発言や行動の直接的な要因が感情にならないようにして、直接的な要因が意志になるようにしていくこと。
歴史の数多くの大惨事や大災害を確りと学び覚えて、現実と現在で起き続けている数多くの大惨事や大災害について苦悩しては、その解決や改善のために学び問うこと。
自分自身の中で、生命力の根源や原動力になっているのかを、常に問い続けていくこと。
自然の法則・国家の文化・社会の秩序等の有様とその不道徳や非倫理に矛盾だらけの合理性に対する認識を深め高め続けていくことで、自身を律すること。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「環境」

紹介文献

集まる場所が必要だ――孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学 | エリック・クリネンバーグ, 藤原朝子 |本 | 通販 | Amazon
道徳感情論 (講談社学術文庫) | アダム・スミス, 高 哲男 |本 | 通販 | Amazon
 調和ある社会構成の根幹に、個人の自己愛・自己利益の追求に加えて、「共感」を据えた。そして社会では、適合的な行為が是認され、非適合的な行為が否認されることにより、規則が誕生する。人間が社会的に是認された行為規範を遵守する努力によって、徳のある社会が実現するのだ。最高の啓蒙思想家が、生涯をかけて著した不朽の社会論は今なお光を放つ。  
 道徳の原動力について論じる場合、考察されるべき問題は二つある。第一に、徳はどこに存在するのか? すなわち、優れていて、賞賛に値する特徴となる、気分の調子や行為の傾向とは、いったいどのようなものか? そして第二に、それが何であろうと、このような特徴が我々に推奨されるのは、心のなかにあるどのような能力や機能によってであるか? 言い換えるなら、心が、ある傾向の行為を他のものよりも好み、一方を正しいと呼び、他方を間違いと呼ぶことになってしまうのはどうしてであり、またどのような手段によるのか?
9. 環境
環境

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想① デジタル田園都市国家構想の目指すべきもの

ニュース記事

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想』「デジタル田園都市国家構想の目指すべきもの」(p.2)

哲学的な解説

社会一般の幸福。個人の幸福にたいする概念で,個人の権利,自由を制限する原理としてつかわれる。すなわち立憲主義の初期資本主義興隆時代においては各人の自由な私益追求が同時に社会一般の幸福のためにもなると信じられたが,やがてこのような自由競争が社会的強者と弱者の差をいよいよ増大することがわかり,そこで社会的弱者を保護するため強者の権利,特に所有権行使の自由を制限する原理としてつかわれるのがこれである。日本国憲法もこれを個人権尊重の限界と規定しているが,しかし、この公共の福祉はかつて警察国家において社会的強者が社会的弱者の個人権を制限したばあいにもその合理化の名としたことがあり,いわば両刃の剣ともいうべきものとして,その乱用がおそれられている。
哲学事典』「公共の福祉」(p.464)
(中略)政府や政党,利権集団,マス・メディア等による意見操作の圧力が加えられる〈操作的〉公共性,大衆的同意・忠誠の調達の領域といった否定的な記述が支配的になっていくなかで,ハーバーマスの前記の著作は,公共性の構造・機能の史的研究,また行政・経済のシステムから相対的に自律した市民の社会(Zivilgesellschaft)の新しい理解と公共性の理念を結びつける政治・社会理論の展開を促した。
岩波 哲学・思想事典』「公共性」(p.487)

自主管理個人主義による哲学的な学習

自由を保障する強制の存在を再認識するために、自他の利害損得と、社会の多様性を学び知ること。
公共心を以て、「自分は社会の一員である」という自覚を持つと同時に、自己愛を以て、「社会の一因となる自分」という自信を持つこと。
社会生活の中で、一員として、積極的に様々なことを学び続け、一因として、能動的に挑戦し続けること。
社会保障に依拠しつつも、決して依存することなく、自力を高め続けること。
生存本能を理性で鍛錬していくことで、社会的弱者でいる時、精神的・心理的な不屈さを学び得、社会的強者でいる時、倫理的・哲学的な謙虚さを学び得ること。
自由の重責や危険性と、強制の存在意義や重要性等をも、自ら確りと能く学び知ること。
まず心を修養し、次に体を鍛錬し、また財を貯蓄し、さらに学を蓄積し、そして時機を得ること。
個人と社会の長所と短所を比較しつつ、その同調から退廃的な安定を、その対立から創造的な破壊を、その協和から進歩的な創造を、それぞれ見出していくこと。
物事の連鎖とその影響を、常々、深い洞察力と共に顧み続けること。
疑問を懐いては、疑念をも懐いて、疑心を以て追究していくこと。
自分の観念や価値観を多様化・広範化・深化等させていくことで、環境の実態を創造的に見出していくこと。
抽象的な多義語の意味を、思弁と経験を以て会得していくことで、意欲の深化並びに意志の強化を図っていくこと。
相手の立場を確りと理解できるよう、自分の短所や欠点・弱点、挫折や失敗・過失等を、常日頃から学習意欲を以て思い出していくこと。
生きることの難しさを再認識し続けることで、自分自身の弱さと同時に、新たな可能性や選択肢等を再認識し続けること。
社会の分断ぶりを反面教師として、自分自身の知識と現実の一致を図っていくことで、自己責任と自己判断を上手に実践していくこと。
自主管理個人主義(3つの能力/12の能力要素)と「環境」

紹介文献

新訳 明日の田園都市 | エベネザー・ハワード, 山形 浩生 |本 | 通販 | Amazon
 近代都市計画の祖、ハワードによる住民の立場から考えられた初の都市計画論。不朽の名著、新訳版刊行。  
 ハワードの考えていた田園都市というは、名前や、その後のレッチワースをはじめとするニュータウン群から想像されるような牧歌的な郊外住宅地ではない。  
 そもそも本書の大半が都市の物理形態よりは、社会システムや事業収益計算に費やされていることは、改めて指摘しておこう。でもそのわずかなフィジカルプランの部分ですら、ハワードがここで思い描いているのは、むしろ最新のテクノロジーを取り入れた超ハイテク都市だ。
公共哲学とはなんだろう [増補版]: 民主主義と市場の新しい見方 | 隆夫, 桂木 |本 | 通販 | Amazon
 見知らぬ他者との協力と信頼によって築かれる秩序はいかにして可能か。民主主義だけでなく市場もまた、それを実現する重要な社会制度であり、特定価値の実現でなく多様な価値のバランスの追求こそが公共哲学の任務とみる、民主主義と市場が支える自由社会をですます調で語る入門書。増補版では2005年以降の社会の変化を織り込む。  
 公共性の危機に直面してあらためて「あるべき民主主義と市場」を問う。いかにして他者と協力し信頼しあう秩序を築くか。モラルサイエンスの一貫した視点で、公共哲学を切り拓くひとつの試み。
公共性の構造転換☆〔第2版〕☆ | ユルゲン ハーバーマス, Habermas,Jurgen, 貞雄, 細谷, 正行, 山田 |本 | 通販 | Amazon
 市民的公共性の自由主義的モデルの成立と社会福祉国家におけるその変貌をカント、ヘーゲル、マルクスにおける公共性論を援用しながら論じる。第2版には批判への応答を含む。いまや古典的な名著。  
〈市民公共性〉というカテゴリー概念をめぐり、人文社会科学の様々な領域を横断し、今日の社会思想シーンに劇的な衝撃を与えたハーバーマスの代表的著作。原書新版への序文をあらたに訳出・増補して復刊。